フータ、早くしてくれ……
『あつまれ どうぶつの森』には、じつに魅力的なNPC(ノンプレイヤーキャラ。コンピューターが操作するキャラのことね)がたくさん登場する。
……って、いま思ったけど『あつ森』に出てくるのって、店の店員も島の住民も、行商やら調査やらでフラッとやってくるどうぶつたちも……すべてNPCじゃんな^^; それを強調する意味、ほぼゼロ!!w
まあそれはいいや(だったら書くなよ)。
そんな、多くのステキな仲間たちの中にあって、俺がもっとも好きなのは……『どうぶつの森』シリーズを遊んできた人にはおなじみ、博物館館長の“フータ”である!
フータは、見た目的にも名前的にも“フクロウそのもの”で(これでマンドリルとか言われても困る)、行動にもその特性が如実に表れている。たとえば、昼間にフータのもとを訪れると必ず居眠りをしていて、話し掛けると、
おろおろと昼寝しちまっていたことの言い訳を始める。夜のほうが元気な夜行性……ってところが、まさにフクロウだw
ところが、動物食で、小さな生き物だったらなんでもかんでも食べるイメージが大きいフクロウなのに、フータに関しては、
虫を見せると例外なくブルブルと震えて、
「な、なんてモノを持ってきてくれたんですかアナタは……」
って感じの非難がましい態度を取られる。せっかく持ってきてやったのに!!w
でも、ふと気になってフクロウの食性を調べてみたところ、意外な事実を発見!
彼らはおもに、野ネズミやモグラ、小型の鳥やカエルなどをエサにしているらしく、その割合は動物で8割以上にも達し、なんと昆虫は2割に満たない……という調査結果があるんだって。
「え!? でも見るからに、バッタやトンボなどをとっ捕まえてパリパリモニュモニュと食べているイメージなんだけど!!?」
と俺も思ったが、たまにカブトムシやセミを食べることはあっても、割合的にはそんなに高くないんだと。ということはフータの反応にある↓コレは、
フクロウの生態的に正しかったってことか!!!w
『どうぶつの森』を遊び始めて、約20年。いまになって腑に落ちたのでしたw
押すなよ押すなよ!
さて、そんなフータは最初、小さなテント生活を余儀なくされている。『あつ森』の世界観は“無人島に移住してきてイチから生活を始める”ということなので、フータの博物館もそれに倣っているというわけだな。
でも、ゲームを進めているとじきに、フータにつぎのような提案をされるはずだ。
新規に捕まえた虫や魚を15種類、フータに渡すことで、立派な博物館が建つってわけか!! 博物館が完成すると、いままで収めた生き物や化石が美しく展示された状態で見ることができるようになるので、何を置いても先に、フータのお願いを聞いてしまうのが大吉と思われる!!
そこで……大急ぎでやりましたとも!! 昆虫採集と漁業を!!w
フータが「虫はちょっと……」と言っているのは、ダチョウ倶楽部の、
「押すなよ!! 絶対に押すなよ!!!」
と同じだと判断し、虫を多めに^^ その結果、
ついに、博物館の建築許可が下りたのでした!!
青空水族館もいいもので
ところが。
博物館が完成するまで、丸1日はフータの業務は停止……。博物館の予定地も、
こんな感じで、建設作業中となってしまう。そう、つまりいくら新規の虫や魚を捕まえても、2日後にならないとフータに引き取ってもらえないということだ!!
これが……どんな現象を引き起こすのか?
……↓これである。
私設!! 青空水族館、爆誕!!!www
フータがおらず、手持ちもいっぱいになっちまうので、仕方なく家のそばに虫や魚をズラリと展示……w 無料開放の即席水族館の完成じゃああああ!!!w
……フータ、早く戻ってきて、こいつら引き取って!!!ww
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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