第72回
ひっさびさに来たアップデート内容チェック!!
イカ道場師範のSIGUMAだ!
年が明けて2020年を迎え、学校や仕事が始まる時期だが、今年も全力でスプラトゥーンを楽しむための情報を伝えていくぞ!
今回は1月6日に久々に行われたアップデートの内容についてチェックしていこう。ブキバランス調整が主な内容となっているが、大きく修正の入ったブキもある。自分のブキがどのように変わったかも併せて確認してみてほしい。
スプラシューター&ノヴァブラスターが強くなった!
まずは王道ブキであるスプラシューターへの調整をチェックしよう!
今回のアップデートでは「インク消費量が8%軽減」されるという上方調整が入り、これは無印スプラシューターだけでなく、コラボ、ベッチュー、ヒーローシューター、オクタシューターと全てのシリーズに適用されている。
前線で激しく動き回りながらメインやサブを使用するブキであるため、インク消費量が軽減されることによりインク管理が行いやすくなった。前線での力を発揮しやすくなるだろう。
さらにスプラシューターコラボとオクラシューターコラボ限定ではあるが、スペシャル必要量が減少したことも使用者には嬉しい調整だ。ジェットパックを使用するためには210Pが必要であったが、200Pに変更され、よりジェットパックを発動しやすくなった。
今回の調整によってナワバリ、ガチマ、スプラトゥーン甲子園とルールに限らず、スプラシューターの使用率は確実に上がると思われ、王道ブキ復権となるか注目したい。
もう一つの注目ブキはノヴァブラスターだ!
短射程のブラスターであるノヴァブラスターにも今回のアップデートで調整が行われ、「弾を発射後の硬直時間の若干の短縮」と「インク消費量の約17%軽減」という2つの大きな上方調整を受けている。これまでブラスター系ブキの中では目立つことの少なかったノヴァブラスターが、今回の調整を受けてどのように変わるか注目していきたいところだ。
スプラトゥーン1でノヴァブラスターをメインで使っていたプレイヤーもこの機会に再度使ってみてはどうだろうか!
L3リールガンに大きな下方調整!
今回のアップデートで最も大きな注目点と言えるのはL3リールガンへの調整だろう。
スプラトゥーン甲子園の使用率が見ても分かる通り、L3リールガンは特にナワバリバトルにおいて塗り力、戦闘力の総合値が非常に高い次元でミックスされたブキとなっており、多くのプレイヤーが使用していたブキだ。(かくいう私自身もスプラトゥーン甲子園出場の際は、それまであまり使ったことのなかったL3リールガンをイチから練習したほどだ)
今回L3リールガンに行われた調整は以下の3点だ。
1.インクの消費量が約15%増加。
2.「メイン性能アップ」のギアパワーの効果を小さくなった。
3.スペシャル必要量が20アップ(180→200)
インク消費量15%増加は数字でみるとかなり大きな数値だが、L3リールガンにインク効率が元々非常に高いためメインウェポンのみを使っている場合は特に大きく気になることはない。ただし、サブウェポンを絡めると明らかにインク消費量の増加が枷になることがある。インク管理に注意が必要となるだろう。
次に「メイン性能アップ」ギアパワーの調整について見てみよう。
L3リールガンのストロングポイントとして「メイン性能アップ」ギアを装備することで攻撃力を上げ、疑似3確にできるというところが挙げられる。L3リールガンは元々ワントリガーで3発のタマを素早く発射するブキである。攻撃力を上げることで1トリガーで相手を一瞬で倒せるというところが非常に強力なのだ。
従来はこの疑似3確にするために「メイン性能アップ」を1.8個(メインギア1つで1.0 サブギア1つで0.3と換算、)以上装備すれば実現可能であったが、調整後は2.4個以上の装備が必要となった。
スプラトゥーン甲子園ではメインギアのみで装備となるため、「メイン性能アップ」を2つつけることがトレンドとなっていた。しかし、これからは全てのギアを「メイン性能アップ」にしないと疑似3確を実現できなくなったのは大きな変更と言えるだろう。
さらにスペシャル必要量についても無印、Dともに20のアップが行われたため、スペシャルウェポンの回転率は落ちることになる。元々塗り性能が非常に高いブキであるため、印象としては回転率が多少抑えられるといった感じになるだろう。
以上の3点を見ると非常に大きな下方調整が入ったように見える。しかし、実際にバトルで使用してみた感覚としては、まだまだ実践で使えるなという感じだった。
スプラトゥーン甲子園に向けてL3リールガンを練習していたプレイヤーは今回の調整内容でしょんぼりしている方もいると思うが、まだまだ強いブキであるのは間違いないため、是非そのまま練習を続けて甲子園を目指してほしい!
スーパーチャクチで上方向へのダメージ!?
今回のアップデートでもう1点大きな注目点は「スーパーチャクチ」の強化だ!
過去のアップデートでも数回に渡って上方調整が行われてきたスーパーチャクチだが、依然として上級者相手に使用すると空中で倒される確率が高く、他のスペシャルウェポンと比べると使用が難しいスペシャルウェポンであった。
そんなスーパーチャクチに今回のアップデートでは「ダメージ方向を上空方向に伸ばす」という変化が加えられた。
従来はスーパーチャクチの爆発を起こした地点から同じ高さか低い位置にいる相手にしかダメージが入らなかったが、「上方向にいる相手も倒すことができるようになった」ということだ。試しに海女美術大学にて検証を行ったところ、中央のタワー上にいる相手にもダメージが入ることが確認された!
また相手イカスフィアへのダメージ量も上方修正が入っており、過去のアップデートで追加されたバブルランチャーを消すことのできる特性など対スペシャル用の技としてもかなり有効なスペシャルウェポンとなってきている。これを気にスーパーチャクチを持ったブキを使用してみてはイカがだろうか?
その他の調整について
その他に14式竹筒銃シリーズにも「メイン性能アップ」ギアの効果調整が行われており、疑似2確にするためのギア数が増加している。(4.1個分→4.4個分)
また14式竹筒銃・甲についてはスペシャル必要量も20増加しているため、スプラトゥーン甲子園のムツゴ楼においての14式竹筒銃・甲の使用率への影響も考えられるだろう。
他にも細かい修正の入ったブキもあるが、詳しい調整内容については公式ツイッターから内容を確認して欲しい。
まとめ
久しぶりに行われた今回のアップデート内容は数としては多くはなかったが非常にピンポイントに良い調整が行われスプラトゥーン2がより完成に近づいたという印象を受けている。
次回のアップデートは4月末に予定されているということなので、2020年も全力でスプラトゥーン2を一緒に楽しんでいこう!!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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