【フォートナイト】「Green Leavesの本気で楽しまないと!」第1回 bykn選手にインタビュー〈前編〉!!

「Green Leavesの本気で楽しまないと!」 第1回

スクアッドモードでのアジア1位、ソロモードでのアジア2位、ワールドカップの実況解説など、フォートナイトにおいて幅広く活躍しているプロゲーミングチーム「Green Leaves」がコロコロオンラインに登場!
 
新加入メンバーにより更なる飛躍が期待される「Green Leaves」が、注目のメンバーインタビューや、攻略情報などをお届け!
第1回は先日行われたスクアッドモードでアジア1位を飾り、Green Leaves フォートナイト部門を代表する大黒柱でもあるbykn選手のインタビュー記事となります


——本日はインタビュー、宜しくお願いします。
 
bykn:宜しくお願いします。
 

 
——早速ではありますが、自己紹介をお願いできますか?
 
bykn:プロゲーミングチームGreen Leavesのフォートナイト部門に所属しているbyknと申します。フォートナイトの初期のころからプレイしていて、プロゲーマーとしては2年以上活動しています。
 
——2年というのはフォートナイトプレイヤーとしてはかなり長い経歴だと思いますが、フォートナイトをやるまではどのようなことをしていましたか?
 
bykn:フォートナイトの前はFPSを中心にプレイしていました。それよりも前は無料オンラインFPSを一通りやっていました。Alliance of Valiant Arms(AVA)、サドンアタック(SA)、スペシャルフォース2(SF2)などですね。
 
フォートナイトをプレイする直前まではオーバーウォッチ(OW)がメインでした。OWの方では大会などにも積極的に出て、あるていどの実績も残すことができました。
 
——FPSをかなり熱心にプレイしているように見受けられますが、bykn選手がPCゲームを始めたのは何歳ごろですか?
 
bykn:10歳くらいですね。PCのMMORPGから始めて、そこからいつの間にかFPSにたどり着いていました。
 
——10歳はかなり若いですね! その年代からPCゲームをプレイしていたのは珍しいことだったと思うのですが、何か理由やキッカケなどはあったのでしょうか。
 
bykn:そうですね……改めて考えてみると、いくつか理由があるかなと思います。
まず自分の父親がPCを自作したり、車を自前でメンテナンスしてから車検に出したりなど、自分自身で機械を弄るのが趣味の人だったんです。だから自宅にゲームが出来るようなPCが置いてあったというのは大きな要因だったと思います。
 
あと、当時の家庭用ゲームはオンライン対戦じゃなくて、ローカル対戦しかありませんでした。例えば『ポケモン』とかがそれに該当するんですけど、当時の『ポケモン』は友達と一緒にプレイするだけでも意外と色々なことを準備する必要がありました。対戦するための通信ケーブルを準備して、充電が切れないようにしっかりと充電をしておき、待ち合わせ時間を取り決めて、それぞれの自宅や公園で待ち合わせして、そうやってようやく対戦が出来ました。互いの予定が合わなければ、自宅でゲームをプレイして、学校でその話題を共有するしかありませんでした。
 
しかしPCゲームだったらPCの電源ボタンを押すだけで、対戦の準備はほとんど完了したのも同然です。しかも自作PCが父親の趣味の一環だったので「ゲームボーイのカセットを買うくらいなら無料で出来るPCゲームでいいじゃん」って考えるようになったんですよね。
あと当時ってPCのゲームが結構綺麗で、しかもPCの画面って凄く大きかったので、そういった部分も大きかったです。
 
他に意外と重要だったのは「テレビを使わない」という点だったかもしれません。例えば家庭用ゲームってテレビを占有しなければならないじゃないですか。でもPCにはそれがありません。PCでテレビ番組を見るようなことは無かったので、そうなると父親の用事さえなければプレイできるPCゲームの方が自由でした。
 

 
——最初のうちはMMOでしたが、次第にFPSなどのシューティングゲームの世界に傾倒していくことになったようですが、どうしてMMOではなくFPSをプレイするようになったのでしょうか。
 
bykn:中学校3年生くらいからFPSをプレイするようになったのですが、その要因については明確に二つあります。
 
一つは僕自身がかなりの負けず嫌いなので、基本的な主軸を「相手との競争で勝つ」という部分に置いているFPSのゲームデザインが性に合っていました。MMOにも対人戦はあれども、まずはレベル上げが必要になります。そのレベル上げは、技術的なレベル上げではなく、ゲーム内の数値的な意味におけるレベル上げである場合がほとんどでした。それがFPSには無く、レベル上げという段階を踏まずに純粋なテクニックやセンスで勝負するという部分が僕に合っていました。
 

 
bykn:それと二つ目の要素として、僕は基本的にソロプレイが好きなんです。FPSって基本的に一対一で敵を倒すことを繰り返しますよね。でもMMOって一対一が基本のゲームデザインではないですし、フルに楽しむならクランとかに入るのがスタンダードじゃないですか。そういう面白さを味わうためのハードルがFPSの方が低くて、MMOよりも早く『面白い瞬間』に出会えたのかなと思います。
 
あとMMOは課金アイテムに勝てないっていうことが凄く多くて、そういうのが好きじゃなかったんです。FPSやTPSなどの対戦ゲームだとそういう要素が少なかったのも要因の一つじゃないかと思っています。
 
——bykn選手はこの前の大会(スクアッド フライデーナイト)にてアジア一位でフィニッシュしたのが記憶に新しいですが、ここまでの道のりは決して短いものではなかったと思います。
 
bykn:アジア一位を飾れたのは素直に嬉しいです。ただこれまでの活動を振り返ってみれば、平たんな道のりではなかったですね。苦しい時期も相当ありました。
 

 
——bykn選手はかなり早い段階からフォートナイトにて活動してきましたが、当時を振り返ってみていかがでしょうか。
 
bykn:フォートナイトを始めた当初は、今までのFPSのキャリアがあったので、建築をそこまで突き詰めなくてもAIMだけでねじ伏せることが可能でした。小さなカスタム大会では大体1位を取れていましたし、それこそ連勝とかも出来ていました。最初の方に開かれていた公式大会とかも10位以内に入賞していましたので、良い実績をかなり作れた時期だったと思います。
 
しかしフォートナイトがリリースしてから1年くらい経過した頃になると、少しずつ周りのプレイヤーのレベルが上がりはじめました。すると今まで通用していた戦法が途端に通用しなくなったり、他の人の伸びしろが想像以上に大きかったりして、苦戦するようになってきましたね。大体この辺りから苦しい時期に突入するようになっていきます。


bykn選手が言う『苦しい時期』とはどのようなものだったのか。また、その時期をどのように乗り越えたのか。
今を楽しむ伸び盛りのプレイヤーにも、伸び悩みを感じるプレイヤーにも必見のインタビュー。後半もお楽しみに!!

bykn
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ライター:gappo3
プロゲーミングチーム「Green Leaves」に所属し、ライターを兼任。選手に寄り添うインタビューをモットーに、丁寧に選手の一面を描いていきます。
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