第68回
スプラトゥーン甲子園への道標 part10
ステージ攻略「アンチョビットゲームズ」
イカ道場師範のSIGUMAだ!
スプラトゥーン甲子園のステージ攻略も残すところ2つとなった。
今回紹介する7つ目のステージは「アンチョビットゲームズ」だ!
今回の甲子園ステージでは唯一、初代スプラトゥーンから遊べたこのステージの立ち回りや勝利のポイントを解説していこう!
アンチョビットゲームズは中央広場に設置されたエレベーターのような昇降するギミックが特徴的なステージだ。
ギミック上にはプロペラが設置されており、このプロペラに向かってインクを当てることで台が上昇し、相手陣地側へ攻め込むことなど移動ルートが変化する仕組みになっている。
また、自陣のスペースが中央部と同等の広さを持っているため、自陣塗りのタイミングや相手陣の荒らしも重要になっている点にも注目しながら各ポイントをチェックしていこう。
■アンチョビットゲームズの重要ポイント
ポイント1:中央広場
アンチョビットゲームズの中央広場は両陣営スペースから1段下がった窪地のような場所になっており、面積自体はそれほど広くない。
しかし、バトルの主導権を握るためには必ず抑えたいポイントだ。比較的安全な高台から中央部を見下ろすことが可能となっており、長射程ブキの射線が非常に通りやすくなっている。
そのため中央部に降りる際は、相手側高台にいるチャージャーなどの位置には常に気を配りながら、リフトや中央のブロックなどの遮蔽物をうまく使うようにしよう。
中央のブロックよりも前に出れるようになれば、ボムで相手高台に牽制したり左奥の柱や右リフトから相手陣内に攻撃を仕掛けることも可能だ。一気に試合のペースを握ることが可能となるので、味方と連携して中央広場を押し込んでいこう。
ポイント2:右リフト
アンチョビットゲームズに2箇所あるリフトのうち、自陣側から見て右側に設置されたリフトだ。通常時はリフトが下がった状態で中央広場と繋がっているが、プロペラを撃ってリフトを上昇させるで相手陣内へのアクセスが可能となる。
アンチョビットゲームズには相手陣内への侵入ルートとして、この右リフトを上げた状態と左奥の柱上の2箇所しか存在しない。そのため、この右リフトを抑えることは非常に重要なポイントとなってくるぞ。
このリフトのプロペラ後ろあたりには高確率で相手の防衛プレイヤーがいるため、リフトに登る場合はボムなどを投げて牽制を行い、リフトの壁に張り付きながらクリアリングを行ってからリフト上を取るようにしよう。
リフト上を確保したら相手高台に対して攻撃を行ったり、隙きをついて相手陣内に入り込んだりして様々の戦術が可能となる。リフト上をキープしていれば、味方も同じ場所に来てくれるので連携してその後の攻撃方法を考えよう。
ポイント3:中央リフト
こちらは主に防衛面で重要なポイントとなる。この中央リフトを相手側に奪われてしまうと、比較的安全な味方側高台にも攻撃が及ぶだけでなく、自陣に相手が抜けてくるという可能性も考える必要が出てくる。常に相手が来ていないか確認しておくべき場所だ。
リフトを守る場合はリフト前方で防衛していると、相手高台からの長射程攻撃やリフトの壁を登ってきた相手の急襲を受ける可能性がある。プロペラの後ろあたりに位置取り、リフトを高い位置にキープして登ってくる相手にも対応できるようにしておくことがオススメだ。
ポイント4:自陣右下スペース(相手陣の場合は左上スペース)
相手が攻めてくる場所として中央リフトと同じく注意したいのが、1つの場所がこの右下スペースだ。ここには柱が立っており、この柱に登ってジャンプすることで相手陣地への侵入が可能となっている。
アンチョビットゲームズにおいて最も相手が侵入を試みてくる場所で、侵入を許すと高台にいる長射程ブキも接近されてやられやすい。また中央広場を介さずに相手側右ルートから右下スペースまで進むことが可能であるため、気づかないうちに柱から自陣に入られるというケースもある。
高台にいるプレイヤーはもちろん、中央広場で戦っているプレイヤーも右下スペースも常に気をつけておき、相手を発見したらすぐにカモンで味方に呼びかける癖を受けておこう。
逆に自分たちから見て左上スペースは相手陣側へ侵入できるルートであるため、中央広場を抑えたら積極的に左上スペースに侵入し、柱を塗って相手陣内へ攻撃を仕掛けていこう!
■アンチョビットゲームズの抑えと打開
【ニュートラル状態】
基本的な布陣としてチームに長射程ブキがいれば、自陣高台に長射程を置こう。中央広場全体を見ながら、他の武器は中央リフト上、中央広場などに分散して戦うという形なってくるだろう。
人数差がないうちは無理に前に出ようとせずに、中央にある小さなブロックをはさみながら中央リフトの上や右リフトを遮蔽物に使って味方と連携して戦おう。人数差が生まれたら一気に押し込み、中央広場を占拠してバトルの主導権を握ろう。
【抑え】
通常のステージで抑え状態に入った場合は、ステージ中央付近から相手の打開ルートを確認しながら、状況に応じて防衛していくという作戦が一般的だ。しかし、アンチョビットゲームズで抑えに入った場合は「前に出ながら抑える」という攻め抑えが有効なステージとなっている。
他ステージと同じように主導権を握ってから中央で相手の打開を待ち受けることもできる。しかし、相手チームは相手陣側の高台から中央に向けてブキやボムを使って、攻撃とスペシャル溜めが可能だ。中央広場で待っているだけではバトルのペースを握ったアドバンテージが少なくなってしまう。
中央広場を抑えると中央リフトや、左奥の柱から相手陣地側に侵入を狙うことが可能となるので、積極的に相手陣内に対してプレッシャーをかけていくことがオススメだ。
相手陣地側に入り込むと広いスロープから相手リスポーン下の広場まで比較的広いスペースで繋がっている。そのため、インクを残しながら相手陣内に進出していくことで、ピンチになったら退避したり潜伏もやすい地形となっている。
もちろん、無理やり単身で攻め込んでもやられてしまい、その後の数的不利からカウンターをもらってしまう可能性が高くなる。攻め抑えを狙う場合は、味方との連携も必要となってくる。最低でもツーマンセル(二人一組)で行動することを心がけよう。
また抑え時にもう1点やっておきたいのは相手陣地の荒らしだ。
中央右下の広場あたりから相手陣内へボムを使ってインクを残すことが可能となっている。
特に一番右側のスペース付近については、一度相手にインクを残されると再度塗り替えすのにかなり手間がかかる場所になっている。
バトル終了時に荒したインクが比較的残ることが多い。この数%のインクが勝利につながることもある。中央を抑えた場合はボムを持ったプレイヤーがしっかりとインクを残すことを狙っていこう。
【打開】
抑え時に説明したとおり、アンチョビットゲームズでは抑えているチームが前目に出てくることが多いステージだ。リスポーンから進んだ1段下まで相手が進出してくる可能性があるため、リスポーン直後から気を抜かずにクリアリングを行っていく必要がある。MAPや目視で相手のインクがどこまで来ているか確認して動いていこう。
自陣下の広場までは相手が来ていない場合でも、中央広場1段上の自陣スロープ付近までは相手が入ってきている可能性が高い。全員中央からまっすぐ行くのではなく、右側の動く床のルートからも進むなど、いくつかのルートに分けれて挟み込むように自陣高台を取り返していこう。
自陣高台をキープしても相手の第2陣が中央リフトや右下スペースから侵入を試みてくる可能性があるため、すぐに中央広場に降りるのではなく、まずは高台を維持しながら中央部の塗り替えしとスペシャル溜めを行いたい。
ある程度自陣への攻撃が収まりスペシャルが溜まりだしたら本格的な打開を行っていこう。
■まとめ
アンチョビットゲームズは他のステージと比べ、打開や抑えなどダイナミックに試合が展開しやすいステージだ。特に一度ペースを握られると一方的に相手に攻め込まれて苦しい時間帯が続くこともある。
しかし、焦らず手前の相手を確実に倒すことを意識して打開を狙っていこう。一度打開が決まれば一気に塗り面積を逆転できることも可能なステージであるため最後までネバーギブアップで戦おう!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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