第40回「フレイヤ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は、古参モンスターのフレイヤを大特集!
さて、今回はフレイヤである。
北欧神話に登場する、生と死、愛と戦い、そして豊穣を司る女神で、一説には数いる女神の中でも随一の美貌を誇ったとされている。あまりにも美しく、そしていろんな意味で奔放な性格をしていたため、多くの神々や巨人を骨抜きにしたとも伝えられる。実際(?)、パズドラで描かれるフレイヤの姿もじつに魅力的で(さすが安達さん)、俺は導入された当時から(木属性ということもあって)長く愛用しているのだ。そういう意味では、じつに思い入れが深いモンスターのひとつと言えるのである。
そんなフレイヤは、北欧神話の神々の中でも際立って“記号”が多い女神様だ。それらがいちいち厨二心を刺激してくれるので、フレイヤに魅せられているユーザーも大いに違いない。
たとえば、フレイヤのスキルにある“ブリージンガメン”とは、彼女が所持する黄金(または琥珀)の首飾りのこと。ドワーフの職人が作っているのを見てどうしても欲しくなり、その美貌でたぶらかせて手に入れた……との逸話がある。また、フレイヤが住む屋敷は“フォールクヴァング”と呼ばれ、広大な広間である“セスルームニル”において戦死者の選別を行っていたとされる。
そしてもうひとつ、忘れちゃならないのがフレイヤに付き従うたくさんの動物たちだ。下で紹介しているパズドラのイラストでも、フレイヤのまわりにたくさんの猫や鳥(タカだな)が描かれているが、これはフレイヤが2匹の猫が引くクルマを所有していること、またブタを聖獣とする“豊穣の女神”としての側面があるからだ。
ちなみに。
フレイヤのクルマを引く猫は↓この子だと言われる。
そうこれ、我が家のニャンコであるノルウェージャンフォレストキャットのるーさん。大きな体躯と力を有すること、そして北欧原産の猫種であることから「フレイヤの猫はノルウェージャンだ!」とされることが多いのだが……たぶん、後付けだろうと思われますw
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
パズドラ最新情報は「公式運営サイト」をチェック!!
https://pad.gungho.jp/member/
大塚角満のモンスター美術館 バックナンバー | |
©GungHo Online Entertainment,Inc. All Rights Reserved.