第66回
スプラトゥーン甲子園への道標 part8
ステージ攻略「ザトウマーケット」
イカ道場師範のSIGUMAだ!
今回も引き続きスプラトゥーン甲子園に使用されるステージの立ち回りポイントを紹介していこう。ステージは5つ目となる「ザトウマーケット」だ!
ザトウマーケットは縦に長い構造で比較的段差は少ない平面的なステージとなっている。
またステージ全体の塗り面積が甲子園で採用されている8ステージの中で最も小さい。ボムやナイスダマなどで塗れるパーセンテージが高いことも特徴だ。
まずは、ナワバリバトルで重要な鍵となる場所について確認していこう。
ザトウマーケットの重要ポイント
ポイント1:中央広場
ザトウマーケット中央にある広場で、バトルの主導権を争う上での主戦場となる場所だ。
真ん中に立方体のブロックが置かれており、このブロックや左右の小高台を挟んでの攻防戦となる。
中央ブロックや高台は全方向インクで塗ることができるため、ブロックの壁に潜伏しながら侵入してきた相手の背後から攻撃したり、ブロックの上から攻撃を仕掛けるなど相手の動きや心理を読んで戦う必要がある。
また、中央ブロック付近の相手のみに警戒していると、右奥の高台や中央奥のスローブにいる相手から攻撃を受ける可能性がある。無理に攻め込まずに、一旦壁際に潜伏して、周りの様子を確認してから戦うことを心がけたい。
そして、中央広場左のバルーンやスローブのあたりにも相手が潜伏していることもあるため、前に出る際もそちらにも牽制、クリアリングを行っていこう。
ポイント2:中央左山
中央広場の手前左側に設置された一段高くなったスペースで、中央広場のせめぎあいとなっている際に有効活用したい場所となる。この台に乗ることで中央広場だけでなく、左側の広場や中央奥のスロープまで視界を広げることができる。長射程を持ったブキが陣取ることで、広範囲にプレッシャーを与えることが可能となり、中央広場の攻防も有利に展開をすすめることが可能となる。
視界が開けている反面、相手からも台の上にいることが発見されやすいため、狙われやすいというリスクも併せ持っている。正面の壁や左通路側の壁から登ってきた相手に急襲されることもあるため、左山に陣取って戦う際は攻撃ばかりに気を取られず、周りの相手の動きに注意。攻撃を受けたらすぐに移動できるように気をつけておこう。
ポイント3:中央右山
こちらは逆に中央のせめぎ合いの際に相手プレイヤーが陣取っていることが多い場所だ。
相手チームの長射程ブキプレイヤーの姿が見えている事が多いため、距離を詰めて倒しに行きたくなる。しかし、別の相手を待ち伏せしている可能性もあるため、周りのクリアリングをしっかり行ってから台上に攻撃を仕掛けよう。
また台の上に登る壁はインクで塗ることが可能である。壁に潜伏しながら台上の様子を伺い、相手が台上で別方向を向いて攻撃を行い始めた瞬間を狙って攻撃するという戦法も有効なので狙っていってみよう。
ポイント4:左奥通路
左広場から左スロープを抜けると相手の左高台下に進出することができる。
この位置からは中央広場へ横から攻撃できるだけでなく、相手左高台へ射撃やジェットパックなどで直接攻撃を行ったり、相手陣地に対してボムやスプリンクラーで塗り跡を残すことも可能な位置となっている。
ローラーやバケットスロッシャーを送り込めると、相手の左高台から進出してくる相手に対して、段の下から不意打ち攻撃を行えるため、大きなプレッシャーをかける事が可能となる。試合を通じて積極的に抑えに行きたいポイントだ!
ポイント5:右側広場
相手が自軍側の右側スロープ(相手チームでのポイント4)を狙ってくる場合は必ずこの右側広場を経由してやってくる。自陣側のスロープから侵入を許すと、中央広場だけでなく中央スロープから自陣スペースへ抜けてやられてしまう可能性も考えられる。チームの誰かが見ておきたいポイントだ。
ザトウマーケットの抑えと打開
【ニュートラル状態】
中央広場を抑えるために、両チーム共に中央から広場へ向かう部隊と左右の通路などから迂回してくる部隊に分かれての争いとなる。どこかに部隊が偏りすぎると別方向から相手に回り込まれて挟まれてしまう可能性があるため、中央を意識しながらもチームメンバーの位置バランスを考えて動くことを意識したい。
中央の均衡状態が崩れない場合は左通路を通って広場横のスローブから中央を攻撃したり、相手陣の左側に侵入して回り込むルートも有効だ。ステージ中央を見渡せる場所が比較的多いため冷静に相手プレイヤーの位置を分析して動いてみよう。
またニュートラル状態であっても中央ばかりに気を取られないこと注意しよう。特に左通路から相手に自陣側に抜けられたり、左台上を急襲されると厄介なため特に気を払っておきたいところだ。
【抑え】
ザトウマーケットでペースを握ったらチームで3つの方向をしっかり見ることを心がけよう!
見るべきポイントとしては左側通路側、中央、右通路側だ。
また、チームにローラーやバケットスロッシャーがいるのであれば、左側スローブを上がった相手高台の下あたりや、中央奥のスローブを進んだ段差下辺りに陣取り相手が進出してきたところを狙って、段下から攻撃する方法が非常に強力なのでぜひ狙っていこう。
防衛ポイントについては特に左通路を抜けられると自陣側に侵入され裏側から抑えの陣形を壊される可能性がある。最低でも1名は左山あたりに陣取り左広場から左通路をしっかり見ておくようにしよう。
チームにエクスプロッシャーなどの長射程がいる場合は、右山当たりに陣取り相手広場側に遠距離からの攻撃でプレッシャーを与え続けるようにしよう。右山の後ろ側にある少し高くなっている部分に乗って打つことで、相手の打開攻撃も受けづらいためオススメだ。
【打開】
ザトウマーケットはリスポーン手前まで相手が侵入可能であるため、リスポーンポイントを下りた瞬間から相手の潜伏への警戒が必要となる気の抜けないステージだ。
相手がリスポーン手前まで侵入してこない場合でも、中央左山を相手チームに占拠されることで自陣側広場まで相手の長射程攻撃やボムが飛んでくる形となり、安全にスペシャルを溜めることが非常に難しい。
打開の際は自陣広場に侵入してくる相手、長射程の攻撃やボムを冷静に掻い潜りながら地道にスペシャルを溜めることとなる。焦らずにしっかりとチームでスペシャルを合わせて打開するという方法が必要だ。
また、打開時に注意点として右側の高台から前に進んでいくと、段下にローラーやバケットスロッシャーが潜伏していて攻撃を受けてしまうというケースが非常に怖い。右側から進んでスペシャルを溜める場合は、段下から攻撃してくる相手には特に注意を払うようにしよう。
スペシャルが溜まったら左通路側、中央、右高台側から最低2つの場所からチームで攻めることで打開のチャンスが広がるだろう、
ザトウマーケットでの打開はとにかく焦らず、やられないようにスペシャルを溜めて打開だ!
まとめ
スプラトゥーン甲子園に採用されているステージの中でも特に打開が難しいステージといえる。ステージ全体の塗り面積の小ささから一度打開が決まれば、短時間で逆転が可能なステージである。
焦らず相手の攻撃に対して冷静に対処しながら少ないチャンスでの打開を確実に物にできるようにチームで練習してほしい!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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