
《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》。
 
バトルゾーンに出たときに墓地から同名カードを釣り上げることができるこのクリーチャーは、呪文面が手札整理を可能にするS・トリガー呪文であることと相まって、非常に上下の組み合わせの良いツインパクトとなっている。
 
だが、今回重要なのはそこではない。私が着目したのは、このカードがドラゴンであり、序盤に打てる呪文でもあるということだ。
 
なぜなら超天篇に入ってから、同様のカードが他にもいくつか作られていたからだ。
 
となれば、すなわち。

「新世界ガチ誕!
超GRとオレガ・オーラ!!」収録
「龍装05号 イヴィルヴィ/
イーヴィル・フォース」

第2弾
「青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」収録、
「龍装者“JET”レミング/
ローレンツ・タイフーン」
40枚全部ドラゴンの墓地ソースが組めるのではないか?
 
もちろん、40枚全部ドラゴンで組むことに何の意味があるのか?と思われるかもしれない。
 
だが、17年にも及ぶデュエル・マスターズの長い歴史の中においては、墓地にあるドラゴンの枚数を参照するカードも存在しているのだ。

《無限超邪 クロスファイア》。墓地ソースで活躍する《百万超邪 クロスファイア》とは異なり、G・ゼロで出すためにはドラゴンを6枚以上墓地に落とさなければならないが、40枚すべてがドラゴンならば関係がない。
 
けれども、《暴走龍 5000GT》がいない墓地ソースではたして勝ちきれるのか?という問題が依然として残る。
 
だが、そこで。
 
《暴走龍 5000GT》の打点を穴埋めする最強カードを見つけてしまったのだ。

《リンクウッドの魂燃焼!》。
 
ドラゴンが3体いればG・ゼロで唱えられるこの呪文は、ドラゴンを横に並べることができる《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》との相性も抜群だ。
 
もちろんこのカードを入れるとドラゴン40枚でデッキを組むことはできなくなってしまうが、36枚でもまあ大体全部ドラゴンだから誤差だろう (適当)。
 
というわけでこれが今回のデッキ、「ドラゴン墓地ソース」だ!
 
『ドラゴン墓地ソース』
| 《龍装者“JET”レミング/ローレンツ・タイフーン》 | |
| 《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》 | |
| 4 | 《不吉の悪魔龍 テンザン》 | 
| 《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》 | |
| 《黒神龍グールジェネレイド》 | |
| 《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》 | |
| 4 | 《龍装者 タルスーパ》 | 
| 4 | 《龍装車 マグマジゴク /地獄スクラッパー》 | 
| 4 | 《無限超邪 クロスファイア》 | 
| 2 | 《龍装者 バルチュリス》 | 
| 2 | 《斬隠蒼頭龍バイケン》 | 
あ、《リンクウッドの魂燃焼!》抜けたわ。
 
いくら《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》があるとはいえ、もともとコストが重めに設定されているドラゴンを3体も並べるのはかなり難しい上に、《不吉の悪魔龍 テンザン》が《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》から走ったらそもそも《リンクウッドの魂燃焼!》を打つ必要が全くないということに気づいてしまったのであった。
 
無限超邪の鐘の声 諸行無常の響きあり
3文明のデッキの色 事故必至の理をあらはす
奢れるまつがんも久からず ただ夏の夜のセミのごとし
猛きクソデッキも遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵におなじ
 
???「ちょっとちょっと、なに平安時代の歌に浸ってるんですか。時代は令和ですよ令和!」
 
そ、その声は!?

令和のデュエマ芸人、デッドマン!!(なぜTT兄弟……?)
 
デッドマン「デュエマ新時代にふさわしいカードを持ってきましたよ!」
 
はたしてデッドマンが持ってきてくれたカードとは!?
 
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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