3. 運だけカウンターバレットスロットン
運だけエイエイオールデリート改」を作ってみて思ったことは、「相手のターンに何かすごいことをする」といっても、S・トリガーで切り返すだけだと40トリガービートの回とやってること大して変わらんな?ということであった。となるとやはり、S・トリガー以外で相手のターンにできることを見つけねばならない。
そう思ったとき、頭の中に浮かんだのはこのカードだった。
《バレット・ザ・シルバー》。相手が1ターンに3体のクリーチャーを召喚していればという厳しい条件があるものの、相手のターンの終わりに出てきてさらに登場時と攻撃時にジョーカーズを踏み倒せるという凄まじいバリューが生まれるカードである。
極論このカードが出るだけでも相当の「運だけ」なのだが、ここにさらに「運だけ」要素を足せないか。
そういえば運ゲーの象徴みたいなやつらがいたわ。
《バレット・ザ・シルバー》から《キング・ザ・スロットン7/7777777》か《キング・ザ・スロットン》につながれば、さらなる大連鎖も期待できる。
ここに《名犬機ワンコピー/101匹コピット大冒険》と《最終兵ッキー》まで足せば、運だけスロットはジャックポット間違いなしだ。
こうしてできあがったのがこちらの「運だけカウンターバレットスロットン」だ!
『運だけカウンターバレットスロットン』
《タイク・タイソンズ》 | |
《メイプル超もみ人》 | |
4 | 《最終兵ッキー》 |
《ソーナンデス》 | |
《メラビート・ザ・ジョニー》 | |
《キング・ザ・スロットン7/7777777》 | |
4 | 《キング・ザ・スロットン》 |
4 | 《バレット・ザ・シルバー》 |
4 | 《名犬機ワンコピー/101匹コピット大冒険》 |
4 | 《伝説の決闘者》 |
デュエマをする気がなさすぎる。
S・トリガーも紙装甲同然なので、《バレット・ザ・シルバー》の条件が満たせなければほぼセミ確定である。
一応運がよければ8体くらいクリーチャーが並んだ上で《メラビート・ザ・ジョニー》で相手のクリーチャーが全部吹き飛んだりするが、そもそも相手がクリーチャーを3体召喚してこない場合は、頑張って《タイク・タイソンズ》《メイプル超もみ人》から《ソーナンデス》につなげて何とかしよう。
……さて、ここまでやってわかったことは、「相手のターンに何かすごいことを起こそう」と頑張って正統なデュエル・マスターズを否定してみたところで、相手のターンにできることには限界があるということである。
つまり何が言いたいのかというと、相手に一切依存しない条件で相手ターン中の行動が可能になるため、その限界をやすやすと飛び越えてくる《ジョリー・ザ・ジョルネード》は超すごいぞということだ。一か月後に迫った超天篇第3弾の発売を、ぜひ楽しみにしていて欲しい。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。