2. マノミッツァイル
巷間の伝えによれば、近頃はジョーカーズに《BAKUOOON・ミッツァイル》を入れて《夢のジョー星》から驚異的なテンポでリソースを伸ばし、《ジョジョジョ・マキシマム》で3〜4ターン目に一気に殴りきるデッキが流行しているという。
《BAKUOOON・ミッツァイル》は非常に強力なカードだが、その出力は「4体のクリーチャーをいかに早く用意できるか」という部分によって定義されている。
そしてこれにより、《BAKUOOON・ミッツァイル》の出力定義には2つの問題があることがわかる……リソースの問題、そしてテンポの問題だ。
デュエル・マスターズは初手5枚でスタートするため、たとえば先手4ターン目のリソースは (特別なことをしなければ) 通常ドロー3回が加わって8枚である。
ここで、このうち4枚がクリーチャー、1枚が《BAKUOOON・ミッツァイル》だとすると、「1ターン目に1体展開→2ターン目に1体展開→3ターン目に1体展開→4ターン目にチャージなし1マナ余りで1体展開」というシナリオだとしても、分散の余地がほとんどなくなってしまう……これがリソースの問題だ。
だが、この問題については《BAKUOOON・ミッツァイル》ジョーカーズが解答を示してくれている。1枚で2体分のクリーチャーを担えるGR召喚ならば、リソースの問題をある程度緩和できる。
しかし、だとしてもテンポの問題が残る。無条件でGR召喚できるクリーチャーは3マナ以上であるため、たとえば同型対決で先手4ターン目に《BAKUOOON・ミッツァイル》が走ってくることを前提にすると、後手番がまくる余地は (《陰陽の舞》でも絡めない限り) ほとんどないことになる。
では、この限界出力をどうにかして突破する方法はないだろうか?
テンポの限界を超えるものがあるとすれば、それは決まっている。
この連載でも何度か言及している概念、「ゼロ」だ。
すなわち。
《超宮兵 マノミ》や《次元の嵐 スコーラー》を《BAKUOOON・ミッツァイル》のコストにあてたら最強なのでは?
特に《超宮兵 マノミ》はGR召喚とは別の方法によってリソースの問題をもクリアしており、2つの問題の解決に資するという点では《BAKUOOON・ミッツァイル》の最高の相棒と言っても過言ではない。
こうしてできあがったのが、こちらの「マノミッツァイル」だ!
『マノミッツァイル』
《海底鬼面城》 | |
《歩く賄賂 コバンザ》 | |
4 | 《卍 ギ・ルーギリン 卍 / 卍獄ブレイン》 |
《ガード・グリップ》 | |
《ア・ストラ・センサー》 | |
3 | 《ジギー”TND”ボルト/雷雲ドワン》 |
《セイレーン・コンチェルト》 | |
4 | 《シンクロ・スパイラル》 |
3 | 《貝獣 ラリア》 |
4 | 《超宮兵 マノミ》 |
3 | 《次元の嵐 スコーラー》 |
2 | 《BAKUOOON・ミッツァイル》 |
超GRゾーン | |
2 | 《ドドド・ドーピードープ》 |
2 | 《鋼ド級 ダテンクウェールB》 |
2 | 《グッドルッキン・ブラボー》 |
2 | 《P.R.D. クラッケンバイン》 |
2 | 《ポクタマたま》 |
2 | 《モック・ザメシュ》 |
これ普通の青単ムートピアでよくね?
〜完〜