確かに《Wave ウェイブ》や《エモG》はターンを経ることに出せるGRクリーチャーの数が増えていくため、いつかは《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》を出せるだろう。
しかしあくまで《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》をめくる確率は3分の1であり、2ターンや3ターン経過してもめくれない状況は普通に起こりうる。そしてそうなったとき、GRのめくれ方次第でランデスが途切れ、対戦相手に逆転の余地を与えてしまうことにもなりかねない。
加えて、火文明がタッチ採用にとどまっているため、《マリゴルドⅢ》はともかくとして《ダダダチッコ・ダッチー》の場合、めくれてもマナドライブを達成していないシチュエーションが頻繁に起こりうると (脳内で) 思われた。
では、これらの問題をどのように解決するか?
《マリゴルドⅢ》と《ダダダチッコ・ダッチー》をめくるための、『33%』という確率は変えようがない。私も常日頃から「どうにかして確率を超えたい。具体的には何ら脈絡なく超絶上ブレして宝くじで10億くらい当たらんかな」と願っている側の人間だが、しかし同時に、じゃんけんで先攻後攻を決めるということを何ら抵抗なく受け入れているほどには、確率という概念を信頼してもいるつもりだ。
ならばどうするか?
単純だ。
一度にたくさんGR召喚すればいいのだ。
人間が確率に対抗できる数少ない手段。それは試行回数を増やすことだ。
《知識と流転と時空の決断》や《MANGANO-CASTLE!》で2回GR召喚すれば、《マリゴルドⅢ》か《ダダダチッコ・ダッチー》のどちらかもしくは両方が出る確率は約58%にまで跳ね上がる。
さらにこれらの呪文を《Wave ウェイブ》から打てば一度に3回もGR召喚でき、同様の確率は約75%。これなら《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》をめくることをある程度織り込んでも問題ない数字と言えるだろう。
というわけで、できあがったのがこちらの『マリゴルドウェイブ』だ。
『マリゴルドウェイブ』
《フェアリー・ライフ》 | |
《霞み妖精ジャスミン》 | |
4 | 《バングリッドX7》 |
《知識と流転と時空の決断》 | |
《MANGANO-CASTLE!》 | |
4 | 《Wave ウェイブ》 |
《グレープ・ダール》 | |
4 | 《ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート》 |
4 | 《エモG》 |
4 | 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 |
超GRゾーン | |
2 | 《マリゴルドⅢ》 |
2 | 《ダダダチッコ・ダッチー》 |
2 | 《ロッキーロック》 |
2 | 《シェイク・シャーク》 |
2 | 《ポクタマたま》 |
2 | 《甲殻 TS-10》 |
だが、このデッキにもまだ問題があった。
それは、せっかく《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》をめくったとしても、いまいち殺意が足りないので勝ちきれなさそうというものだ。
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