ワールドカップで大活躍の2人のプロゲーマーが登場!!
4月から開催されている『フォートナイト』の世界大会、「Fortnite World Cup」のデュオ部門にて先日、日本人プレイヤーが予選1位で突破という快挙を成し遂げた!その人物は、Crazy Raccoon所属のプロゲーマー、ベルとスカーレット。
今回はこの二人をゲストに招き、ワールドカップを中心にお話をうかがっていくぞ。
――今回のゲストはクレイジーラクーンのプロゲーマーのベルさんとスカーレットさんです! よろしくお願いします!
ベル・スカーレット:
よろしくお願いします!
ベル プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」所属のプロゲーマー。持ち前のメンタルの強さで、大会でもいかんなく実力を発揮し、スカーレットとともにワールドカップ予選を1位で突破した。自身のYoutubeチャンネルで『フォートナイト』動画も配信中。 ●Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCJ7QSDR1rpCO6N6QWmXojMA https://twitter.com/use_bell |
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スカーレット 「Crazy Raccoon」の最年少プロゲーマー。戦闘の腕前に定評があり、様々な大会で好成績を残している。Youtubeチャンネルで『フォートナイト』動画も配信中。 ●Youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCrXovagkrY0px5gs9ct91bQ |
――この前のワールドカップ予選1位通過おめでとうございます!
ベル・スカーレット:
ありがとうございます!
――そして今回はコロコロきっての『フォートナイト』ファンである、おはコロチューバー(おはスタ、コロコロチャンネル専属のYoutuber)のあにきゅうさんにも来ていただきました!
あにきゅう:
あにきゅうです! ちょうどそこら辺ウロウロしていたので参加させてもらいましたー!! 『フォートナイト』は人生! よろしくお願いします!
――それではさっそくお二人にワールドカップのお話をうかがいたいと思います。ワールドカップ出場するにあたって対策を詰めたり、特別な練習などはされたんですか?
ベル:
特別な練習というのはなく、ひたすらに練習試合をしていました。
スカーレット:
普段も1日6時間~10時間くらいプレイしているんですけど、どうしても集中が6時間くらいで切れちゃって、それ以降は遊び感覚でプレイしちゃっていたんですよ。ですけど、大会前は集中して10時間とかプレイしていましたね。
――10時間!? それはすごい練習量ですね!
あにきゅう:
遊びの10時間でもかなり疲れるのに、集中した練習試合を10時間とかマジヤバですね! プレイする以外にも、他のプレイヤーさんの動画を参考に見るとかはありましたか?
スカーレット:
動画も参考にさせてもらっていますよ。10時間の練習を終わって、息抜きに動画を見るって感じで。
あにきゅう:
もはや動画で研究するのが息抜きなんですね! どんな動画が参考になるとかありますか?
スカーレット:
世界大会で活躍している人の動画を中心に見ているんですけど、特に参考に見ているのがヨーロッパで1番強いといわれているbenjyfishyさんの動画(benjyfishyさんのYoutubeチャンネルはこちら)ですね。
――動画から得られるものって結構あったりするんですか?
スカーレット:
あるといえばあるんですけど、意識し過ぎて自分のプレイスタイルを崩しちゃうといけないので、そこは注意しています。
――以前の大会、ESLであった新ルールのストームサージの対策などはどうですか?
ベル:
ESLの頃はストームサージが作動条件が緩くて結構厄介だったんですけど、今のバージョンですと滅多に作動することがなくなったんで、そこは特に気にはしていないです。
――なるほど。調整されていたんですね。
あにきゅう:
ワールドカップでは、序盤から手応えとかありましたか?
スカーレット:
はい。初戦で20ポイントくらい取れたらかなり良い滑り出しなんですけど、僕たちは2戦目の調子が良くて、1試合で30ポイントも取れたんですよ。序盤から結構なポイントを稼げて「これはいけるぞ!」って思いましたね。
ベル:
スタートから6試合目、7試合目くらいまでは調子が良かったんですけど、後半は怖い場面もあって、とりあえずやられないようにしようと慎重に立ち回りました。
スカーレット:
8試合目、9試合目が初動でやられたからね(笑)。
――それでも、序盤の30ポイントのおかげで1位になったと。
ベル:
やっぱり初戦で稼げたのがやはり大きかったです。そこが勝因ですね。
スカーレット:
各試合でコンスタントに上位に食い込むのはもちろん重要なんですけど、1試合、2試合くらいデカいポイントを稼ぐ試合がないと予選1位通過は難しいですよね。
――なるほど。試合中、どの選手が強かったとか印象に残っていたりしますか?
ベル:
韓国のプレイヤーが強かったですね。後半戦で結構怖い場面もありました。最後、自分たちは106ポイントだったんですけど、韓国のチームが102ポイントだったんですよ。最後の試合で勝たれていたら総合ポイントで負けていました。
スカーレット:
もう、最後は神に祈ったよね。勝たせてくれって(笑)。
あにきゅう:
わずか4点差! かなりの接戦だったんですね!
――そうだったんですね。どこの国のプレイヤーが強いとかってあったりするんですか?
スカーレット:
アジア圏で1番強いのは韓国だと思います。トップの人だけを見ると日本とレベルはあまり変わらないんですけど、平均的なレベルが高いですね。
――なるほど。韓国は水準が高いんですね。それではヨーロッパ圏のプレイヤーとかはどうですか?
スカーレット:
スウェーデンは特に強いですね。さっき言った動画のbenjyfishyさんもいたり、ヨーロッパはレベルが高いです。
ベル:
ヨーロッパは大会の参加人数がアジアの70倍近くいるんですけど、そこで1位なので圧倒的な強さですね。
――国ごとのプレイスタイルの違いとかを感じたりはしますか?
ベル:
試合を見ていたり、現地の人に聞いたりして感じたのは、アジアのプレイヤーは引き気味で戦っているんですよ。ヨーロッパのプレイヤーはとにかく強気ですね。ガンガン攻めてきます。
あにきゅう:
結構プレイスタイルの違いがあるもんなんですね。
――韓国との接戦に勝利した訳ですが、予選を1位で突破したときのお気持ちはどうでしたか?
スカーレット:
あまりにも現実味が無さ過ぎて、1位っていう実感が全然湧かなかったですね。逆に平常心みたいな(笑)。ベルくんは号泣してましたね。
ベル:
そうね(笑)。
あにきゅう:
1位になったときは、リア友とか周りの反応もすごかったんじゃないですか?
スカーレット:
そうですね。親も半泣きとかでした(笑)。
――これから、もっと激しい戦いになると思いますが、本戦に向けての意気込みなどを聞かせてください。
スカーレット:
僕はとにかく気持ちの面で負けないようにメンタルを鍛えて頑張りたいと思います。
ベル:
大会は会場の空気とかもすごいんで、自分も場の空気というか、プレッシャーに飲まれないように気を引き締めていきたいです。
――ありがとうございます! 本戦の試合も期待しています!
あにきゅう:
僕も応援してまーす!!
●大会前の練習は1日10時間!
●アジア圏では韓国が強い
●動画での研究はプロにとっては休憩
次回も引き続きお二人にいろんなお話を聞き、プロゲーマーの真髄に迫るぞ!こうご期待!!