デュエマ妄想構築録 vol.11-1 〜目指せ、40トリガービート!(前編)〜

2. ジョーカーズで作ってみる

オレガ・オーラの次に注目したのが、ジョーカーズだった。
 

▲「ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック」収録、「SMAPON」

なぜならジョーカーズには、《SMAPON》という言わずと知れた超強力なスーパー・S・トリガーがある。
 
「ゲームに負けない」という効果は、40トリガーのデッキを組むにあたって頼もしいことこの上ない。
 

▲超天篇第1弾
「新世界ガチ誕!超GRとオレガ・オーラ!!」
収録、「The ジョラゴン・ガンマスター」

▲「超GRスタートデッキ
ジョーのガチャメカ・ワンダフォー」収録、「鋼特Q ダンガンスティックB」

 

また、超GRの中に《Theジョラゴン・ガンマスター》《鋼特Q ダンガスティックB》といったジョーカーズサポートの強力なGRクリーチャーを搭載できるのも魅力的だった。
 
こうしたカードが《行燈どろん》や《マン・オブ・すて〜る》から出てくるというのは、オレガ・オーラで組んだ場合に勝るとも劣らないメリットと言えるだろう。
 
というわけで、できたのがこちらのデッキだ。
 
『40トリガージョーカーズ』

枚数
カード名
4
《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》
4
《ハクション・マスク》
4
《ドクターDr.》
4
《目玉坊ちゃんズ》
4
《おやすみブク郎》
4 《救世主ウマシカ》
4 《SMAPON》
4 《行燈どろん》
4 《マン・オブ・すて〜る》
4 《バイナラドア》
超GRゾーン
2 《ヤッタレロボ》
2 《バツトラの父》
2 《ポクタマたま》
2 《鋼特Q ダンガスティックB》
2 《鋼ド級 ダテンクウェールB》
2 《Theジョラゴン・ガンマスター》

 

 

ジョーカーズの40トリガーを組んでみて思ったのは、このデッキは本当にデュエマをやる気があるのか???ということだけだった。
 

▲双極篇 第4弾
「超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」
収録、
「フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ」

▲「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」収録、「ハクション・マスク」

 

デッキの能動的な初動は《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》か《ハクション・マスク》。すなわちそれまではサンドバッグが確定である。
 
いかに40枚すべてがS・トリガーとはいえ、《バイナラドア》を40枚積めるはずもないので、そのすべてが完全なる有効トリガーというわけでもない。ゆえに普通にシールドをブレイクされていくだけでも、返せない状況は普通に頻繁に存在する (たとえば《ナゾの光・リリアング》を出されたら憤死である)。
 
そうした裏目を考えたとき、ただでさえ守りが少し苦手な種族であるジョーカーズという縛りは、40トリガーという目標に対してあまり効率が良くないように思われた。
 

3. 光単色で作ってみる

では、裏目のないS・トリガーとは何か?ということを考えると、やはり《閃光の守護者ホーリー》だろうという考えに至った。
 

▲「ゴールデン・ベスト」収録、
「閃光の守護者ホーリー」

▲超天篇第1弾
「新世界ガチ誕!超GRとオレガ・オーラ!!」
収録、「♪仰ぎ見よ閃光の奇跡」

 

もちろん《終末の時計 ザ・クロック》の方が確実ではあるが、4枚しか積めないということそれ自体が裏目でもある。その点《閃光の守護者ホーリー》には、最近《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》という亜種が誕生したばかりだ。
 
2種8枚の確定全タップトリガーを搭載し、さらにカードタイプや種族の縛りなく光文明の強力なS・トリガーだけを採用したら、はたしてどうなるだろうか?
 
というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ。
 
『40トリガー光単』

枚数
カード名
4
《青守銀 シャイン》
4
《♪正義の意志にひれ伏せ》
4
《超次元サプライズ・ホール》
4 《蒼光の守護者ラウ・ラ・テラ》
4
《龍装者 フィフス》
4 《奇石 アンコバ/ブツブッツ・レイン》
4 《幸弓の精霊龍 ペガサレム》
4 《奇石 ルドルゴ》
4 《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》
4 《閃光の守護者ホーリー》
超GRゾーン
2 《パス・オクタン》
2 《バツトラの父》
2 《ポクタマたま》
2 《白皇角の意志 ルーベライノ》
2 《鋼ド級 ダテンクウェールB》
2 《ギラミリオン・ギラクシー》
超次元ゾーン
1 《時空の喧嘩屋キル》
1 《時空の英雄アンタッチャブル》
1 《時空の踊り子マティーニ》
1 《アルプスの使徒メリーアン》
1 《光器シャンデリア》
2 《イオの伝道師ガガ・パックン》
1 《小結 座美の花》

 

 

結果:すごくタップする感じのデッキに仕上がった。
 

▲新1弾「ジョーカーズ参上!!」収録、
「蒼光の守護者ラウ・ラ・テラ」

▲革命ファイナル 第2章
「世界は0だ!!ブラックアウト!!」
収録、「幸弓の精霊龍 ペガサレム」

40トリガーデッキ構築の良いところは、普段はデッキに8〜12枚程度しか搭載しないために性能によって厳選されがちであるS・トリガーを強制的に10種類もデッキに積む必要が出てくるため、よく知らないカードとも出会えるという点にある。
 
GPやCSなどで活躍したデッキであっても、すべての可能性が考えつくされているとは限らない。「こんなカードあったんだ!?」という発見が、環境にイノベーションを起こすかもしれないのだ。
 
それはさておき、この程度では40トリガーデッキの可能性を追求したとはまだまだとても言えないので、研究は後編に続くのだった……。
 
次回に続く!
 

ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。

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次回は5/31(金)更新!!