第13回「シェリング・フォード」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回はそのイラストでも性能でも話題沸騰中のシェリング・フォードを特集!!
▲異次元世界の名探偵・シェリング・フォード
シェリング・フォードの解説を書くのは、少々骨が折れる。……いや、だいぶ折れる。
アバラが5、6本ボキボキになるくらい。
そもそも出自からしてシェリング・フォードは特殊なので、大前提をいくつか書かねばならない。
第1に、“シェリング・フォードは、パズドラオリジナルのキャラではない”ということ。山本プロデューサーのもうひとつの作品である『クロノマギア』のキャラとして、初めて世に現れたのである。
第2に、“キャラクターデザインは『名探偵コナン』の青山剛昌先生”であること。
パズドラに登場するモンスターはほぼすべて、いわゆるパズドラ絵師さんたちが描いているが(コラボキャラも含めてね)、シェリング・フォードについては青山先生がデザインし、着色をヴァルキリーやミルなどでおなじみの日野慎之助さんが担当しているという特殊な座組で作られたのである。
そして第3に、“シェリング・フォード誕生のきっかけは、青山先生と山本プロデューサーの対談にある”ということ。週刊少年サンデー誌上で行われた両氏の対談の中で『クロノマギア』に言及する場面があり、そこで山本プロデューサーが青山先生にダメ元でキャラのデザインをお願いした……というのがその経緯だ。青山先生は山本プロデューサーの申し出を快く受け、なんと対談直後にあっという間、シェリング・フォードの下絵を完成させたのだ。
▲異次元世界の名探偵・シェリング・フォード
▲時間迷宮の名探偵・シェリング・フォード
▲夢幻空間の名探偵・シェリング・フォード
シェリングは木、光、火属性の3種の姿で登場!
衣装はもちろん、肌の色などにも変化がある!
こうして生まれた“名探偵 シェリング・フォード”に、『クロノマギア』の世界観やシナリオを担当しているセデル氏が設定を肉付けしている。
パズドラ内では、どんなバックボーンを持つキャラなのかを見ることができないが、じつは『クロノマギア』でその一端を見ることができたりする。
それによるとシェリング・フォードは、
“親友の死のきっかけとなった事件を解決するため、時を戻る決意をした探偵。卓越した頭脳と洞察力で、未解決事件の謎に迫る”という人物であり、
“ふだんは寡黙でクールながら、自身が追う事件の話になると表情が一変。熱くて情熱的な一面を覗かせる。口癖は「ノーチャンスだよ」。”とある。
火シェリングのスキル“ノーチャンスだよ”は、ここからきているというわけ。
他の属性のスキル名も『クロノマギア』で彼が発するセリフから取られているので、パズドラからシェリングのファンになった人もぜひ、『クロノマギア』で確認してみよう!!
光属性のシェリングはその性能も衝撃的!!
史上初の「ダメージ無効を貫通する」スキルで、多くのプレイヤーを驚かせた!!
次回は角満パーティの救世主「ヴェルダンディ」を特集!!
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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