第41回『ガチアサリ実践のバトルの流れと状況判断』
イカ道場師範のSIGUMAだ!
これまで、ガチアサリでの攻撃と防衛について解説してきた。ガチアサリが難しいと言われる理由としては、攻守の切り替えがはっきりしておらず、バトル中に状況に応じた判断が必要という点だろう。
そこで、今回は前回の攻撃、防衛の解説を踏まえた上で『実際のバトルを通してどのように判断して動くとよいか』を解説していこう!
第4のガチルール『ガチアサリ』編 バックナンバー | |
第35回 第4のガチルール「ガチアサリ」の基礎の基礎1 ガチルール「ガチアサリ」についての解説に入っていくぞ! |
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第36回 第4のガチルール「ガチアサリ」の基礎の基礎2 ペナルティカウントの仕組みや、ガチアサリを落としてしまう行動を説明していくぞ。 |
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第39回 アサリをゴールに叩き込め!ガチアサリ攻撃編 ガチアサリをプレイしていくなかでの戦い方、立ち回りのポイントについて解説していくぞ! |
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第40回『ガチアサリ持ちを倒せ!ガチアサリ防衛編』 ガチアサリの『実践での防衛』についての基本的な動き方、立ち回りついて解説をしていくぞ! |
■ガチアサリでのゲームの流れ
1.まずはアサリを集めよう!
バトルがスタートしたら、まずは地面を塗りながらアサリを集めていこう。初期のアサリ配置はランダムかつ地面が塗られていないため、アサリにマークがつかない。しっかり目で確認しながら、アサリを集めていこう。
気をつけたいのは、アサリを集めることに必死になりすぎて孤立してしまうことだ。一人になってしまうと、相手にやられる確率が上がり、折角集めたアサリを失うどころか相手に奪われてしまう。
最速でガチアサリを作る必要はないので、最低でも味方一人とは近い位置をキープしながら地面を塗り、警戒を忘れないようにしよう!
2.ガチアサリは積極的に作ろう!
ガチアサリを作ると相手に位置がバレてしまう。そのため、作るのを迷ってしまいがちだが、作れる状態であれば積極的にガチアサリに作っていこう。
「相手に位置がバレる」というデメリットはあるが、一度ガチアサリにすれば「相手にやられてもアサリを奪われる」ことがなくなる。加えて、ガチアサリを持って動くことで相手にプレッシャーをかけることもできる。
さらには、相手チームがガチアサリを持っていない場合や、相手がガチアサリを持っていてもカウントが負けている場合は、「味方のスペシャルゲージが自動的に溜まる」というメリットもある。なので、ガチアサリを作ることを恐れず積極的に作るようにしよう。
3.攻めるか?守るか?
ガチアサリで最も難しい「攻めるか」、「守るか」の判断について考えてみよう。判断の材料は色々あるが、ガチアサリに慣れていない人に最もわかりやすいのは、「お互いのチームのガチアサリがどの位置にあるか」ということだろう。
定期的に視点を動かして周りを確認し、両チームのガチアサリの位置や味方の位置を確認しよう。慣れれば視点移動だけで、ガチアサリの大体の位置がわかるようになる。位置がよくわからない場合は、一度MAPを開いてガチアサリの位置を確認してみよう。
自チームのガチアサリが相手ゴール側に近づいていれば「攻撃」、
相手チームのガチアサリが自ゴール側に近づいているのであれば「防衛」、
と考えるのが最もわかりやすい。
しかし、実際には中央付近の微妙な位置にガチアサリがあり、判断が難しい場合も多い。
その場合は画面上部のお互いのチームの人数を比べた上で完全に攻撃、防御を決めるのではなく、
自チームが人数有利なら「攻め気味」、
人数不利なら「守り気味」、
という感じで動いてみるとよいだろう。
また、お互いのガチアサリがお互いのゴールに近づいているような場合は、自分の現在地からどのように動くか判断しよう。相手ゴールに近い場所にいるなら攻撃に参加、自ゴールが近い場所であれば相手の攻めを警戒しての防衛という考え方で動いてみよう。
4.攻撃と防衛のメリハリをつけよう。
攻撃か防衛かを判断したら実際の行動だ!
ガチアサリでは、とにかく攻撃と防衛の切り替えが大事になる。攻撃するときは全力でスペシャルウェポンを駆使しながら大量カウントを狙い、防衛のときはチーム全員でゴールを死守することを忘れないようにしよう!
・攻撃時
相手のゴール前は非常に強力な防衛戦がしかれているため、ゴリ押ししても返り討ちとあってしまう事が多い。
理想はスペシャルウェポンを溜めてから、3人以上で相手ゴールを攻撃したい。ゴール前でスペシャルウェポンを使用して、一斉攻撃し相手の数を減らしてから確実にゴールを狙うようにしよう!
詳しい攻撃方法については第39回で解説した「ガチアサリの攻撃編」を参考にしてみよう。
第39回 アサリをゴールに叩き込め!ガチアサリ攻撃編 ガチアサリをプレイしていくなかでの戦い方、立ち回りのポイントについて解説していくぞ! |
・防衛時
相手のガチアサリが近づいてきて、防衛が必要となった場合は全力で防衛しよう。味方が攻撃に出ていて戻ってくるのに時間がかかる場合は、無理にガチアサリを持ったプレイヤーを倒しにいかず、ゴール前で時間を稼ぐことも必要だ!
詳しい防衛方法については第40回で解説した「ガチアサリの防衛編」を参考にしてほしい。
第40回『ガチアサリ持ちを倒せ!ガチアサリ防衛編』 ガチアサリの『実践での防衛』についての基本的な動き方、立ち回りついて解説をしていくぞ! |
5.チャンスタイム終了後のガチアサリをどうする?
相手のチャンスタイムが終了すると、自ゴールの下にガチアサリが一つ生まれる。このガチアサリについては、基本的にはすぐに拾わずにその場においておこう。
通常のガチアサリは地面に放置すると10秒ほどで消えてしまうが、ゴールの下に生まれたガチアサリは消えないため、焦る必要はないのだ。ただし1度拾ったあとにやられてしまうと、通常のガチアサリと同じく一定時間で消滅してしまうので注意しよう。
ゴール前のガチアサリを拾うタイミングだが、まずはステージを塗り替えしながらアサリを集めよう。
ガチアサリを作るなど反撃の準備を整えてから、追加のガチアサリとしてゴール前のガチアサリを拾うことがオススメだ。複数ルートからの攻撃や大量カウントを稼ぐために使おう。
もう1つ特殊な使い方としては、攻撃の解説で紹介した上級者が使うテクニックだ!
ガチアサリを拾う前に相手ゴール下に味方がいることが確認できた場合に限って、このガチアサリを拾ってすぐにその味方にスーパージャンプして、そのままゴールにいれるというテクニックを使うことが可能だ。これがマスターできると強力なブキになるので、ガチアサリを拾う前にMAPを開いて味方の位置を確認してみよう。
また、ゲーム終盤で相手にリードされている場合にこちらのチームにガチアサリが残っていれば、延長戦に突入となるためこのガチアサリを拾わずに残しておくことは非常に重要となる。カウントを相手にリードされている場合は、「最後の切り札」として残しておくようにしよう。
■最後に
今回紹介したガチアサリでの状況判断は比較的わかりやすいものだが、実際のバトルでは様々な別要素が入ってくる。そのため、実践での経験がとにかく重要となってくる。
慣れるまでは難しいと思うが、上手くいったときはチームメイトとの連携を感じることができるルールだ。どんどんガチマッチに潜って修行し、経験を積んでいこう!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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