第12回「バステト」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回はファンも多い猫娘「バステト」を特集!!
パズドラというゲームのおもしろいところは、その時期によってリーダーとなるモンスターの“トレンド”が生まれること。
古くは、ヴァンパイアロードの“闇パ”やエンシェントドラゴンナイトの“ドラパ”。ホルスの“多色”や、“2way”、“列消し”なんかもトレンドに数えられると思う。
そして、今回ピックアップする“バステト”も、流行の一翼を担った記念碑的なモンスターのひとつだ。
2012年12月に実装されたバステト(と、同時に導入されたアヌビス)が持ち込んだのは、“多コンボ”という新しい遊び方だった。
初登場時のバステトのイラストがこちら!
ホルスやラーなどエジプト神の一員として登場して、可愛くて強力なリーダーとして大人気だった!!
もともとパズドラは、たくさんのコンボを重ねることで攻撃倍率が上がっていく……という仕様のゲームだが、バステトはコレをリーダースキルとして搭載し、さらなる火力を生み出したのである。
しかし、いまでこそ、「盤面7コンボ余裕だぜうぇーーーい!」なんて、したり顔でほざける筆者だが、この当時は、「2コンボでふつう、3コンボでがんばったで賞、4コンボはまぐれ、5コンボは奇跡、6コンボは神の領域、7コンボ以上出たら……お祓いに行くわ」
と言ってはばからなかった時代(笑)。なので、
「よ、4コンボ以上で攻撃力アップとか……無理ゲー(((;゚Д゚)))」
と、本気で思っていたんだよなぁ(苦笑)。懐かしいなあ。
そんな、尖った性能を持っていたバステトだったが、当時からプレイヤー人気は抜群だった。理由のひとつは、前述の“コンボパ”が流行したこと。
そしてもうひとつが、イラストが抜群にかわいかったことだと思う。
バステトの設定はもちろん、エジプト神話に登場する“猫の女神”にある。この“猫娘”という格好の素材をイラストレーターの安達洋介さんが見事に調理し、“強くてかわいい”というバステト像がパズドラユーザーのあいだで定着するようになったのだ。
その極めつけとなるのが、導入されたばかりの新モンスター“超転生バステト”!パズドラでは初めてアニメーションするバステトで、猫っぽく前脚を曲げた姿勢から「にゃにゃにゃー♪」と引っかく仕草をするところに、世のバステトファンは悶絶してのたうち回ったと聞く。
個人的にも、数いるアニメーションするキャラクターの中で、超転生バステトはいちばんかわいいと思う!!
イラストとアニメーションがこちら! 猫のような手足のしぐさが愛らしく、ポーズを決めると音符や緑色の猫が飛び出すのだ!
ちなみに、超転生バステトのイラストが初めてお目見えした作品はパズドラではない。
山本プロデューサーのもうひとつのゲームアプリ、『クロノマギア』で活躍する猫娘、“ルルナ”の別スキンとして、このイラストが使われたのだ。
当時から、「このバステト、めちゃくちゃかわいいから、パズドラでも使いたいなぁ」なんて思っていたけど、実現してよかったですw
次回は超話題の新モンスター「シェリング・フォード」を大特集します!
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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