第35回 第4のガチルール「ガチアサリ」の基礎の基礎1
イカ道場師範のSIGUMAだ!
いよいよ今回からは4つ目にして、最後のガチルール「ガチアサリ」についての解説に入っていくぞ!
ガチアサリはスプラトゥーン2発売後の2017年12月13日に行われたアップデートで追加されたガチルールだ。初代スプラトゥーンから遊べた他のガチルールよりも、かなり後にプレイできるようになった新ルールだ。
4つのガチルールの中でも、ステージ全体の状況を常に把握しながら動く必要がある。効果的に動くには、状況判断力と臨機応変な対応力、味方との連携力が求められるぞ。そのため、難しいという意識を持っているプレイヤーも、多いのではないだろうか?
ガチアサリに苦手意識を持っている人も、是非この機会に基本から復習してガチアサリの楽しさに目覚めてほしい。すでにご存知の方も多いと思うが、今一度ガチアサリの基本ルールからおさらいしてみよう。
■ガチアサリの基本ルール
ガチアサリでは、ステージ上に散らばったアサリを拾い集め、相手陣のゴールに投げ入れる。そうすることによってカウントを減らし、カウントをより多く減らしたチームが勝利するシステムになっている。
ステージ上に落ちているアサリは、触れることでプレイヤーの後ろを1列ついてくる。その状態で相手ゴールまで移動して、運んでゴールに投げ入れる形になる。ただし、ゴールは初期状態でバリアで守られているため、そのままの状態ではアサリを投げ入れることができないぞ。
バリアを壊すには、「ガチアサリ」というラグビーボールのような形状の大型アサリをバリアにぶつける必要がある。
アサリを10個集めるとガチアサリに変化するので、相手ゴールまで運び、Aボタンでガチアサリをバリアにぶつけよう。そうすることで、バリアが破壊される。
バリアがなくなると「チャンスタイム」となり、アサリをゴールに投げ入れてカウントを減らすことが可能となる。
アサリを1つゴールに入れると3カウント、ガチアサリを入れると20カウントを減らすことができる。カウントを0にすれば、ノックアウト勝利となる。
このチャンスタイムは両チーム同時には発生しない。そのため、一方のチームがチャンスタイムに入ると、もう一方のゴールは格納されてガチアサリをぶつけることができなくなってしまう。ガチアサリを持っている場合は、相手のチャンスタイムが終わるまでしっかり保持しておこう。
■延長戦
試合時間の5分が経過した場合、一定の条件で延長戦に突入する。
延長戦は細かい条件が存在するが、慣れないうちは以下の状況で延長戦が発生すると覚えておこう。
1.負けている側がチャンスタイム中。
2.負けている側のガチアサリがステージ上に残っている。
延長戦の終了条件は大まかに以下の条件だ。
1.負けている側がガチアサリを全て失う。
2.負けている側のチャンスタイムが終了する。
3.負けている側が一定時間チャンスタイムに入れなかった。
延長戦に入った時点で、カウントをリードしている側がチャンスタイムの場合は、アサリを1つでもゴールに入れれば延長戦は終了する。またリード側がガチアサリを相手ゴールにぶつけた場合も延長戦は終了となる。延長戦に入ったら防衛するか、攻撃するかの判断が必要となるぞ。
■アサリを集めよう
アサリの落ちている場所については、初期状態で落ちているアサリと後から発生するアサリに分かれている。初期状態で落ちているアサリは、ステージ中央に向かうまでに回収できる位置に落ちていることがほとんどだ。なので、しっかり目で確認しながら拾っていこう。
後から発生するアサリについては、ステージごとに発生する場所が決まっており、必ず4つセットで発生する。ガチアサリに慣れてきたら、ステージごとのアサリ発生位置を覚えておくとアサリの回収がスムーズになるぞ。
また、自チームのインクの上にあるアサリには丸い印がつき、マップからも確認ができるようになる。アサリが発生した際、離れた場所からでも見つけやすくなる。なるべくステージ上にインクを塗っておくのもポイントだ。
なおアサリを持っている状態でやられてしまうと、その場にアサリがばらまかれてしまい、相手にアサリを奪われてしまう。アサリをたくさん持っている時は慎重に動くようにしよう。
■ガチアサリでバリアを壊せ!
カウントを減らすためには、バリアを壊すガチアサリが必要だ!
自分の所持しているアサリの数は、キャラクターの上に表示されている。あといくつ集めるとガチアサリを作れるか、確認しながらアサリを集めよう。
ただし、ステージ上には50個までのアサリしか存在しない。両チームのアサリの集め具合によっては、なかなか一人で10個のアサリが集まらない場合がある。
そんなときは、味方とアサリの受け渡しをすることでガチアサリを効率的に作ることができるぞ。アサリを持っている状態でAボタンを押すとアサリを投げることができる。もう少しでアサリが10個集まりそうなプレイヤーに、自分のアサリを投げ渡したり、味方からアサリを投げたりしてもらおう。
ガチアサリを作りたいけど数が足りない!というときは「カモン」をして味方に教えよう。
ただし投げたアサリ(ガチアサリも含む)は10秒ほどで消えてしまうので、味方が気づかずに行ってしまった場合は、すぐに自分で回収しよう。
ガチアサリができたら、やられないように気をつけながら、相手ゴールのバリアを壊しに向かおう!
■最後に
次回からは今回解説できなかったガチアサリの基本的なルール、システム部分から実践での動き方について解説していく予定だ。かなりのボリュームになる予定なので、是非、最後まで読んでガチアサリのウデマエを上げていって欲しい!
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。