第6回「ヴァルキリー -CIEL-」
パズドラの美麗で繊細なイラストを見ながら、モンスターのあれこれを公認プレイヤーの大塚角満が語りまくる!
今回は強く!美しく!気高き女神「ヴァルキリー」を全力特集!!
ヘラやゼウスの回でも書いたが(バックナンバー参照!)、ヴァルキリーも非常に派生の多いモンスターだ!
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どれくらい多いかというと……数え始めて途中で断念するくらいに多い(スミマセン)。
それだけ人気があり、かつ、開発陣も思い入れ強いモンスターということですな。
数あるイラストの中で、ひと際異彩を放つのが彼女! 水着なのはいい(どころか最高)として、まさかの色黒!
ヴァルといえば美白が売りだと個人的に思っていたので、発表当時は衝撃を受けた! また、剣のイメージが多い彼女だが、鎌を持っているのはこの水着ヴァルと闇ヴァルくらいではなかろうか!?
ちなみにLS名は「スイカ割りって楽しいわ」…。呑気さと剣呑さが融合した不思議ちゃんなのである!
いまでこそガチャでいろいろなパターンのヴァルキリーが手に入るが、そもそも彼女は初登場時、降臨ダンジョンのボスだった。
“女神降臨!”と銘打たれたダンジョンの最奥に控えていて、その美貌と圧倒的な武力で世の男性パズドラーをメロメロにしたものである。
かのマックスむらいさんが初登場時のヴァルキリーにボコボコにされ、17コンティニューしたのちにあきらめた……という話をよく聞かせてくれるのだが、当時の女神降臨ダンジョンは、それくらい屈強だったのである。
女神降臨でドロップするのはヴァルキリー…ではなく、ワルキューレ! 進化することでヴァルキリーへと名前自体が変わるのだ!
このパターンはパズドラでは、かなり珍しい(はず)だ!!
このヴァルキリーのモチーフになっているのはもちろん、北欧神話に登場する半神半人の女性のこと。
戦場を駆け、生きる者と死ぬ者を定める役目を負っていることから“戦女神”と呼ばれる。今回ピックアップした“選魂の戦姫神・ヴァルキリー -CIEL-”の“選魂”とはまさに、“生きる者と死ぬ者の選別”から来ているってわけ。
なおヴァルキリーは“軍団”であり、たくさんの種類が存在するので、ヴァルキリー自体は個人の名前ではない。
ざっと有名どころだけ挙げると、ブリュンヒルデ、エイル、フロック、レギンレイヴ、シグルーン……などなどなど。
もちろんそれぞれの名前には意味があるので、どれかをピックアップしてラノベなんかにするとおもしろいかもしれないぞ!!
このモンスターを見てみると……。神武姫という響きがどことなくヴァルキリーを連想させる……だけじゃない!
スキル名が「ヴァルキリーストライク」とそのままズバリだった!!
さて、新たなフェス限キャラとして登場した“選魂の戦姫神・ヴァルキリー -CIEL-”と“白鳥の戦姫神・ヴァルキリー -CIEL-”だが、気になるのはやはり“CIEL(シエル)”の部分。
独自取材を敢行したところ、このシエルはフランス語で“空”を意味する“CIEL”とのこと。なるほど、大空を駆けて魂の選別を行うヴァルキリーにピッタリの名前ですな。
今回はここまでです!
次回の更新は4月1日の月曜日!
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大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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