トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ダイナモン 第3回】
あとばる選手&ダイナモン選手による「第4回スプラトゥーン甲子園2019」全国大会のスペシャル対談第3回目!
今回はリバレントカラマリとGGBOYZが激突した試合を振り返り! 大会屈指の注目カードとなった一戦について、ふたりに思う存分語ってもらったぞ!
なお、白熱の試合が繰り広げられた「第4回スプラトゥーン甲子園2019」の試合は下記の動画で見ることができるぞ!!
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。ダイナモン
スプラトゥーン界でも抜群の人気と知名度を持つカリスマプレーヤー。第1回、第3回、第4回と「スプラトゥーン甲子園」で3度優勝した経験を持ち、彼の所属するチームGGBOYZは「キング・オブ・スプラトゥーン」の異名をとる。また、2018年の世界大会「Splatoon 2 World Championship」でも優勝するなど、世界的にも知られた超一流の実力者だ。
互いに認めるライバル同士の激闘が全国の舞台で実現!
――2回戦で、リバレントカラマリ(以降カラマリ)VS GGBOYZというお2人のチーム同士の対決が実現しました。それぞれ試合前に作戦のようなものは立てていたのでしょうか?
あとばる:1本目のバッテラストリートが顕著だったんですけど、自分たちはチャージャー入りの編成なので、盤面を取られてガンガン詰められると、打開の手立てが難しくなってしまうんです。ですから「序盤からうまいこと盤面を取りに行けたらいいね」とは言っていたんですけど……バッテラストリートではそれができずに負けちゃいましたね。
ダイナモン:カラマリが強いのはわかっていましたし、練習試合のときも“動きの悪いほうが負ける”という感じだったので、「そういうダメな立ち回りはしないように、とにかく全力でやろう」というくらいでした。あとは、ナワバリバトルでは人数差がものすごく大きいので、とにかくぴょんくん(カラマリのメンバー。チャージャーの名手)のチャージャーに抜かれないように気をつけようという話はしていました。
――チャージャーに抜かれないために、具体的になにか対策法などは決めていた?
ダイナモン:そこは個人の課題にして、チームとしてはとくに話し合っていないです。自分の場合だと、しっかり射程を把握して、抜かれない位置で立ち回るという感じです。とか言いつつ、この日はまんまとぴょんくんに抜かれてしまったわけですけど(笑)。
――そこはちょっと射程を見誤った?
ダイナモン:そうですね。他のチャージャーだったら、たぶん撃つタイミングとかで届かないようなところに立っていたと思うんですけど、すごく上手く当てられてしまいましたね。
――1戦目はバッテラストリートでしたけど、このステージに決まったときの印象は?
ダイナモン:以前は、どこで立ち回ればいいのかというのがよくわからなくてあまり好きじゃないステージでした。ただ、エクスプロッシャーカスタムが出てからは、そんなに嫌なステージではなかったですね。
▲1本目のバッテラストリートではGGBOYZがカラマリの打開を許さず、そのまま抑え込む展開で勝利。前回王者の実力を見せつける形となった。
YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会4:54:00より引用
――その理由は?
ダイナモン:このステージはいろんなところから詰めていけるというか、攻めるルートが多くあって、以前はどこで立ち回るのが正解なのかよくわからなかったんです。できれば前に詰めたいけど、出すぎるとやられてしまうし。でも、エクスプロッシャーカスタムはスぺシャルにイカスフィアを持っているので、率先して攻めにいってもいざとなったらイカスフィアで生き残れるんですよ。それで、たいぶ立ち回りやすくなった部分はありますね。
――あとばるさんは先ほど、「盤面を取られるとチャージャー入りなので辛い」とをおっしゃっていましたが、バッテラストリートに関してはどうだったのでしょうか。
あとばる:バッテラストリートは、甲子園のステージの中で一番盤面を取られるときついステージだったんですよ。なので、「あちゃあ」という感じで、ちょっとしんどいなと。もともと練習のときから初動をうまくできなかったステージだったんですけど、この試合でも味方がポロポロポロと落ちてしまって、「ああ、どうしよう、どうしよう」という感じのスタートに。
そういうのもあって全体的に自分たちの動きが悪かったのと、GGBOYZのえとなくんが大暴れしていて、逆にこれはしょうがないから切り替えていこうという感じの試合になってしまいましたね。
▲YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会4:52:50より引用
――なるほど。自分の印象だと、GGBOYZはバッテラストリートにめっぽうに強いイメージがあるんですが、ダイナモンさん自身は「自分たちはバッテラストリートに絶対の自信がある」という感じでもないんですか?
ダイナモン:そうですね。そこまで飛び抜けて、バッテラストリートは得意というイメージは持っていないですね。
――カラマリとの試合もそうでしたけど、前線を押し上げて相手をリスポン付近に閉じ込めたまま勝つ、という展開がすごく上手だなと。
ダイナモン:この日は、味方のパフォーマンスがすごくよかったんですよ。えとなもそうですけど、やまみっちーもかなり動けてましたし。自分がぴょんくんに抜かれたシーンがあって、ここってタイミング的にはすごく抜かれちゃいけないところだったんですけど、3人でしっかり敵を倒して、そのおかげで勝てたという感じだったので。もしかすると、自分以外のメンバーはめっちゃ得意なのかもしれないですね。
実際、チームとしてうちらはここが得意、ここが苦手だね、みたいな話ってあんまりしていないんですよ。練習していく中で、「最近ここで負けているから変えるか」となって、変えたら大抵は改善しちゃうので、あまり苦手もなかったですし。逆に周りのチームも日々変化を加えてくるので、お互いの編成で、「こっちの方がこのステージに向いているから勝ったよね」みたいなこともあるので、特別に「ここは得意」というような意識は芽生えていなかったですね。