第225回 「クレオパトラ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“クレオパトラ”を大紹介!!
前回と同じ前書きになってしまうが、重要なので流用させていただく。
パズドラが10周年を迎えた2022年あたりから、当連載で取り上げるモンスターは「可能な限り古い順で……!」という思いでピックアップしてきた。
ベテランプレイヤーは懐かしさに震えることができるし、最近パズドラを始めたルーキープレイヤーには、
「このモンスターって、そんなに昔からいたの!?」
という驚きの提供につながるので、この判断は“大英断”だったなと自負している。
そんな、古い順での選定も定着してきて、いまや取り上げるモンスターの番号は1300番台になってきた。これだとだいたい、2014年~2015年あたりに初登場となったモンスターになるので、まさに前述の“懐かしさ+驚き”を醸し出すのにドンピシャの世代になってきたな……と、プレイ開始12年目の筆者などは思っているのである。
さあ、そこで今回からのシリーズだ。
じつはモンスター図鑑を古い順で精査していてこのモンスター群にぶつかったとき、筆者は一瞬、
「……あれ? このシリーズって……なんだっけ??」
と戸惑ってしまったのである。
この年代はまさにパズドラが社会現象になっていた時期で、実装されたモンスターも綺羅星の如き精鋭ばかり……! あまりにも情報過多な時代にあってはどうしても、その波に埋もれてしまうモンスターも出てくる。あくまでも筆者個人の感想だが、このシリーズはまさにそういう立ち位置にあると思うのである。
……と、前提があまりにも長くなってしまったが、今回から数週にわたってお届けするのは“龍騎姫”シリーズのモンスターたちである。
前回は火属性の卑弥呼を紹介したので、今回は……! モンスターNo.1362! 龍騎姫シリーズの水属性担当“クレオパトラ”だ!
クレオパトラが初めて登場したのは、いまから9年前の2014年7月7日。“海の龍騎姫【同キャラ禁止】 古の秘海”というダンジョンのボスとして降臨したのである。卑弥呼のダンジョンと同様に同じキャラをパーティーに入れることができないギミック付きで、これに苦労させられた人も多かったのではなかろうか。かく言う筆者も、当時は軽いスキルを持つ同じキャラを複数入れてダンジョンに挑むことが多かったので、クレオパトラにも辟易させられたことを覚えているわ。
ちなみにクレオパトラのダンジョンに登場する水属性のモンスター“ウォーロン”は、三国神の孫権のスキル上げに利用することができた。孫権使いの人はスキル上げができるチャンスということで、クレオパトラ以上にウォーロン目当てでダンジョンに通っていたものだ。
さてクレオパトラだが、これはもちろん、古代エジプトを支配したプトレマイオス王朝最後の女王、クレオパトラ7世がモチーフであろう。“世界3大美女”に数えられていることはあまりにも有名で、カエサルやマルクス・アントニウスとのロマンスでもよく知られている。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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