第216回 「孫権」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“孫権”を大紹介!!
パズドラに登場するモンスターの多くは、伝説や伝承、神話などに登場する神様や怪物からモチーフを得たものが多い。昨今は圧倒的にオリジナルキャラが増えたけど、2012年のサービスインから数年間は、そういった過去のコンテンツ(でいいのか?w)に端を発するモンスターが大勢を占めていたのである。
それらは、もともとが架空のキャラなのでいじりかたも自由なわけだけど、前回から紹介している“三国神シリーズ”はちょっと立ち位置が違う。このシリーズに登場するモンスターはその名の通り『三国志』で活躍した英傑がモデルになっているので、これをどうやってファンタジー色が強いパズドラに溶け込ませるのか、実装当時は大いに話題になったのである。
……という前提のもと、前回の“曹操”に続いて三国神シリーズからピックアップ!
今回は……!
モンスターNo.1233!! 水属性の“孫権”を紹介します!
孫権が初めてパズドラに登場したのは、いまから9年も昔の2014年3月。パズドラが2周年を迎えた直後ということでプレイヤーの熱量も異常なほど高く、新たなモンスターの導入は大歓迎されていた。そこにきて、誰もが知る三国志の英傑が実装されるとあって、そのフィーバーぶりはとてつもないものがあったのである。いまほどキャラクターが多くなかった時代なので(それでもモンスターナンバーが1200を超えてるけど^^;)、回復タイプにブーストがかかる孫権もかなり重宝されていたのだ。
そんな孫権は、三国の一角、“呉”の初代皇帝のこと。三国志はどうしても、ライバルとして描かれることが多い劉備と曹操にスポットが当たりがちだが、周瑜や魯粛といった個性派を率いてみずから戦場を駆けていたとされる孫権の存在が、物語を複雑にしておもしろくしている(←無類の三国志好きです)。パズドラにおいては木属性使いの筆者では使いどころのないモンスターだったが、当時引いた孫権はいまでも大事に保管してあります。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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