第186回 「ウミサチヤマサチ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ウミサチヤマサチ”を大紹介!!
パズドラ10周年イヤーである2022年も、早11月--。
あと3ヵ月ほどで記念すべき年が終わり、パズドラは新たな10年に向けた歩みを始める……!
その前にこの連載で……初期の初期を彩った名物モンスターを網羅するくらいの勢いで解説していきたい!!
若い番号からなるべく順番で紹介してきたけど、モンスターナンバーで言ったらまだ700番台くらいなのでスピードアップして書いていかないとだぁぁあああ!!!><
まあ、タイムリミット(?)が迫ってきてかなりの焦燥感に襲われております。だって、モンスターナンバーの700とか800って、2013年の前半に登場したモンスターだからな……(苦笑)。
筆者が焦るのも致し方のないことなのである。
というわけで今回も、パズドラ黎明期の名優を紹介したいと思う。
2012年や2013年って、神話や伝承に出てくる神様や英雄がモチーフとなっているモンスターが多いんだけど、ここから数週にわたって解説していく“初期の精鋭たち”もその一角となる。
さて、今回解説しちゃうのは……モンスターナンバー801!!
前回のアメノウズメに続いて“和神シリーズ”の第2弾として登場した……“ウミサチヤマサチ”だ!!
ウミサチヤマサチがパズドラに実装されたのは、アメノウズメと同じ2013年8月30日。
同期のモンスターは火属性がアメノウズメ、木属性がクシナダヒメ、光属性がイザナギ、闇属性がオオクニヌシである。
前述の通り、この当時は神話や伝説で活躍した神々をモチーフにしたモンスターが非常に多かったので、人気のある和神シリーズの第2弾をユーザーも心待ちにしていた。そんなタイミングで現れたのが、ウミサチヤマサチたちだったのである。
とくに、ウミサチヤマサチはリーダースキルが“水、木、光、闇で同時攻撃で攻撃力が5倍”という、当時としては破格の火力を誇っていた(※あくまでも2013年のお話です)。
スキルも4色消しに合致したもので使いやすかったことから、ゴッドフェスではウミサチヤマサチ狙いのユーザーが多くいたことをよく覚えている。
ただ、このころはまだデフォルトの操作時間がかなり短かった(4秒時代かもしれない)ので、腕に自信のない筆者のようなプレイヤーではなかなかウミサチヤマサチは使いこなせなかったんだよなぁ……。懐かしいなぁ……。
さて、そんなウミサチヤマサチは、古事記や日本書紀に登場する兄弟神である。
名前の通り、海での漁が得意な海幸彦(兄)と、山での猟が得意な山幸彦(弟)で、兄に意地悪された弟がきっちりと報復する……なんて神話が残されている。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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