1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「バニシングゲイザー」を紹介!
世界戦で活躍したハイテクマシンの後続機
バニシングゲイザー
「バニシングゲイザー」は、コロコロコミックにて連載されていたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』(こしたてつひろ先生)に登場するクリフ(NAアストロレンジャーズ・ユース所属)の使用マシン。実際の商品は1999年3月のスプリングカップ‘99にて先行販売。全国では同年4月に発売された。
作中では、WGPルーキー戦の新マシンとして登場。NAアストロレンジャーズの使用マシン「バックブレーダー」の後続機にあたり、どのコースもしなやかに走るサスペンション機能をそのままに、鋭いコーナーをクリアーするエアブレーキ機能も搭載したより高性能なマシンに仕上がっている。
基本的なボディ形状は、先行機の「バックブレーダー」をもとに受け継いでいるが、リヤカウルと一体化したウイングや、後述の3連ツインアンテナなど細部に本機ならではの改良点も加えられている。
スペック概要■全長:150mm
■全幅:90mm
■全高:40mm
■シャーシ:スーパーTZ-X
バニシングゲイザー掲載当時のコロコロを振り返る!
月刊コロコロコミック1999年3月号では、ブレイジングマックスなどの改造記事に合わせて、次のマシン情報をチラ見せで公開。バニシングゲイザーの製作元となるCG画像が明らかになった。この時点ではボディカラーも不明な仮デザインとなっている。
続きの4月号では完成モデルがいよいよお披露目。スプリングカップでの先行販売や、付属シャーシが新モデルの「スーパーTZ-X」であることも合わせて発表された。
サスペンション、メカ冷却システムといった先輩マシンの機能も受け継ぎつつ独自のシステムも搭載。フロント部分の6つのモジュールは通信衛星と繋ぐためのアンテナになっており、ほかにもカウルには空気抵抗で速度を落とすエアブレーキを備えていたりなど、後続機としてふさわしい追加性能が実装されている。
もちろん直近の大会に向けた改造記事もピックアップ。徹底した肉抜きボディとグラデーション塗装が目を引くスプリングカップ仕様マシンが登場した。短い直線とゆるめのカーブで構成された公式コースに合わせて、どのセクションでも対応できる万能型カスタマイズ例が紹介されている。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブーム編からエアロミニ四駆のTRF使用マシンが登場だ!
本連載は水曜日更新予定なのでお楽しみに!
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「バニシングゲイザー」■発売時期:1999年4月発売(初回)
■価格:600円(当時)
・「バニシングゲイザー」(販売停止中)
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