【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第185回 日本神話に登場する女神がモチーフの“アメノウズメ”!!

第185回 「アメノウズメ」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“アメノウズメ”を大紹介!!

▲超転生アメノウズメ

 

パズドラ10周年イヤーである2022年も、早10月--。

あと4ヵ月ほどで記念すべき年が終わり、パズドラは新たな10年に向けた歩みを始める……!

その前にこの連載で……初期の初期を彩った名物モンスターを網羅するくらいの勢いで解説していきたい!! 
若い番号からなるべく順番で紹介してきたけど、モンスターナンバーで言ったらまだ700番台くらいなのでスピードアップして書いていかないとだぁぁあああ!!!><

とまあ、タイムリミット(?)が迫ってきてかなりの焦燥感に襲われております。
だって、モンスターナンバーの700とか800って、2013年の前半に登場したモンスターだからな……(苦笑)。
筆者が焦るのも致し方のないことなのである。

というわけで今回も、パズドラ黎明期の名優を紹介したいと思う。

2012年や2013年って、神話や伝承に出てくる神様や英雄がモチーフとなっているモンスターが多いんだけど、ここから数週にわたって解説していく“初期の精鋭たち”もその一角となる。

さて、今回解説しちゃうのは……モンスターナンバー799!!
当時、全パズドラユーザーが待ちに待っていた“和神シリーズ”の第2弾として登場した……“アメノウズメ”だ!!

アメノウズメがパズドラに実装されたのは、2013年8月30日のこと。
いまから丸9年以上前のことであった。彼女は和神シリーズ第2弾の火属性枠として登場したんだけど、同期のモンスターは水属性がウミサチヤマサチ、木属性がクシナダヒメ、光属性がイザナギ、闇属性がオオクニヌシだった。
居並ぶこのメンバーを見て、古くからのユーザーは、

 「懐かしいーーー!! 当時、使ってた!!!」

なんて、若き日の自分とオーバーラップさせて感涙するに違いない。

アメノウズメのリーダースキルは、究極進化させた“技芸の女神・アメノウズメ”でも「HP80%以上で、火属性の攻撃力が3.5倍になる」というものなので、いまの環境を考えると隔世の感すら覚える。
でも2013年当時は火属性のパーティーをメインで使っていた人にはけっこう有用なキャラで、あえてリーダー使いしている人も見られたのだ。このころは攻撃力の倍率が3.5倍でも、なかなかの火力だったからなー。

そんなアメノウズメは、日本神話に登場する女神がモチーフである。
この女神様のもっとも有名なエピソードは、なんと言っても天照大御神の“岩戸隠れ”を解消するきっかけになったことだろう。
詳細を書くと長くなるので省くけど、アメノウズメの踊りに八百万の神々が爆笑し、それを聞いた天照大御神が「なになに……?」と引きこもっていた岩戸の奥から出てきて世に光が戻るのである。いま世界が光りに照らされているのは、アメノウズメのおかげなのかもしれない。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は11月7日(月)更新!!

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