1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「ライジングトリガー」を紹介!
エアロ設計の実力派マシン・ライジングトリガー
「ライジングトリガー」は、コロコロコミックにて連載されていたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』(こしたてつひろ先生)のキャラクターである鷹羽リョウの3代目マシン。実際の商品は1998年11月に開催されたオータムカップ‘98にて先行販売、後に全国でも発売された。
漫画内では豪樹たちとのオフロードレースに乱入する形で初登場。走行が困難な悪路を楽々と走り抜け、その後は土屋研究所でふたたび彼らとレースを繰り広げる。最初はリードする豪樹たちであったが、リョウの判断によるピットイン&再スタートからは、ライジングトリガーはほかのマシンを次々に抜き去っていき逆転勝利を果たす。世界レーサーであるリョウとともに高い実力を持つマシンとして描かれた。
ボディはZMCを上回る軽さと強さを持つ「強化ZMC」で造られており、大きな衝撃でもびくともしない耐久度を誇る。また、これまでの赤いファイヤーパターンとは異なり、青いイナズマ模様のマーキングが施されている。
ほかにもアナザーモデルとして、正反対のカラーリングでスーパーXXシャーシを搭載した「ライジングトリガー ホワイトスペシャル」も発売された。
スペック概要
■全長:156mm
■全幅:92mm
■全高:38mm
■シャーシ:スーパーX
開発中の「ライジングトリガー」CG図面を先行公開!
当時のコロコロを振り返る!
「ライジングトリガー」の情報が初めて掲載されたのは、1998年のコロコロコミック10月号。本誌のミニ四駆ではチラ見せの予告ページが掲載されており、開発中のボディが実際のCG図面で紹介されている。また、オータムカップ会場での先行販売や、別冊コロコロコミック10月号にて読み切りまんがの掲載(※)も発表された。
※マシンの誕生秘話を描いた「最強のライバル、ライジングトリガーの巻」は、後にコミックス第4巻に収録。
次号のコロコロ11月号からは3号続けて「ライジングトリガー」をピックアップ。「ナックルブレイカー」、「ストームクルーザー」など、次々と現れる新作マシンとともに改造記事が掲載されていた。
オータムカップが終わり、1998年12月からは新たな大会「スーパードームグランプリ2nd」がスタート。関西・九州・関東で開かれた本大会はエリアごとに異なっており、コロコロでは各コースに向けた改造例を特集。
改造マシン「スーパースプリントトリガー」
九州大会向けに作られた「スーパースプリントトリガー」は、連続するカーブやバンク(※)が待ち受けているコースに向けて、粘り強いパワーを発揮するためにトルクチューンモーターを搭載。
前輪はスーパーXナローワンウェイホイール、後輪はノーマルホイールを装着。前輪のグリップ力を強化し、カーブでは後輪が横滑りしてシャープな走行ができる。
※バンク……カーブの外側が高くなっているコーナーのこと
改造マシン「トリガースーパースピードスペシャル」
関東大会は、超ロングストレートと高速コーナーで構成されたスピードコース。
最高速の伸びを重視した「トリガースーパースピードスペシャル」は、とにかく最高速を走ることを意識して、レブチューンモーター・大径タイヤを装着。モーター部分に風を送れるように、コックピット周りは肉抜きを施している。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブーム編から烈矢の2代目マシンが登場だ!
※次回更新は11月9日(水)を予定しています
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「ライジングトリガー」■発売時期:1998年11月発売
■価格:780円(当時)
・「ライジングトリガー」商品ページ(販売停止中)
ミニ四駆歴代マシンカタログのバックナンバーはこちら! |
(C)TAMIYA,INC.ALL RIGHTS RESERVED.