1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「ファントムブレード」を紹介!
空気を断ち斬る影「ファントムブレード」
「ファントムブレード」は、コロコロコミックにて連載されていたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』(こしたてつひろ先生)に登場する双子忍者の弟、草薙漸のマシン。実際の商品は1998年4月に開催されたスプリングカップ‘98にて先行販売、全国では同年5月に発売された。
ブレード状のフロントカウルと、徹底された低車高のフラットボディが特徴。そのフォルムは「風を切り裂くほどの超空力ボディ」として紹介されていた。まんが内では天井走行やリヤ部分を変形させて攻撃するなど、多彩な動きをするバトルマシンとして登場し、「バイスイントルーダー」とともに豪樹たちの前に立ちはだかった。
ほかにも、スペシャルカラーVer.としてスーパーXXシャーシを搭載した「ファントムブレード ブラックスペシャル」も発売された。
スペック概要
■全長:156mm
■全幅:92mm
■全高:35mm
■シャーシ:スーパーX
「ファントムブレード」掲載当時のコロコロを振り返る!
「ファントムブレード」の情報が初めて掲載されたのは、1998年のコロコロコミック5月号。マシンの大きな特徴であるブレード型ボディや劇中での活躍がピックアップされ、囲み記事には「バイスイントルーダー」の予告展開も掲載されている。また、スプリングカップ‘98の北海道・中部会場で先行販売されることも明らかになった。
次号の6月号では改造記事を展開。このころは幕張メッセにて「スーパーXグランプリ」と呼ばれる大会が開催され、史上初のエアロミニ四駆決定戦が行われた。
スーパーXグランプリに出場できるマシンは「マックスブレイカー」、「シャドウブレイカー Z-3」、「ファントムブレード」の3体のみであり、タイヤは小径(26mm)限定、参加部門はエキスパートと、初心者でも参加しやすいチャレンジの2パターンが用意された。
画像で紹介されているスピード特化改造「マッハブレード」は、当時の最新FRPを取り付けて、前後をショートスタビやローラーでフォロー。フロントとコックピット部分には肉抜き加工がされており、後部にはブーメラン10のウイングを付けるなど空力を強化したマシンになっている。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブーム編から変形機能を搭載したマシンが登場だ!
本連載は水曜日更新予定なのでお楽しみに!
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「ファントムブレード」■発売時期:1998年5月発売
■価格:780円(当時)
・「ファントムブレード」商品ページ(販売停止中)
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