【コロコロ学園YouTu部】変幻自在の声マネYouTuber・むらっさん

取材・文=石川裕二

TikTokのフォロワーが100万人を突破し、今、ノリに乗っているYouTuberが、むらっさん(PPP STUDIO所属)! 数々の人気アニメキャラの声マネを披露する動画を投稿しており、大人気だ!! 今回は、そんな、むらっさんに、動画クリエイターになったきっかけなどを聞いてきたぞ!!

https://youtube.com/shorts/aGzzPKzovUQ?feature=share
▲まずはこの動画を見てくれ! クオリティの高さがわかる!!

先生のモノマネが始まりだった

――むらっさんがTikTokを始めたのは約3年前ですね! 動画投稿を始めた、きっかけを教えてください。

はい、今年の11月で丸3年になります。もともとは「Mirrativ(ミラティブ)」というゲーム配信アプリで動画配信をしていました。

――そこでバズっていたんですよね!

はい、自分で言うのは少し恥ずかしいですが……。そこで、ミラティブにとどまらずに、もっと大きな舞台でチャレンジしてみようと思って始めたのがTikTokでした。ミラティブの周りの配信者もTikTokで動画を投稿し始めていて、それなら自分も……と思ったんです。

――おお〜! 声マネ自体はいつからしているのでしょうか!?

4年ほど前からしています。友だちと「荒野行動」というFPSゲームをしていたのですが、あのゲームって、知らない人とチームを組んでボイスチャットをしながら遊べるんです。その時に、一緒になった人が、とあるアニメキャラが好きで、「モノマネできない?」と言ってきたんですね。そこでやってみたところ、めちゃくちゃ褒められたんです。そんなに上手いと言ってもらえるなら、と思い、ミラティブを始めました。

学生時代から、先生のモノマネをしたりはしていたので、なんとなく人の特徴をとらえるのは上手なのかなと思っていたのですが、初見の人に褒めていただけるほど声マネができると思っていなかったので、驚きでした。

――それが今や、TikTokのフォロワーが100万人を突破するほどの人気者になったわけですから、すごい成り上がりですね!

友人や家族は、自分のことを自慢してくれているそうです。「おれの友だちがTikTokの登録者数100万人でさ」「うちの息子が〜」と。あと、友人からは「おれの職場の人が、むらっさんのこと、めっちゃ好きって言ってたよ」とも言われるようになりました。素直に嬉しいです。

――自分を肯定してもらえると、うれしいですよね〜! 一つの声マネが完成するまでに、どれだけの時間が掛かるのでしょうか!?

そうですね……。一つの声マネができるようになると、間接的に他のキャラクターの声マネにも近づけるんです。たとえば、声優の神谷浩史さんなら、かすれ声のかっこいいキャラクターを演じていることが多いのですが、神谷さんの一つのキャラクターをできるようになると、他のキャラクターもできるようになります。

聞いてすぐにマネできるものもあれば、練習して徐々に完成に近づいていくものもありますし、さまざまですね。でも、超人気なキャラクターは多くの人によろこんでもらえるので、意地でもできるように練習しています!

――むらっさんの、視聴者を楽しませたいという気持ちが伝わってきます! できる声マネとできない声マネって、やっぱり、あるんでしょうか!?

あります。たとえば、女性声優さんの声マネはできません。結構、リクエストをいただくんですけど(笑)。あとは、自分の場合は声の高いキャラクターの声マネは難しいかな、と思っています。声色がどうしても似ないんですよね。

声マネを上手にするコツとは!?

――むらっさんの人気動画企画の一つに、グループ通話に声マネで乱入する、というものがあります。あれ、みなさん、驚かれるんじゃないですか!?

反応はさまざまですね(笑)。いろいろな人とランダムにグループ通話ができるアプリがあって、僕はそれを使っているのですが、そこで本当に飛び入りで会話に参加しています。

――それ、結構、勇気がいりませんか!?

うーん、自分が声マネをしている時って、本当にそのキャラクターになりきっているので、恥ずかしさはありません。たまに、後日になってから、「あの時、グループ通話した者です!」というコメントをいただくこともあって、そういう時はうれしいですね。

――おぉ〜、さすが、100万人もフォロワーがいると気づかれることもあるんですね! むらっさんと言えば、青色の髪のエクステも特徴の一つです。

それはですね、僕はもともと水色のパーカーを着て動画配信をしていたんです。と言うのも、先ほどお話ししたミラティブのイメージカラーがターコイズブルーで。ミラティブ愛です(笑)。だけど、パーカーだけじゃ、視聴者の方に覚えていただくのにインパクトが足りないなと思っていたところ、視聴者の方から「水色のエクステを着けてみれば?」というコメントをいただいて、それだ、となったんです。

――そうだったんですね! むらっさんのように、声マネでクラスの人気者になりたいと思っているコロコロ読者も多いと思うのですが、何かコツなどはありますか?

ファーストステップは、まず、マネしたい相手のことをよく観察して、よく聞くことです。先生のマネをするなら、たとえば語尾をマネることから始めてみるとか。あとは、喋るスピードも大切です。次に、声の高さ・低さですね。よく観察して、だんだんマネできることを増やしていくのがポイントです!

――おぉ〜、実践的なアドバイスをありがとうございます! むらっさんが動画クリエイターになって、良かったことってなんでしょうか!?

一番は、やりがいがとてつもないことです。動画を上げる度に異なる反響をいただけますし、バズる時は本当にたくさんの方に見てもらえた、という実感があります。それがいいですね。あとは、動画クリエイターって、誰かに何かを強制されることがないじゃないですか。自由というか。そこで突出した人気を得るには、相応の努力が必要になりますが、努力すらも楽しめるのなら、動画クリエイターに向いているのかな、と思います。

あとは、動画投稿に関わらず、「親がダメ、と言うから夢に挑戦できない」とコメントしてくれる中高生の子が結構いて。でも、親がダメって言ったくらいであきらめる夢って、その程度の意欲でしかないんだと、個人的には思います。本当にやりたいことであれば、周囲の理解を得られなくてもやるんだ、という気持ちの強さを持ってほしいな、と。

――なるほどなぁ〜! そんな子どもたちに向けて、何か動画クリエイターになるためのアドバイスをいただけませんか!?

まずは、自分の好きなものを動画にしてみることだと思います。たとえば、カードが好きなら開封動画を撮ってみるとか。でも、ただの開封動画は世のなかにあふれているので、どうすれば、よりおもしろいと思ってもらえるかを考えることが必要です。リアクションが大きいとか、レアカードが出なかったら罰ゲームをする企画にする、など。そういうエッセンスが大切だと思います!

――やば! 自分も何か動画を投稿してみたくなっちゃいました!! 最後に、むらっさんが今後、チャレンジしていきたいことを教えてください!!

僕、グループでも動画をつくってみたいなと思っていて。と言うのも、1人でやっていると、出せるトークスキルが限られるんですよね。ボケ役がいて、ツッコミ役がいて、みたいなほうが自分のトークスキルを生かせると思っているので、いい人がいれば、一緒に動画をつくっていきたいなと考えています!

――本日はありがとうございました! 今後の、一層の活躍を期待しています!!

ありがとうございます!!


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