【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第177回 めったに出会えない幻獣枠“グリフォン”を知っているか!?

第177回 「グリフォン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“グリフォン”を大紹介!!

▲王家の狩猟獣・グリフォン

2022年はパズドラ10周年イヤー! 
それを祝した“往年のベテランモンスターを解説する企画”は、まだまだ継続いたします!!

さて今回より新シリーズ“幻獣枠”にラインナップされているモンスターをピックアップしていきたいと思う。
……まあ新シリーズと言いつつ、どれも初登場は2012年秋くらいなので10年前には存在したモンスターたちなんだけど。

そんな幻獣シリーズのオープニングを飾るのは……! 
木属性の“グリフォン”であります!!

グリフォンが初めてパズドラに登場したのは、前述の通り2012年の秋ごろ。
パズドラの歴史が1200回以上にわたってまとめられている論文(熱血パズドラ部だけど)を紐解くと、当時スペシャルダンジョンにやってきていた“樹の天空龍”に、まるで隠れキャラのようにレア出現することで、大きな話題になったのだ。

筆者の記憶が正しければ、この“レア出現”という手法が使われたのって幻獣シリーズと、2013年3月のヘラ・イース降臨に登場した“カオスブリザードドラゴン”が草分けだった気がする。
出会えるかどうかは運次第で、出現を目撃したユーザーがこぞってスクショを撮って自慢していたことが……昨日のことのように思い出されるわぁ……(遠い目)。

このグリフォンはまさにレア出現企画の走りだったので、多くのユーザーが樹の天空龍ダンジョンに、“グリフォン狩り”で殺到していたことをよく覚えている。
このころすでに木属性縛りでプレイしていた筆者も例外ではなく、目を血走らせながら、「グリフォン!! グリフォン出てくれ!!」と祈りながらダンジョンを周回していたものだ。
懐かしいなぁ。

さてグリフォンだが、ギリシア神話に登場する、ライオンの胴体にワシの頭と翼を備えた幻獣……というイメージが強いが、じつは世界中にある神話に同様のモンスターは登場する。
たとえば、ギリシア神話ではゼウスやアポロンの車を引き、聖書ではエデンの園の門番をしているという。
見栄えがよく、世界的な知名度も高いということもあって、映画やゲームなどのコンテンツでも頻繁に使われる幻獣である。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は9月12日(月)更新!!

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