1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「マックスブレイカー」を紹介!
エアロミニ四駆初のマシン・マックスブレイカー
「マックスブレイカー」は、コロコロコミックにて連載されていたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』(こしたてつひろ先生)のキャラクターである一文字豪樹の愛機。実際の商品は1997年12月~1998年2月開催のスーパードームグランプリ会場にて先行販売。全国では1998年2月に発売された。
まんが内では、Zナンバーズと呼ばれる超空力ボディと、スーパーXシャーシを搭載した未知のマシンとして登場。その性能は、WGPマシンを圧倒した「シャドウブレイカーZ-3」と対等に渡り合うほどであり、土屋博士が昔開発していたマシンよりはるかに先鋭的だったと言われている。
しかし、豪樹の無茶なセッティングにより、土屋博士が用意した「ビートマグナムTRF」とのレースでは惨敗。土屋博士のアドバイスを受けてマシンをニュートラルな状態に戻したことにより、風を切り裂くほどの走りを魅せる本来のポテンシャルを取り戻す。ほかにも作中では烈矢や草薙兄弟とのレースで活躍し、後に豪樹の2代目マシン「ブレイジングマックス」の改造元となった。
スペック概要
■全長:156mm
■全幅:92mm
■全高:39mm
■シャーシ:スーパーX
「マックスブレイカー」を袋とじで紹介!
当時のコロコロを振り返る!
マックスブレイカーの実写ボディが初めて掲載されたのは1997年の月刊コロコロコミック12月号。以前の号では「新シリーズのエアロミニ四駆・スーパーXシャーシが開発中!」という内容が先行で発表されており、本号にてその姿が明らかになった。
このころは、先駆けて掲載されていたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』と同じく、成形されたボディデザインのみが袋とじ記事で公開されている。
1998年1月号・2月号では、完成モデルと改造記事をお届け。新たなシャーシ・スーパーXをはじめ、エアロミニ四駆の特徴である前輪むき出しのカウルレスボディなど、次世代マシンの魅力が折り込みページで大きく紹介されている。
改造記事では、直近のスーパードームグランプリに向けた改造マシン例を披露。先行販売でマックスブレイカーを入手した読者に向けて、いち早くスピードレース仕様のマシンが取り上げられた。
中には、マシンを真横に走らせてタワーを登るパワーレースも登場。トリッキーなコースを完走するために、片側にローラーパーツを2段階セッティングした「パワーブレイカー」が紹介されている。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』編から第2のエアロマシンが登場だ!
本連載は水曜日更新予定なのでお楽しみに!
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「マックスブレイカー」■発売時期:1998年2月(一般発売)
■価格:780円(当時)
・「マックスブレイカー」1998年モデル(販売停止中)
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