【角満のエルデンリング日記2】ウソを見抜く力

まずはチュートリアルだ!

 いよいよ始まってしまった、フロム・ソフトウェアのプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)用アクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』のプレイ日記。コロコロオンラインではワタクシ大塚角満と、若手記者のトニオ國崎による2本立てで、全世界の“フロムゲーファン”が待ち焦がれていた超大作に向き合おうと思っております。しばらくのあいだ、どうぞよろしくお願いいたします!

 さて。

 前回の記事で俺は、

 「知性や信仰は、すべて捨て去った!! 俺はキンニク命の脳筋ファイター、“勇者”として生きていくのじゃ!! FPの残りを考慮して、魔術の残数を計算して……なんていう緻密な立ち回りは、ほかの褪せ人に任せた!! 俺はデカい斧を振り回せれば、それでいいのだ!! ガハハハハ!!!www

 と、それは勇者じゃなくてただの野蛮人だろ!! ってなことを書いてお茶を濁している。そこで今回はちょっとだけ先に進んで……チュートリアルのことを書いていきたい!! やっぱり最初はキッチリと、基礎的なことを記しておかないとね!!

 というわけで、生まれたての勇者・角満は“学びの洞窟”なるところにやってきたのだ。

 でも……!

 ここでさっそく問題が勃発!!

 「きっとこちらで、操作方法を復習するチュートリアルが始まるんだろうな^^」

 と、『Demon’s Souls』(デモンズソウル)や『DARK SOULS』(ダークソウル)を吐くほど遊んだ俺は直感したんだけど……!

 そこでうつむいていた謎の透明人間に↓こんなことを言われてしまったのだ。

 「褪せ人よ。飛び降りるがよい

 ……は?? 何を言っているのだこの透明人間は。

 見れば、透明人間が指し示す先は、

 このような崖になっており、目視ではおそらく……6~7メートルは余裕であるように見える。前述の通り、『Demon’s Souls』と『DARK SOULS』を遊び込んでいた俺は、こういった“高さ”に対してはハリネズミのように敏感になっているので、そうそう簡単に飛び降りることなどできないのだ。ナゼなら、そのふたつのゲームに関しては、ほんのちょっとの高台から降りただけで……!!

 「YOU DIEDwww」

 !!!? いい、いまの2メートルくらいの高さしかありませんでしたけど!!? そんなところから降りただけで、脚をくじくくらいならまだしも……天に召されなくてもいいんじゃないですかぁぁぁああ!!><

 このような事故に、再三見舞われてきたから……w

 おかげで俺は、“チュートリアル前の広場の調査”という、じつにじつに不毛な作業に小一時間ほど費やすことに……w

 「絶対に、騙されないからな。信じて飛び降りたとたん、“YOU DIEDwww”って言われるに決まってんねん!! わかってんねん。ちってんねん

 ブツブツと念仏を唱えながら、その地形の精密画が描けるくらいビッチリと、先の透明人間のまわりを調べまくったのだった^^;

 その結果……。

 「……これもしかして、飛び降りるしか手段がないのでは??((゚Д゚;))

 けっきょく↑ここに行きつき、ゲーム開始から1時間ほどが経過してようやく、

 チュートリアルに入れることになったのであった!!w なんだよ!!w 意外と高いところから降りても平気なんじゃん!!!

 でも、フロムゲーにあまり触れてこなかった人に、いまのうちから言っておく。

 『Demon’s Souls』や『DARK SOULS』においては、

 「石橋を叩きまくって安全は確認できたけど、けっきょく渡らない

 ↑これくらいの慎重さを持ってプレイしてようやくバランスが取れるくらい、アチコチに絶妙な罠が仕掛けられていた。それを考えると『エルデンリング』も、「やーいww チキンwww」と笑われるくらい警戒しながら進んだほうが絶対にいいと思う。まあ、今回のチュートリアル前の出来事は若干ながらやり過ぎな感じがしないでもないが、俺は後悔はしていない^^;

 というわけで、“学びの洞窟”に入っていこう。まずは、

 触れることで拠点として機能するようになる“祝福”をチェック。『DARK SOULS』で見た“篝火”と同じ役割を果たしてくれるようだ。今後はここで体力の回復を図るだけではなく、

 HPやFPを回復する“聖杯瓶”のカスタムや持ち物の整理も行っていくようになる。

 祝福を出てちょっと歩くと……!

 出ました!! 敵!!!w まだなんて名前なのか知らないので、“敵”としか言いようがない!!w

 いよいよここから戦闘が始まる。

 俺は素性が勇者なので、いまも、そしてこれからも、攻撃のほとんどは肉弾戦となろう。

 そんな、近接攻撃において“必殺”となるのが……!

 背後に回り込んでの致命の一撃!! いわゆる“バックスタブ”というヤツだ!!

 これが決まれば一気に敵のHPを削ることができるので、ザコ戦はもちろんのこと、中ボスやボスクラスが相手でも積極的に狙っていくのがいいんじゃないかなと。俺は何度も言う通り『Demon’s Souls』、『DARK SOULS』でも脳筋ファイターばかり使っていたので、この背後からの致命の一撃は生き残るための命綱であった。よって、バックスタブ狙いの効果的な立ち回りも過去作から受け継いできており、『エルデンリング』でも十分通用することがわかったので、このプレイ日記を書き進めるうちに徐々にノウハウを記していければなと考えている。

 とくに『エルデンリング』では、

 この、草むらに潜んで身を隠し、相手に気付かれないように近づいて背後から致命の一撃を入れる……という、じつに卑劣な立ち回りが超効果的なので、脳筋でも十二分に戦っていけると思うw これに、

 ガードと……!

 ローリングを組み合わせれば、そんじょそこらのボスだったら……50回くらい懲りずに挑めば倒せるようになるかも??(意味深)

 さて、洞窟の奥に進むころには、すっかり立ち回り方法を思い出していたので、

 「ぼちぼち、歯応えのある相手と戦いたいなぁ~ww」

 なんて、ナメた態度で考えていたところ……!

 あ……! こ、この霧は……!!!

 入ったが最後、中で待ち構えるボスを倒さない限り出ることができない悪夢の霧では!!?

 さて、中ではどんな戦いが……?

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/

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