納得できない!
ルナステラ島の火薬庫、ヒツジのちゃちゃまるをクライアントとした、“電気じかけのドリームランド”をテーマとした別荘作りなんですがね……。
なんと……。前回の記事の最後に記した通り……!
「納品はしたし、ちゃちゃまるも喜んでくれているみたいだけど……作った本人の俺が、どうもモヤモヤする!! キレイにまとまり過ぎていて、俺が考える近未来SFの湿度の高い感じ(わかってもらえるかなw)が、まったく表現されてねぇぇぇえええ!!!」
ということで!!
『ハッピーホームパラダイス』のリゾートバイト始まって以来の珍事である、
“完成した3分後にリフォームの提案”
という、現実世界で実施したら各所からフルボッコに合うこと間違いなしの蛮行を行ってしまったのでした!!w
何はともあれ、まずはオーナーであるちゃちゃまる様にリフォームの提案を行わなければならない。
前述の通り、これがリアル世界の話で、納品した数分後に、
「あ、あのッ!! 5分前にお引渡ししましたお部屋なんですが……中途半端な出来のまま、見切り発車で納品してしまいました^^; じつはまだまだ手を入れなきゃいけないところがありましたので、作り直しさせてもらえませんかね???^^; もちろん、代金はお客様持ちで^^;;; なんちゃってwww」
なんて言ったら、上司どころか社長を連れて謝りにいくほどの大事件に発展するだろうなぁ……w
とはいえ、この状態のまま暮らしてもらうのもクリエイターとしてのプライドが許さないので、ここは素直にオーナー様に直談判。
すると、ちゃちゃまる様は……!
ふたつ返事で「いいねー!! ふんふん!」と承諾してくれたので、心置きなく手を入れさせてもらうことにしたのでしたw こういうとき、ふだんからルナステラ島で人間関係の構築を図ってきた成果が現れるんだよねえwww
てなわけで、リゾートバイト初となるリフォームのスタートだ。
前回の記事でもお見せしたけど、手を入れる前のちゃちゃまるの別荘は↓こんな感じであった。
大きな機械やら歯車があるわりには、比較的スッキリとしたレイアウトでそこそこ過ごしやすそうに見える。
でも……。それこそが、俺にとって大いなる不満ポイントとなった。
頭の中で、『ブレードランナー』とかスチームパンクの世界を思い浮かべながらデザインを施していったつもりなのに、完成品は短いベルトコンベアがあるだけの、地方空港の荷さばき場もかくやという寂しさになっている。
こういう“キレイキレイな空間”は、俺が考えるSF世界とは相いれないものだ。もっとこう……ゴチャゴチャとわけのわからない機械や部品が散乱する中、パイプからあふれるスチームや水滴で湿度150%くらいになっているのが、正しい“電気じかけのドリームランド”なのではないでしょーーーかッ!!?
最大の問題点は、ゴチャ付き度が足りないこと。それに付随して、ベルトコンベアが短かすぎるのも、この空間の貧相さに拍車をかけている気がする。
そこで。
「ベルトコンベアとか、いくら長くても困るもんじゃないですからねッ!!!」
なんてコーンフレークなつぶやきをしつつ、意味なくドカドカとベルトコンベアを設置していった。
コンベア~~~ん……w
おおおおおwww すばらしい!!!www 出発点も終点もメチャクチャな、これぞカオスなベルトコンベアかっちょいいい!!!www これだけで、特撮モノに出てくる悪の組織の秘密工場……って感じがしてきたではないか!!!www
さらに、
見通しが悪くなっていた仕切り壁を撤去して、歯車型の仕切りを寝室との間に設置。また、部屋の奥には雰囲気を出すために、これまた意味なく“さくせんかいぎテーブル”を置いてみた。そして、ところどころに置いたコードの束が散らかり感も演出していて、リフォーム前とは比べ物にならないほどの怪しさがあふれる別荘になりましたよ!!www
……いったいどこから、“電気じかけのドリームランド”が“秘密結社の怪しい工場”にテーマがすり替わったのだろうか……?? それは作り手の俺がもっとも不思議なんだけど……ま、納得のいくものができれば、それでいいやーーー!!www
ではでは、こちらで納品しましょう!!
さっそく、クライアントのちゃちゃまるにチェックしてもらうと……!!
おお……! なんかちゃちゃまる……現場監督っぽい!!!
そして……!!
このアングル!! ベルトコンベアとロボットアームが勤勉に働いているところと、奥の棚やらパイプやらがゴチャついているところもいっしょに写っていて最高なんじゃないですか!!?w
よし! コレなら俺も大満足!!
いままで、リフォームは家具の配置をいじるのが面倒そうだったので敬遠しがちだったんだけど、それほどハードルは高くなかったので、序盤に作った狭い別荘は片っ端から作り直してあげようかなー。
そして、リフォームといえども、きちんと給料はもらえます!
よしよし。いい感じだぞ!! この調子で、つぎの別荘、いってみようかーーー!!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年2月9日の様子は↓こちらです。
島全体のレイアウトに手を入れ出したのがこの日でした。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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