工場バイトの思い出
本題に入る前に……！
皆さん、記事タイトルをご覧になって気付いたことがありませんか？？
……うん、あるよね！！！
そうなんですッ！！！ なんと今回の更新で、角満島開拓日誌が連載690回に！！ 10日後には連続更新700日700回のアニバーサリーを迎えてしまうんですよぉぉぉぉおおお！！！
いやあ、書きも書いたり、長文プレイ日記を700日700回連続更新ですか……！ 人類史上、誰もなしえなかった歴史的快記録（※ゲームのプレイ日記限定です）を塗り替え続け、それがついに700日に達すると……！！ そして、そのすぐ向こうには、『あつ森』2周年と前人未踏の連続1000日1000回更新が控えている……！！
そんな、区切りの700回目を迎えるので何かしらのネタを仕込んでおきたいんだけど、現状、まったく何も思いついていないというｗｗｗ それもそのはずで、これまで100回、300回、1周年、500回……という区切りを迎えるたびにちょいちょい企画記事をやってきてしまったので、完全にネタ切れになってるんだよねぇ……ｗ でも、せっかくだから何かやりたいなーーー！！
ってことで、衰え著しい脳ミソをフル回転させ、なんとかアイデアを絞り出そうとしております。……その結果として、
｢今回で更新700回である。しかし取り立てて何もない、ふつうの1日であった｣
なんて内容になったとしてもカンベンくださいね＾＾；
さて。
ルナステラ島のトリックスター、ヒツジのちゃちゃまるの別荘を作っている途中だった。
彼が要求してきたテーマは、“電気じかけのドリームランド”という、厨二心をくすぐりまくる冒険心に満ちたものである。
でも、ちゃちゃまる用のオススメ家具を見るにつけ、ここで求められているのは最新VRテーマパークのような洗練されたモノではなく、どちらかというとナゾの機械やパイプ、歯車なんかで満ちた、SF大作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』を髣髴とさせるスチームパンクの世界観のようでありました。
となれば……！！
10代後半から20代にかけて、洋の東西を問わずあらゆるSF小説を貪り読んだ俺にとっては、この手の世界観は大好物である。
｢いいねいいね！！ そういうの、大好きよ！！！ｗｗｗ さすが俺！ 見る目があった！！！ｗｗ｣
ちゃちゃまるをクライアントに選んだ慧眼をみずからホメつつ、おすすめアイテムを片っ端から設置してみる。
巨大な歯車に、計器のついたパイプ状の仕切り……。そして、ジュンが大好きなベルトコンベアも部屋の中央に配置した。
これらの機械式のアイテムは、そばに行ってAボタンを押すとスイッチが入って動き出すので、雰囲気が抜群である。
さらに、今回はめんどくさ……じゃなかった、あえて1階建てを選んだので、入口の右側にちゃちゃまるが休める仮眠室も設えてみる。
おおおお……！ いかにも｢夜勤上等ッ！！！｣な工場感が醸し出されているではないか……ｗｗ
この状態を見た瞬間に脳裏に閃いたのが、18歳で初めてバイトをした群馬の片田舎の工場の記憶……。
上京後、初めて迎えた夏休みは地元でバイトをしてお金を稼ごう……と決めていたので、まさに夜勤上等な工場に潜り込んで日夜労働に勤しんでいたのであるよ。
そこでやった作業が、このようなベルトコンベアを使うものでね。ベルトの上を流れてくる機械の部品に小さなふたつの穴が空いていて、そこに赤と青の2本のコードを手作業で、
｢ぷす……！ ぷす……！｣
と、ひたすら差し込んでいくだけ……というものであった。
これを、休憩をはさんで延々と8時間……！
単純作業なのは間違いないんだけど、左右を差し間違えたり、キチンと刺せなかったりすると速攻で、
｢ブブーーーーーッ！！！ そこのライン、ミスりましたっ！！！ 学生バイトが、またやらかしたよッ！！！ ブブーーーッ！！ ブブーーーったら、ブブブーーーッ！！！ 全員、止めッ！！！ そいつのせいで、機械すべて停まりますよーーーッ！！！！｣
と言わんばかりの大音量で警告のブザーが鳴り響き、｢すんませーん！！＞＜ チェックしまーす！！＞＜｣と平謝りで失敗箇所を直したりしていた。あの緊張と集中を要する仕事は、めちゃくちゃ向き不向きがあると思ったよ……。20日間やっただけだったけど、ちょっと人生観が変わったもの……。
ちなみに、そこで得た10万円足らずのお給料で、俺はどうしても欲しかったVHSのビデオデッキを購入したことを昨日のことのように覚えているｗ 時代だねぇ……ｗｗｗ
そんな、俺の青春時代の思い出を呼び覚ましてくれるちゃちゃまるの別荘は、刻々と完成に近づいていった。
玄関を入ってすぐのところに、なんとなく受付を用意ｗ コロナ禍以前は工場見学が流行っていたので、この別荘もそういう需要があるかもしれんからなｗ
もちろん、壁も手を抜かずにSFチックなアイテムをテキトーに（手抜いてるじゃねえか）配置していく。
その結果、完成したのが↓こちらの別荘！！
そこそこキレイに片付いた小規模な町工場……ってところだろうか？ ぶっちゃけ……かなり物足りなかったんだけど、
｢ま……これでいっか｣
と、ひとまずちゃちゃまるに納品をする。
そして、注目の内見会は……！
こういう角度で見ると、そんなに悪くない感じもするｗ
さらに……！！
自慢の巨大歯車が、なかなかいい味出してるじゃん！！！
これには、クライアントのちゃちゃまるも……！！
｢けーーーーーーーッッ！！！ｗｗｗ｣
喜びを爆発させてくれた。まあ、お客様が納得してくれたなら、それでいいのかなー……。
それでも、ちょっと釈然としないままタクミライフの事務所に戻る。
すると……！
お……！ なんか、評価されてるぞ！！！
やったーーー！！！ ついに“一人前のコーディネーター”と呼ばれるようになりましたよーーー！！！
これ、編集業務的には、それなりの責任ある立場ってことで“チェッカー”（原稿のチェックができる人）、もしくは“デスク”（チェッカーの上に存在する上位職。チェッカーに指令をして記事を作らせる立場）ってことになりましょうか！！！
でも……！
そうなるとますます、ちゃちゃまるの別荘の中途半端感が頭から離れなくなる。
｢もうちょっと……何かができたのではなかろうか！！？｣
そんな思いが付きまといまくるのである。
その結果、俺が採った行動は……！
ちゃちゃまるの別荘を再訪！！ ここから、クライアントと相談だ！！！ｗｗ
続く！
1年前の今日は？
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は？”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います！
ちょうど1年前、2021年2月8日の様子は↓こちらです。
ジュンがついに、ルナステラ島の仲間になった日！ うれしすぎて、早朝5時に訪問した思い出ｗｗｗ
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト：
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
