第144回 「猿飛佐助」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“忍者シリーズ”から “猿飛佐助”を大紹介!!
昨年の秋から、パズドラでは毎年恒例となった“大感謝祭”がスタートした。
これは、長く遊び続けるユーザーに対する日ごろの感謝の気持ちと、新規に入ってきたルーキーたちに向けた特大サービス……という、大きなふたつの意味が込められたイベントとなっている。
この大イベントも2021年12月いっぱいで終わり、その向こうに……ついに到達する“パズドラ10周年”を見据えているってわけだ!!
というわけで!!
ここんところ、モンスター番号が若い“パズドラ黎明期からいるモンスター”の解説を重点的に行っている。
ベテランパズドラーは懐かしく、新規に入ってきた人々はいままさに遭遇しているであろうモンスターたちについて、今回も詳しい紹介文を書いてしまおうと思っております!
さて今回からは、パズドラがリリースされたちょうど1年後となる2013年の冬に実装されたモンスターを何体か解説していきたい。
まずは……2013年2月13日に初登場を果たした、モンスターナンバー“559”のベテラン、“猿飛佐助”だ!!
猿飛佐助は“忍者シリーズ”の木属性モンスターとして、前述の通り2013年2月13日に実装されている。
このシリーズの同期のモンスターは、火属性の望月千代女、水属性の初芽局、光属性の風魔小太郎、闇属性の服部半蔵で、いずれも当時は使い勝手のいい変換スキル持ちのモンスターとしてシブい活躍をしていたのだ。
そう、猿飛佐助は当時の木属性使いにとっては非常に使いやすいモンスターで、多くの木パで採用されて活躍していた。
“水ドロップを木ドロップに変化させる”というじつにシンプルなスキルながら、まだまだ尖ったダンジョンも少なかった時代においては十分な性能で、かな~り息長く使われていたのである。
さすがに、昨今の高難度ダンジョンに挑むには心許ないキャラかもしれないが、まだパズドラを始めたばかりのルーキーにとっては重宝するモンスターであることは変わりないのである。
ちなみに猿飛佐助とは、真田幸村に仕える有名な“真田十勇士”の筆頭で、多くの小説や講談などに登場する人気の忍者である。
真田十勇士自体が物語に登場する架空の人物ではあるが、じつは実在の人物がモデルになっている者もおり、この猿飛佐助に関しても「存在した」とされる根拠が数多く残されている。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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