【ディアブロイモータル　プレ・プレイ日記13】βテスト、ラストスパートへ

2022年01月06日 18:00

#『ディアブロイモータルプレイ日記』ディアブロの魔界地図 #ディアブロイモータル #ディアブロ #ゲーム #大塚角満 #連載

休んだ時間を取り戻す

　この12月から1月にかけては、出版社恒例の年末進行ということもあって、目が回るほど忙しかった。

　……いや、現在進行形でテンパっているんだけど。

　おかげで、日々のルーチンワークと化していたゲームプレイにも少なからず影響が及んでしまい、ここ1ヵ月くらいはガクンと、記事にするネタの生産量も落ち込んでしまったのである。

　ここで書いている『ディアブロ II リザレクテッド』や『ディアブロイモータル』のβテストのプレイ時間も減ってしまって、ぶっちゃけ後者に関しては半月ぶりくらいにログインするような有様……。ゲームプレイ日記をライフワークとしている人間として……これはじつに恥ずかしいことなのではないでしょうか！！

　おかげで、新年早々いきなり、↓こんな表示を見るハメになったよ……！

　うお！！！　βテスト開始から1ヵ月以上になるので、ボチボチ来てしまうかも……と身構えてはいたんだけど、実際に見るとショックがデカい！！！

　そうなのです……。

　具体的な日付こそアナウンスされていないけど、『ディアブロイモータル』のクローズドβテストの終焉は着実に近づいてきているのだ。この日記ではまだチャレンジリフトに潜り始めたところまでしか書いていないんだけど、あまり悠長なことはやっていられないぞ。もう、ストーリーも、リフトも、ダンジョンも、イベントも、出会ったことはなんでもゴチャ混ぜにした脊髄反射で書くような記事を、量産してお届けするしかないな！！

　てなわけで、本日（1月6日）より『ディアブロイモータル』のβテストを再スタートしたので、可能な限り進めていきたいと思う。

　さて今回は、初めて手に入れたレジェンダリーアイテムについて書きたい。

　……と言っても、モンスターを狩りまくった末のレアドロップで見つけたわけじゃなく、ログイン報酬でもらったものなのであまりデカい顔はできないんだけど（苦笑）。

　とはいえ、レジェンダリーであることには間違いないので、ここは堂々とお見せしたいと思う。

　俺がもらった初レジェンダリーは頭装備で、その名は、

　“輝く鎖の王冠”

　という。

　知力と忍耐力がグンと上昇することに加え、“スキルダメージが4.0％上昇”と“攻撃速度が2.0％上昇”が付いているという業物だ。

　見た目もけっこうゴツくて好みだったので、

　｢コレはいいものをもらったぞ＾＾　しばらく兜は、これひとつで大丈夫そうだな＾＾｣

　俺はホクホクと笑いながら、ストーリーを進めようと常闇の森への進軍を続けようとしたのだった。

　ところが……。

　アイテム画面から抜け出してフィールドに戻ってきたとき、俺は｢あれ？？｣とキツネにつままれたような顔をすることになる。

　見ると……！

　｢ん？？？｣

　俺のキャラの真横で、巨大な剣だか棍棒だかを手にした大男が暴れているんですけど……。こ、この人は……どなたでしたっけ？

　とっさに俺は、

　｢あ、なるほど。これ、他のプレイヤーだｗ　俺がアイテム画面を見ている間に横まで来て、ザコを相手に戦っていたんだなｗｗ　なるほどなるほどｗ　オンラインゲームなんだから、それはそれで当たり前の風景だなｗｗｗ｣

　思わず、

　｢どうも～ｗ　正月から、精が出ますなあｗｗ｣

　なんて、画面に向かって独り言を言う俺。オンラインゲームで遊んでいると、ついついこういう行動しちゃうんだよねえｗ

　しかしこの人、なんでか知らんが、俺と一定の距離を保ったままどこまでも付いてこようとする。

　自然発生的に見知らぬ人と共闘することは珍しくもないので最初は気にしていなかったんだけど、あまりにもピタリと張り付いて戦っているので、さすがに｢むむむ？？｣と思ってしまった。

　一瞬、

　（これって……もしかしたらBlizzard Entertainmentの人が、俺がちゃんとプレイしているかを確認するために来たのでは……？？）

　なんてことを考えて戦慄してしまったんだけど、どうも……そういうことではない気がする。なんというか、この人……機械的に俺のキャラについて回るばかりで、生きている人間の体温をあまり感じられないのである。

　｢うーーーむ！　いったい、誰なんだコイツは！！？｣

　そう言えば……。

　この巨人が現れてから、俺にずっと付き従ってきたガイコツ君2匹が消えてしまっている。無機質な動きをくり返す巨人に恐れをなして消滅したのか、それとも……。

　それとも……？？

　こういったこと……確か、『ディアブロ II』や『III』でもあったような気がする。

　レジェンダリーアイテムの特殊効果で、天使や悪魔をはべらせて戦えること……。

　この巨人はあきらかに、俺が初めてレジェンダリーアイテムを装着した直後に現れた。……ってことは！！！ｗ　もしかすると！！！ｗ

　｢え！？　そういうことなのか！！？ｗ｣

　俺は慌てて、先ほどの“輝く鎖の王冠”を再チェックしてみた。

　考えてみればさっきは、ステータスアップの数値を見ただけで、肝心の特殊効果は目を通していない……！

　はたして、そこに書かれていたのは……！

■スケルタル・チャンピオンの刻印
＜コマンド・スケルトン＞発動時、命令すれば特定の場所に旋風を巻き起こすことができる、1体の強力なスケルタル・チャンピオンを召喚するようになる。

　スケルタル・チャンピオン……召喚……って！！！ｗｗｗ

　これ、やっぱりレジェンダリーアイテムが生み出したNPCじゃねえか！！！ｗｗｗ

　｢精が出ますなぁ＾＾；｣

　なんて、ふつうに挨拶しちまったよ！！！ｗｗｗ

　そんな、思い出しても恥ずかしい行動をしちまいましたけど、このスケルタル・チャンピオンはじつに頼りになるので、いまも攻撃の起点となって活躍してくれておりますｗ

　続くｗ

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。