By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先々週発売したコロコロコミック12月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、12月に発売する王来篇第4弾「終末王龍大戦」に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
先月発売した「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」には、デッキを作りたくなるような様々なカードが収録されていた。
なかでも私の心を掴んだのは、この1枚だ。
《爆獣マチュー・スチュアート/超銀河弾 HELL》。《爆獣マチュー・スチュアート》と《超銀河弾 HELL》という、既存カード同士のツインパクトだ。
だが、新規カードではなく既存カード同士の組み合わせということは、カードプールに影響を与えていないため、これによる新デッキなど作りようがないようにも思える。
しかし、既存カード同士のツインパクトでもカードプールにはしっかりと影響を与えている。それは、《爆獣マチュー・スチュアート》がデッキに最大8枚入れられるようになったという影響だ。
そう、すなわち。
《爆獣マチュー・スチュアート》を2体並べて《白米男しゃく》を連打したら宇宙が始まるのでは???🤔🤔🤔
《爆獣マチュー・スチュアート》が2体並べば呪文にはすべて2ブーストが付くようになるので、《白米男しゃく》は実質手札もマナも減らさずマナの総量が2枚増える呪文として唱えられるようになる (厳密には多色が落ちた場合だけ1マナ減ってしまうが)。
したがって、《白米男しゃく》のように「マナ加速+マナ回収」を兼ねるカードをデッキに大量に搭載することで、マナを減らさないままに山札をマナゾーンへと次々に並べていき、1ターンのうちに膨大なマナを獲得することができるというわけだ。
それでは早速このギミックを生かしたデッキを作っていこう。
《ラブ・エルフィン》は疑似的に追加の《爆獣マチュー・スチュアート》として機能するため、「《爆獣マチュー・スチュアート》2体」が「《爆獣マチュー・スチュアート》1体と《ラブ・エルフィン》」で代替できるようになる。
また、《ハロウィンズ・カーニバル》は追加の《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》として機能する。
《ローラー雪だるま》はマナゾーンに落ちた《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》を回収できる上に、《爆獣マチュー・スチュアート》が2体並んだ状況では手札を減らさずマナが増やせる呪文になるので心強い。
《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》はたとえ《爆獣マチュー・スチュアート》が2体並んだ状態であってもマナが減ってしまうのがネックだが、使い終わった《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》を墓地から回収できるので、呪文連打の完走に役立つ。
ただ、マナを伸ばしてもそのターン中に勝てないようでは意味がないところ、《クローン・ファクトリー》を入れておけば十分に山札を掘りきった状態でこれを回収し唱えることで、《次元の嵐 スコーラー》をマナから拾った上で追加の《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》をも手札に抱えることが可能となる。
あとは追加ターンに入って膨大なマナから《水上第九院 シャコガイル》を出し、再び呪文連打で山札を5枚以下にしてターンを返せば特殊勝利という塩梅だ。
というわけで、できあがったのがこちらの「マチュー・ストーム」だ!
『マチュー・ストーム』
4 | 《ラブ・エルフィン》 |
《爆獣マチュー・スチュアート》 | |
2 | 《爆獣マチュー・スチュアート/超銀河弾 HELL》 |
《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》 | |
4 | 《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》 |
4 | 《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》 |
4 | 《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》 |
1 | 《水上第九院 シャコガイル》 |
2 | 《次元の嵐 スコーラー》 |
4 | 《トレジャー・マップ》 |
4 | 《ローラー雪だるま》 |
2 | 《クローン・ファクトリー》 |
3 | 《ハロウィンズ・カーニバル》 |
1 | 《生命と大地と轟破の決断》 |
《爆獣マチュー・スチュアート》の効果でうっかりタップインの多色が落ちてマナが減ると連鎖が止まって死んだりするので「《超銀河弾 HELL》剥がせよ!!!!!😡😡😡😡」と思いたくなってしまうのが悲しいところだが、そもそも《超銀河弾 HELL》がくっつかないと2種類目の《爆獣マチュー・スチュアート》が生まれていないので、いつか《超銀河弾 HELL》が生きるデッキが作れるといいよね、ハム太郎?
ハムカツマン「へけっ!」
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。