By まつがん
さて、前回は皆さんにカードの能力を予想してもらったわけだが、まずは正解を発表することとしよう。
それが、こちらのカードだ!
もうこれ《ミラクルとミステリーの扉》じゃねーか!!!
8マナと手打ちが厳しいマナ域になった代わりにバトル能力が追加され、さらに進化も出せるようになった《ミラクルとミステリーの扉》……ただし、出したクリーチャーはターンの終わりに山札の下に帰ってしまう点がネックとなる。
というわけで、11月20日(土) に発売予定の「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」に収録される新カード、《神歌と繚嵐の扉》。このカードを使ってどのようなデッキを組むべきか。
やはり《ミラクルとミステリーの扉》の生まれ変わりを使うならば、《ミラクルとミステリーの扉》の最も強い使い方を再現するしかない。すなわち、ガチャである。
だがS・トリガーで唱えた《神歌と繚嵐の扉》で出したクリーチャーは《熱血龍 バトクロス・バトル》のように山札の下に帰っていってしまうため、《勝利宣言 鬼丸「覇」》や《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》のような普通のデカブツと合わせて使うとガチャの楽しさが半減してしまう。
しかし王来篇には、この問題を解決するのにうってつけのクリーチャーが登場していたのだ。
そう、すなわち。
大量のディスペクターをガチャで出しまくったら脳汁出まくりでは???🤔🤔🤔
「EXライフ」を持つディスペクターは山札の下に帰る効果を乗り越えてバトルゾーンにとどまることが可能となるため、《神歌と繚嵐の扉》とは最高の相性を誇る。
特に《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》がめくれると、さらなるディスペクターへと連鎖してドバドバの脳内麻薬をお手軽にキメることも可能となる。
とはいえ、《神歌と繚嵐の扉》だけではいわばガチャを回すための石の数が圧倒的に不足している状態だ。そこで《ミステリー・キューブ》と《ホーガン・ブラスター》も追加すれば、天上 (天井) の快感を得られることだろう。
さらにスーパー・S・トリガーを持つ《爆殺!! 覇悪怒楽苦》と《コクーン・シャナバガン》を採用することで、我々は真理の向こう側に到達することができるようになる。
ダメ押しに《獅子王の紋章》も入れておけば、S・トリガーが万一埋まっていなくても光と自然のピックアップガチャを追加で引けるので安心だ。
さて、ここまでで20枚のガチャ材をデッキに搭載することが確定したので、あとは20枚のディスペクターを搭載することでデッキが完成となる。
だが、冷静に考えると《爆殺!! 覇悪怒楽苦》《コクーン・シャナバガン》《獅子王の紋章》はそれぞれ出せる範囲が異なる。さらに《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》で出せるようにするともなれば、一体どのようなディスペクターを積めばいいのかと途方に暮れてしまうかもしれない。
こういうときは落ち着いて求められる条件をすべて書き出すことだ。そうすれば、あとはそれらをすべて満たすディスペクターを検索するだけでいい。
・なるべく火のクリーチャーであって欲しい (《爆殺!! 覇悪怒楽苦》)
・なるべく自然のクリーチャーであって欲しい (《コクーン・シャナバガン》)
・必ず自然か光のクリーチャーであるべきである (《獅子王の紋章》)
・なるべく9マナ以下の多色ディスペクターであるべきである (《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》)
・出たときに相手の打点を減らせることが望ましい (S・トリガーで受けて返すプランなので)
《獅子王の紋章》だけは既に20枚もハズレが積まれている関係上、残る20枚のディスペクターはすべて自然か光であった方が良いが、他の条件はハズレのパターンを引かない程度に満たせれば問題ない。
それで肝心のディスペクターの取捨選択だが、まず《聖魔連結王 ドルファディロム》と《滅印連結 ヴァルハルザーク》は《コクーン・シャナバガン》以外の条件を満たしており、採用に値すると言える。特に《滅印連結 ヴァルハルザーク》はシールドを追加できるので、防御を盤石なものとする上で頼もしいことこの上ない。
また、そうなると残りは《コクーン・シャナバガン》の条件を満たすディスペクターで埋めたいところ、《恐帝接続 ネロ・グウルピオ》と《飢限電融 ファタル・エレガンス》は自然のディスペクターでありながら貴重な防御能力を持っており、デッキのプランに噛み合っていると言える。
というわけで、できあがったのがこちらの「カウンター・ディスペクター」だ!
『カウンター・ディスペクター』
4 | 《飢限電融 ファタル・エレガンス》 |
《滅印連結 ヴァルハルザーク》 | |
4 | 《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》 |
《聖魔連結王 ドルファディロム》 | |
4 | 《恐帝接続 ネロ・グウルピオ》 |
4 | 《ミステリー・キューブ》 |
1 | 《ホーガン・ブラスター》 |
4 | 《獅子王の紋章》 |
3 | 《コクーン・シャナバガン》 |
4 | 《神歌と繚嵐の扉》 |
4 | 《爆殺!! 覇悪怒楽苦》 |
このデッキが実際にどんな動きをするのか気になる方は、以下の動画で確かめてみて欲しい。
さて、いかがだっただろうか。
《神歌と繚嵐の扉》が収録されている「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」は、11月20日(土) に発売予定だ。
また、コロコロコミック12月号ではデュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.39バックナンバー | |
デュエマ妄想構築録 vol.39-1 ~S・トリガーでカウンター!アウトレイジ零龍!!~ | |
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