朝活条例
ここんとこ長文が続いていたので(ずっとだろ)、今後はコンパクトで読みやすい記事を意識していこうと思っている。鉄より硬い、50歳のおっさんの決意。
でもこういう決意って、たいてい長く続かないんだよねぇ~。
古巣時代でも、よくあったのよ。
その編集部は世紀末的と言っていいほど夜型のシステムが染みついていて、100名くらいいた編集部の人間で、午前中に席についているのは電話番のアルバイトと、徹夜明け……というか深夜から働き出してたまたま朝も席にいた……って感じの数名のみであった。
残る9割以上は午後……もしくは夕方以降出社で、そんな状態が何年も何年も続いていたのである。
でも、労働環境的にはまことによろしくないってことで、数年に1回くらいの割合で編集長がいきなり、
「我が編集部は明日から、朝型に移行します!!」
とブチ上げて、「毎日、午前11時から会議をするので遅刻しないように!!」との厳命を下していたのだ。
『あつ森』でも、11月5日のアップデートで“条例”を設定することができるようになり、その中には“朝活条例”ってのがあって、どうぶつたちを早朝から始動させることができるようになる。
それと似たようなものですな。
でも、『あつ森』の条例はダイヤモンドよりも堅く実行されるだろうけど、古巣の朝型指令は当然のように長続きしなかった。
だいたい、3日目くらいから旗を振っていた編集長が来なくなり、次いで副編集長も消え、ついにはみ~んな来なくなって元の鞘に収まっていった……(苦笑)。……その副編集長のひとりが俺だったのでデカいことは言えず、さらに冒頭で、
「今後はコンパクトに!」
なんて宣言しているくせにすでに記事1本分くらい関係のないことを綴っている時点で、すべてが崩壊していることに気付かないといけないな……w
せっかく作ったのだから
またダラダラと長文の導入を書いてしまった。
深く反省しつつ、このあとの本題は短くまとめたい。まあこういうのを“本末転倒”って言うんだけどな(苦笑)。
さて。
今年の7月ごろ、自宅の倉庫がパンパンになってしまったことを受けて、DIYでいろんなアイテムを作って数を減らし、できたモノを住民に配りまくる……という健気な作戦を実行したことを記事にした。
そのとき、あふれるゴミの中から誕生した宝石のようなアイテムが、↓こちらの“あきかんカリンバ”である。
“カリンバ”ってのは、箱や板に取り付けた細い金属の棒を弾いて音を出すアフリカの民族楽器で、“ハンドオルゴール”なんて言われたりもする。じつにシンプルな構造をしているので素材もデザインも自由度が高く、数々の独創的なカリンバを作られている作家さんも多いと聞く。俺は、自身がオカリナをたしなむ人間なので、こういうシンプル構造の楽器には強く心を惹かれ、この記事をきっかけに、
「ちょっと……自作カリンバ、研究してみよかなw」
と思ってしまいました。
それはいいんだった。
この、『あつ森』でDIYするあきかんカリンバも、↓このようなゴミが素材とは思えないほどいい出来栄えであった。
そこで、できたモノを片っ端から、島の仲間たちに配ったのであるよ。
その喜びようはこちらが恥ずかしくなるほどで(もとはゴミだからな)、1ごうに至ってはこのときに、
お礼になんと、“1ごうのしゃしん”をくれたりした。やっぱりDIYでひと手間加えたプレゼントには、どうぶつたちも感激してくれるんだなぁ^^
そしてこのとき、俺はルナステラ島でいちばんの古株であるヒノコにも、あきかんカリンバを贈ったのよ。
もともと地元ではバンドを結成してブイブイ言わせていた……とヒノコから聞いた記憶があったので、やっぱりあきかんカリンバには大いに喜んでくれたよ^^
「よしよし! やっぱり手作りって、ぬくもりがあるからいいよね^^」
自分もレザークラフトで財布やカバンを作ることが趣味のひとつなので、どうぶつたちのこの反応には心が満たされるものがあったよ。
ところが……。
あきかんカリンバをプレゼントしてから3ヵ月が経過した10月のある日。
ヒノコ宅を訪れて話し掛けると、いきなり……。
え。
な、なんだこの、先制攻撃は……! あきかんカリンバって、俺がプレゼントしたヤツやん……!
さらに、話を進めると……!
……これって、ヒノコの意を汲んで訳せば明らかに、
「余計なモンもらっちゃって、処置に困るわ。アツイわ(ため息)」
↑こういうことだよねえ!!!??((゚Д゚;))
え! ええ!? あんなに喜んで見えたけど……じつはイヤげ物をあげちゃったってこと!!!?
ゴゴゴ、ゴミを渡してスミマセンでしたねッ!!!><(ゴミだけど) これからは余計なことはしないようにしますからッ!!!
完全に被害妄想が入っているけど(苦笑)、ヒノコのこの対応にかなり精神的ダメージを負った秋の日でした……。
続く……w
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年11月1日の様子は↓こちらです。
そうそう! 11月からキノコが採れるようになるんだよねー!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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