By まつがん
さて、前回は皆さんにカードの能力を予想してもらったわけだが、まずは正解を発表することとしよう。
それが、こちらのカードだ!
2枚墓地肥やし+ジョーカーズ限定の墓地回収という、シンプルながらも強力な効果のカードだ。
さて、9月25日(土) に発売予定の王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」に収録されるこの新カード、《ダムダム・ジョーカーズ》。これを使ってどのようなデッキを組むべきか。
それにはいつものとおり、このカードが持つ唯一無二性に着目する必要がある。
《ダムダム・ジョーカーズ》を見たとき、まず真っ先に思い浮かぶのは《ブラッディ・クロス》の存在だろう。
同じ1コストで墓地を2枚肥やせる呪文ということで、零龍アグロやカリヤドネループなどの元から《ブラッディ・クロス》を採用していたデッキにおいて、2スロット目の《ブラッディ・クロス》として運用することも当然考えられる。
だが、それではこのカードを「名前が変わった《ブラッディ・クロス》」として見るだけになってしまう。
《ダムダム・ジョーカーズ》の唯一無二性を生かすなら、やはりジョーカーズを墓地から拾える方の効果に注目するべきだろう。
とはいえそうは言っても闇文明のジョーカーズはこれまで存在していなかった以上、墓地が肥えて嬉しいジョーカーズが特に存在しないのがネックとなる。
しかし冷静に考えてみると、何も必ずしも墓地が肥える点を生かす必要はない。
《ブラッディ・クロス》が先にあったから墓地肥やしとして見てしまいがちだが、《ダムダム・ジョーカーズ》を「闇の1マナ呪文で山札の上から2枚を見てジョーカーズを1枚手札に加える呪文」として見るならば、このカードは闇の《ジョジョジョ・ジョーカーズ》としても考えられるのだ。
では、闇の《ジョジョジョ・ジョーカーズ》を必要とするデッキといえば何が考えられるだろうか。
そう、その答えは一つしかない。
「キクチVチャロン」では???🤔🤔🤔
《デュエマの鬼!キクチ師範代》もしくは《禁術のカルマ カレイコ》が出ている状態で《Vチャロン》の登場時能力を発動させ、相手のシールドが何枚あろうと0枚にするコンボ、「キクチVチャロン」。このデッキの難点は闇文明でコンボパーツを代替できるカードがないという点にあった。
というのも、「キクチVチャロン」は「3ターン目に《デュエマの鬼!キクチ師範代》or《禁術のカルマ カレイコ》を出し、4ターン目に《チキン・タッ太》から《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》を走らせて《Vチャロン》を捨ててダイレクトアタックで勝利」という最速ルートを生かしたいデッキである都合上、コンボを揃えるのに使えるマナは1ターン目の1マナか2ターン目の2マナしかないのだが、闇の2マナ以下のカードでこれらのコンボパーツにアクセスできるカードはこれまでほぼ存在しなかったのである。
だが、《ダムダム・ジョーカーズ》の登場はそんな状況を一変させうる可能性を持っている。何といっても《チキン・タッ太》《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》《Vチャロン》と、4種のコンボパーツのうちの3種までもにアクセスできるからだ。
ただアクセスできるとはいっても《ダムダム・ジョーカーズ》では《ジョジョジョ・ジョーカーズ》と違って2枚しか見れないので、デッキ内の相当部分をジョーカーズで固める必要がある。
《カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」》はこのデッキの最速パターンを崩さない2ターン目までに打てるドローソースでありながら《ダムダム・ジョーカーズ》で拾えるので、コンボパーツへのアクセス力を高めるために必要なパーツだろう。
また、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》や《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などのメタクリーチャーを出された場合については、《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》がこちらも《ダムダム・ジョーカーズ》で拾える解答札となる。《モモキング -旅丸-》を出されたら脱糞して憤死するけど
というわけで、できあがったのがこちらの「キクチVチャロン」だ!
『キクチVチャロン』
《ダムダム・ジョーカーズ》 | |
4 | 《ジョジョジョ・ジョーカーズ》 |
《禁術のカルマ カレイコ》 | |
4 | 《デュエマの鬼!キクチ師範代》 |
《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》 | |
4 | 《キャタピラ親方》 |
4 | 《チキン・タッ太》 |
4 | 《Vチャロン》 |
4 | 《カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」》 |
4 | 《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》 |
頼む師範代!ジョーカーズになってくれ!!😭😭
多色で濁るのが嫌だったので《襲来、鬼札王国!》を抜いたまでは良かったが、やはり闇マナが足りないのと《デュエマの鬼!キクチ師範代》《禁術のカルマ カレイコ》を《ダムダム・ジョーカーズ》《ジョジョジョ・ジョーカーズ》で拾えないこともあり、「ジョーカーズの《デュエマの鬼!キクチ師範代》があったらなぁ……」と思うことしきりだったので、今後もし現実のキクチ師範代に会う機会があればデッキーでペタンコプレスしようと思う。
このデッキが実際にどんな動きをするのか気になる方は、以下の動画で確かめてみて欲しい。
さて、いかがだっただろうか。
《ダムダム・ジョーカーズ》が収録されている王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」は、9月25日(土) に発売予定だ。
また、コロコロコミック10月号ではデュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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