いまだ夢中で遊んでいるゲーム!
忙しいのとオリンピックに夢中だったのと、現在当サイトで展開しているホラー特集の仕込みなんかがあったため、この連載がすっかりご無沙汰化してしまっておりました。
でも前回は会心の、
『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』のことを書けていたので、その余韻だけで、数週間更新できない歯がゆさをこらえることができました^^;
さて。
ひさびさの記事となる今回は……いま俺がもっとも時間を奪われてしまっている、↓こちらのタイトルについて書かせてもらえればなと!!
7月9日にカプコンから発売されたNintendo Switch用ソフト『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』ですよ皆さん!!w
ニンテンドー3DS用ソフトとして5年前に発売された前作『モンスターハンター ストーリーズ』もめちゃくちゃやり込んだ男なので、この『モンハンストーリーズ2』の登場も心待ちにしていたのだ。
そして実際にプレイを開始し、エンディングを見届けたいまも1日数時間のレベルで遊んでいるんだけどさ……!
それでもやることがたくさんあって、ぜんぜん飽きない!!ww むしろ、オトモン(プレイヤーの相棒となるモンスター)の厳選やら伝承はエンディング後から本格化するので、いまのほうがめちゃくちゃ濃い冒険をしているんですが……w キリがねえぞこのゲーム……w
とはいえ、コロコロオンラインで『モンハンストーリーズ2』のことを書くのは初めてなので、いったいどんなゲームなのかをかいつまんで説明したいと思う。
まず、ゲームタイトルを見ればわかる通り、『モンハンストーリーズ2』は物語がドドンとゲームの中心に座っている骨太なRPGである。
“ハコロ島の中心部、マハナ村で執り行われていた祭りの夜。世界中のリオレウスが姿を消してしまう。
島の神と称される、護りレウスのライダー・レドの孫である主人公は、新米のライダーとして経験を積んでいく一方で、レドを知る竜人の少女・エナと出会い、護りレウスがエナに託したリオレウスのタマゴを守るため島を発つ。
各地で発生する奇妙な現象を調べる最中、ついにふ化するタマゴ。
生まれたのは、翼が小さく、飛ぶことができないレウスだった。
「その翼が開くとき、世界は消滅する」
伝説のレウスとの出会いが、主人公の運命を大きく変えていく”
このような世界観のもとで主人公の冒険は展開し、たくさんの魅力的な登場人物とオトモンがその歩みを彩っている。
『モンハン』好きにはおなじみのモンスターが要所で絡んでくるストーリーはダイナミックにして繊細で、“モンハンおじさん”の俺などはところどころで涙腺がヤバいことになっていた。かすみ目かもしれない。
そんなストーリーが楽しみのひとつなのはもちろんなのだが、それ以上にプレイヤーを引き付けてやまないのが奥深いバトルである。
『モンハン』シリーズと言えば日本を代表するアクションゲームだが、この『モンハンストーリーズ』シリーズで採用されているのは“コマンド選択式バトル”だ。
それも、よくある“攻撃”、“魔法”、“アイテム”……なんていう選択肢から選ぶのではなく、
攻撃方法が“パワー”、“スピード”、“テクニック”という3つのタイプに分かれており、それぞれの相性をぶつけることで、大ダメージを与えられたり、逆に相手に飲まれて甚大な被害を被る……なんていう仕組みになっているのだ。
そしてもちろん、この“3すくみ”はバトルの基礎中の基礎で、ここに、
・武器の特製(斬、打、突の3種がある)
・モンスターの性質
・スキルの妙
これらの要素が加わり、且つ、
・オトモンの存在
・“ライド”による1発逆転
このような、“モンハンらしい”要素が加わって、単純なジャンケンではない戦略的なバトルが形作られているのである。
そして、バトルの妙を知り、ある程度のモンスターとも渡り合えるようになってきたときに首をもたげてくるのが、
「……もっと強いオトモンが欲しい!!!」
という欲求だ。もうこの段階に達してしまったら、『モンハンストーリーズ2』という名の迷宮からは戻れないと思ったほうがいいw
新たなオトモンを手に入れるには、モンスターの巣に乗り込んでいって、
タマゴをかっぱらって持ち帰らないといけない。
そしてふ化させ……!
パーティーに加えて育てたり、“伝承”で遺伝子(スキルのようなもの)を分け与えて、さらなる強力なモンスターに仕立て上げたり……!
『モンスターハンター』という確立された世界観の中で展開する、モンスターとの濃密な関わり。何よりもここに惹かれて、俺は毎日数時間も遊び続けているんだと思う。
『モンハン』好きはもちろんのこと、たまには奥深いRPGを遊びたいな……なんて思っている人にも強くオススメしたい。
そんなゲームです。『モンハンストーリーズ2』はね。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。