島の生き物を、おもしろおかしく解説!
しまった……。
前回の日記……間違えて先に第428回目を公開してしまった!!!www
昨夜、コロコロオンラインのライター君に、
「大塚さん、『あつ森』日記の第427回が欠番になっていますけど、これはあえてです??」
そうチャットで聞かれ、
「へ??w 見間違えでしょwww この俺をして、そんなww 1回すっ飛ばすなんてあるわけ……あったぁぁぁああ!!!!((゚Д゚;)) 427回どこいった!!!??」
と気づかされたのであります(苦笑)。
しかし、そのタイミングで記事を取り下げるのもアレだったので、今回シレっと第427回目を更新します^^;
ま、続きモノの物語ってわけでもないので、それほど影響はないかなと^^; どうもスミマセン^^;
さて。
先日、日本テレビ系列の大好きなテレビ番組『満天☆青空レストラン』にチャンネルを合わせたところ、この日のテーマは、田舎人には超馴染み深いのに反比例して都会人にはまったくもって距離が遠い淡水魚の代表、“コイ”であった。
それも、長野県のブランド魚である“佐久鯉”という品種(なのか?)で、体長50~60センチほどの身体はパンパンに張り、いかにもいいものを喰わせてもらって成長した“コイの完成形”という感じがした。太って見えるけど、じつは膨れた身体は筋肉のヨロイである……という、お相撲さんに通じるものを感じる。
「立派なコイだなぁ……」
感心してテレビの画面に釘付けになりながらも、そのときの俺の思考は40年ほども昔にタイムスリップをしていて、脳内に広がる景色は昭和50年代の群馬のソレになっていたのである。
何度も書いてきた通り、俺は群馬県西部の都市(大都市と言っても過言ではない)である下仁田町の出身なのだが、そんな田舎で育った昭和の少年たちにとって、もっとも身近にあったレジャーは間違いなく“釣り”であった。
そして、皆さんご存知の通り群馬は海なし県なので、釣りと言ったらイコール、
“淡水魚釣り”
ということになる。
分布的に下仁田で釣れた川魚は、おいしい順にアユ、ヤマメ、イワナ(SSR並み)、ウナギ、カジカ……ってところで、この下にザコ軍団としてウグイ、オイカワ、クチボソなどがぶら下がっている。もちろん、ヘラブナやマブナ、タナゴもいたけど食べる対象じゃなかったし、ブラックバスやブルーギルといった外来魚は俺が群馬を出てから爆発的に増えたらしいので、小学生時代の俺は見たことも触ったこともなかった。
そんな生態系の中にあって、スポーツフィッシングの対象魚としても、また食材としての存在感も抜きん出ていて、毎年秋に釣り大会も開催されていたのが今回のテーマである“コイ”なのである。
『あつ森』においても、コイの主張はかなり強烈だ。
釣れる場所は“池”のみなので、ルナステラ島では島のシンボルである星池がその対象。
ここにさかなのまきえさを撒くと……!
ときに、
「うお!! めっちゃデカい魚影が現れた!!」
と驚くことがあると思うが、
その正体のほとんどがコイだ。
と言いつつ、池に見る巨大な魚影の80%は、
ブラックバスだけど^^;
って、それ“その正体のほとんどがブラックバス”でいいじゃねえかw
現在と比べて、魚の数が圧倒的に多かった昭和の群馬であっても、野良釣りでコイが釣れることは滅多になかった。
稀に……それこそ1年に数回くらいの割合で、ザコ釣り用のほっそい竿に、
「ガッツンッ!!!!」
と巨大な当たりがきて、
「え!? えええ!? 地球が釣れた!!?」
驚き戸惑っていると、ユラリと水面下に大きな黒い影が……!
「!!!!! コイだ!!! コイきたぁぁあああ!!!!」
断末魔のような叫び声を上げると、まわりで釣りをしていた仲間はもちろん、知らないおっさんも駆けつけてきて、
「慌てんな!! 糸、何号だ!? 切らすなよ!! いま網持ってくっかんな!!」
と全面協力体制になって釣り上げるのを手伝ってくれたものだ。懐かしいなあ。
そして見事、大きなコイを釣り上げたりするとすぐに同級生のあいだにウワサが広まり、翌日の教室では、
「おーちゃん(俺のこと)、昨日コイ釣ったんだって!? すっげーな!! でっけんかい!?(大きかった? の意)」
まるでヒーローインタビューのようにたくさんの連中が押しかけてきて武勇伝を聞きたがった。コイは、海なし県の釣り好き少年にとっては、RPGのボスキャラの如く尊い存在だったのである。
そんなコイを、俺は『あつ森』でいつ釣ったのかなぁ……と思ってスクショ庫を漁っていたところ、なんと……!
自分でもビックリwww 『あつ森』の発売日である2020年3月20日の夜には釣り上げて、
翌21日に博物館に寄贈していたわwww このころの俺、マジでやる気に満ちていたんだなぁ(いまやる気がないわけじゃないぞ!w)。
そんなコイの、世界一おもしろい解説が↓こちら。
まあ、上でもさんざん思い出話を書いちゃったけど、補足として読んでみてください!!w
俺とコイ
コイは、コイ目・コイ科・コイ亜科・コイ属に分類される大型の淡水魚の総称。
『あつ森』にもいるタナゴやらオイカワなんかも同じ系統の魚なので、解説を書くとそのたびに、「コイ目コイ科コイ亜科……」って念仏のように唱えることになるので“コイ”がゲシュタルト崩壊を起こしそうになるけど、その総本山というか総帥というか頂点というか……とにかく、コイ軍団の親玉こそが“コイ”なのである。
おもに川や湖、池なんかで見られる魚だが、その気になれば細い小川や用水路など、淡水のあるのとこだったら日本中で見られる非常にメジャーなお魚さんである。
コイは、60センチ~100センチにもなる巨躯を誇るだけあり(釣りキチ三平には2メートルくらいのが出てきた気が)、釣りの相手としても、また食用としてもたいへん重宝されている。
俺の生まれ育った群馬県の下仁田町では、毎年秋になると西牧川という鏑川の支流に大量のコイが放流され、大人も子どもも参加できる“コイ釣り大会”が開催されていた。
俺も、小学校5年生のときからワッセワッセと参加していたが、中学1年で参加したときにヘンなおっさんが近づいてきて、
「コレでちゅるん?(これで釣るの?)」
と言いながらコイのエサを食われてしまったことがあって(マジ)、以来恐ろしくて参加するのをやめてしまった思い出がある。もしかしたらあのおっさんは、コイの化身だったのかもしれない。
ちなみに前述の通り、コイは食用としても広く用いられており、子ども時代にコイのあらい、鯉こく(コイの味噌汁)をしょっちゅう食わされた。これが非常にクセがある味なのだが……文字通り慣れるとクセになるので、ぜひ一度ご賞味あれ。
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年5月20日の様子は↓こちらです。
“ハエ”を捕まえたくて大量のごみ袋をDIYして放置したんだけど……これではハエは発生しないと数日後に気付く……w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo