島の生き物を、おもしろおかしく解説!
先日、同僚のたっちー先生が下した、
「せっかく丸1年以上ぶっ続けで遊んでいるんだから、その知見を新たに『あつ森』を始めた人に提供せよ!!」
という号令のもと、“ドジョウ”と“ウグイ”という、目をつむっていてもバンバン釣れる“ザコオブザコ”2種の解説記事を書かせてもらった。
一応、立て付け的には、
“5月から新たに釣れるようになったお魚の解説”
という、時節柄を意識しての記事になってはいるんだけど、前述の通り対象がザコ中のザコのことなので、書いた俺自身が、
「これ……わざわざ解説するような生き物なのだろうか……?(((( ;゚Д゚)))」
という疑問を抱いてしまった。これは由々しきことである。
この、書き手が陥りがちな袋小路に踏み込みそうになったとき、その状況を打開する方法を俺はよく知っている。
その手段は、大きくふたつあるのだ。
ひとつは、
・その企画はなかったことにして、読者が忘れるまで二度と踏み込まない
という禁断の荒業。
これは、良心の呵責にさえ耐えられればもっともスッキリとする方法なんだけど(そうか?)、デメリットとして、
「中途半端で切り捨てたあの企画……いまこそやりたいな!」
と思ったとしても、よほどずうずうしくない限りシレっと復活させられない……ということが挙げられる(苦笑)。
そこで。
俺は、“もうひとつの手段”に打って出ようと考えた。これならば、ザコ、レア問わずに生き物の数だけ記事にできるし、コンプリートした暁にはそれだけで1冊の単行本にまとめられるくらい価値のあるものになるんじゃなかろうか……!!
「そうだそうだ! そうしよう!」
俺が考えた方法とは……ズバリ!!w
「もっとこの企画に踏み込んで、時節もレア度も関係なくすべての虫、魚のおもしろ解説を書いてくれようぞ!!www」
さあさあ、忙しくなってきたぞww
ヨナグニサンを解説!
とはいえ。
夏の気配が漂ってきたこの季節に、いきなり、
「ワカサギとは?」
なんて、旬を外しまくりの解説を書いてもおもしろくない。
そこで一応、コンプリートを目指すとしても、ひとつのルールとして、
「その季節にキチンと捕獲できる生き物の解説を書こう。なのでワカサギは、7ヵ月後だな^^;」
このような独自規定を設けた。これならば、読んでいる読者も違和感を感じることはなかろう。
というわけで。
先のドジョウ、ウグイに続いて解説させていただくのは……!
春の宵より飛来し、人面を思わせる巨大な翼で人々を恐怖のどん底に叩き込む神出鬼没の巨大生物ッ!!
“木陰に潜む悪夢”
こと……!!
ヨナグニサンだぁぁぁあああ!!!w
ナゼここでヨナグニサンを抜擢したのかと言うと、つい先日、ひさしぶりに夜のルナステラ島を散歩していたとき、いきなり、
「あ……! だ、誰かに見られている感じがするんだけど……!!(((( ;゚Д゚)))」
と戦慄するほどの視線を感じてしまい、リアルに周囲をキョロキョロと見回してしまったことがあったのだ。
時刻は、夜の8時半。
幽霊がやってくるという丑三つ時はまだまだ先で、それが返って、俺の恐怖を助長した。
「や、やべえ……(((( ;゚Д゚))) 幽霊の無差別攻撃きたかも……(((( ;゚Д゚)))」
見れば2匹の飼い猫も何かを察知したのか、さっきからやたらと興奮して壮絶な追いかけっこを展開している(いつものことだろ)。
いったい、俺の近くに何がやってきたのか??
この、巨大なふたつの目で睨まれているような感覚は……タダ事ではないぞ!!?(((( ;゚Д゚)))
「こ、こわひ……。絶対、なんかいる……(((( ;゚Д゚)))」
それでも健気に気を取り直そうと、恐怖で泳ぐ目で『あつ森』の画面を見たらだな……!!
ひぃぃぃいいいい!!! みみみ、見てたの、キサマかぁぁぁああああ!!!!www ヨナグニサン、マジでおっかねぇぇえええ!!!><
俺をジトッ……と見つめていたの、この巨大な蛾でしたわ……w
ヨナグニサンの存在感は、『あつ森』で捕獲できる虫の中ではアレキサンドラトリバネアゲハと並ぶ“双璧”で、恐怖度で言ったらブッチギリのダントツ1位……。こいつが止まっている木に知らずに接近し、このときみたいに視線を感じて、
「……ん?」
と振り返って、羽にある目(※正確には“眼状紋”という模様)が合ったときの恐怖たるや……!! まさに筆舌に尽くしがたいものがあるのである。
こういった怖い虫は、速攻で捕獲だ。
ヨナグニサンはそこそこ敏感なので、捕獲の際はAボタンを押しっぱなしにして虫あみを構えてから、ジリジリと接近して……!
「ここぞ!!」ってところでAボタンを離して虫あみを振るおう。これで、ほぼ確実に捕獲することができるぞ。
最後に、俺とヨナグニサンの思い出をつづったコラムをひとつ。以前、この日記に書いたものに加筆修正を加えておりますw
俺とヨナグニサン
ヨナグニサンは、チョウ目ヤママユガ科ヤママユガ亜科ヨナグニサン属に分類される巨大な蛾で、前翅長(上のほうの羽ですな)は130ミリ~140ミリほどもある。日本に生息する蛾の中ではもちろん最大で、世界的に見ても堂々の第2位(近年まで1位だったらしい)にランクインするというから恐ろしい(((( ;゚Д゚)))
↑こちらの説明にある通り、ヨナグニサンは“ヤママユガ科”に分類される蛾なのだが、俺が中学生のとき、通っていた中学校に同じヤママユガ科の“クスサン”という巨大蛾が大発生したことがあった。フリー素材で写真を探してみたのだが、↓こういう蛾ね!!!
……って、じつは最初、写真も入れていたんだけど、記事を編集している同僚のたっちー先生から、
「てめえ!!!(# ゚Д゚) なんつー写真を送り付けてくんねん!!!! ででで、デカい蛾、キモォォォオオオオ!!!!>< ぜってーに掲載しないからな!!!(# ゚Д゚)カーーー!!!」
と烈火のごとく怒られ、写真は削除することになりました((((;゚Д゚)))
その中学では夜になると、社会人野球チームがナイターで練習や試合をしていたんだけど、強烈なライトの光に吸い寄せられたのかどこからともなくクスサンが飛来。その数はアレヨアレヨと言ってる間にネズミ算的に膨れ上がり、気が付いたときにはグラウンドのまわりに張り巡らされていたネットはすべて巨大蛾(10センチくらい)で覆われてしまったのだ((((;゚Д゚)))
あまりにもビッシリとネットに張り付いていたため、最初は、
「あれ?? いつのまに学校のネット、グリーンから茶色に変えたんだろう??」
と気づかず、野球の練習見たさもあってなんの危機感もなくネットに接近しちゃったんだよね……。すると、モフモフ蛾特有のぬくもりというか温かみというか……とにかく不気味な体温のようなものを感じてしまい、
「え……?? な、なにこのネット……((((;゚Д゚)))」
とじっくりと見てみたら……!!!!!
ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ……
と蠢く、数万匹の巨大蛾がぁぁぁあああ!!!((((;゚Д゚)))
そんな経験をしてしまったので、いまだ蛾は苦手です。
続くw
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年5月13日の様子は↓こちらです。
ベアードの後釜探しに離島ツアーに赴き、最初に遭遇したのがこのヴァネッサ。オオカミ系の住民はひとりは欲しいと思っていたので、速攻でスカウトしたのでした。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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