By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
先週末にはMTGアリーナとMagic Onlineにて『ストリクスヘイヴン:魔法学院』がリリースされました!
みなさんはもう『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のリミテッドやスタンダードはプレイされましたか? 僕はさっそくドラフトを楽しんだり、スタンダードの新デッキを組んで回してみています!
たぶん組み間違えてるんだろうな~って思いながらやってた。 pic.twitter.com/qYmWWwPIpL
— ドブフクロウ (@dob_strix) April 17, 2021
最近ちょこちょこ調整してるゴルガリアリストクラッツ。可能性は感じなくもない。 pic.twitter.com/FBk7k013dZ
— ドブフクロウ (@dob_strix) April 19, 2021
特に今セットの新メカニズムである「履修」と「講義」は非常に新しいプレイ感で、リミテッドがとても楽しいですね。アドバンテージに直結する能力なのでシンプルに強いということももちろんのこと、「履修」と「講義」のピックのバランスを意識することも大切! また、アーキタイプ環境なのでカード同士のシナジーも楽しめます。僕はまだ赤白のアーキタイプだけプレイできていないのですが、そのうちピックしたいな……。
もちろん構築フォーマットでもさっそく『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の新カードが使用されています。今回はさっそく最新のデッキリストを見ていきましょう!
STANDARD CHALLENGE on April 18, 2021
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』がオンライン上でリリースされた週末に、Magic Online上で開催されたSTANDARD CHALLENGE。新環境一発目ということもあり、上位には前環境からの既存デッキが多く入賞していましたが、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の新カードを多数採用したデッキも健闘していました。
中でも、今回は上述の通り今セットの注目のメカニズムの一つである「履修」と「講義」をうまく使用したマルドゥ・サクリファイスデッキをご紹介します。さっそくデッキリストを見ていきましょう!
マルドゥ・サクリファイス(使用者:WORDY333選手) | |
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枚数 | カード名(メインボード) |
4 | 《荒廃踏みの小道》 |
4 | 《陽光昇りの小道》 |
2 | 《寓話の小道》 |
2 | 《山》 |
4 | 《針縁の小道》 |
2 | 《沼》 |
4 | 《悪意の神殿》 |
4 | 《オリークの首領、エクスタス》 |
4 | 《ひきつり目》 |
2 | 《火刃の突撃者》 |
1 | 《死の飢えのタイタン、クロクサ》 |
2 | 《悲哀の徘徊者》 |
4 | 《初子さらい》 |
4 | 《禁じられた友情》 |
3 | 《検体探し》 |
2 | 《髑髏砕きの一撃》 |
4 | 《禁忌の調査》 |
4 | 《村の儀式》 |
4 | 《想起の拠点》 |
枚数 | カード名(サイドボード) |
2 | 《死の飢えのタイタン、クロクサ》 |
4 | 《砕骨の巨人》 |
1 | 《歴史解明学》 |
1 | 《壊死放出法》 |
3 | 《害獣召喚学》 |
2 | 《乱動する渦》 |
2 | 《アクロス戦争》 |
通常、クリーチャーを生け贄に捧げる行為はカードアドバンテージを失ってしまいます。よって、クリーチャーを生け贄に捧げることでシナジーを形成するサクリファイス系デッキにはアドバンテージの獲得手段も必要になります。今回ご紹介する「マルドゥ・サクリファイス」は、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の新カードである《オリークの首領、エクスタス》と「履修」+「講義」パッケージをデッキに組み込むことで、アドバンテージの獲得を目指したデッキです。
《エクスタス》は「モードを選択できる両面カード」で、表面・裏面の両方がクリーチャーを生け贄に捧げることとシナジーします。表面の《エウクスタス》本人は、新しいキーワード能力である「魔技」によって生け贄に捧げたクリーチャーカードを手札に戻すことができ、裏面の《血の化身の目覚め》は戦場のクリーチャーを一挙に生け贄に捧げることで素早く凶悪な性能を持ったトークンを生成します。
ゲームの序盤ではクリーチャーを多数展開から《血の化身の目覚め》に繋ぎ、中盤以降は《エクスタス》でアドバンテージを回復するといった二役を同一カードスロットで完結してくれる強力な新カードです。
《ひきつり目》は1マナ1/1飛行と単体では頼りないクリーチャーですが、死亡することで「履修」を行うことができ、このデッキにはまさにおあつらえ向きです。《ひきつり目》を生け贄に捧げながら《害獣召喚学》をプレイすれば盤面のクリーチャーは減るどころかむしろ増えていき、それらの挙動に上述の《エクスタス》が絡めば宇宙と言えるでしょう。
クリーチャーを出しては生け贄に捧げ、クリーチャーを出しては生け贄に捧げ……その過程で対戦相手のライフを掠め取っていくのがこの《想起の拠点》です。かつて同様の能力を持った《血の芸術家》や《ズーラポートの殺し屋》といったクリーチャーもいましたが、いずれも構築フォーマットでも目覚ましい活躍を見せていました。こちらの《想起の拠点》はエンチャントなのでメインボードから対策しにくいのがウリです。
このデッキは墓地が肥えやすいので、サクリファイス系デッキではすっかりおなじみ(?)の《死の飢えのタイタン、クロクサ》ももちろん採用されています。《エクスタス》で手札に戻す対象のクリーチャーとしても優秀です。まだ新環境のスタンダードのデッキが見つかっていないという方は、ぜひこのデッキ全体が生け贄シナジーのために組まれた「マルドゥ・サクリファイス」を試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、この春大学に入学したみなさんはカルト的団体などへの勧誘にご注意ください。生け贄に捧げるのはマジックの中だけにしましょうね!
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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