トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×るす 第5回】
あとばる×るす対談も今回がラスト!
最後はガチマッチでの好きなルールやメンタルコントロールの方法について語ってもらったぞ。プレー中についイライラしてしまう…なんて人は参考にしてみるといいかも!?
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaるす
N-ZAP85とジェットスイーパーカスタムのふたつのブキで、驚異のXパワー3000超えを達成した凄腕プレーヤー。もともとダイナモローラー使いとして有名で、シューター系はほとんど持ったことがなかったにも関わらず、試しに持ってみたらすぐにXパワー3000を達成してしまったという、とんでもないセンスの持ち主。プロチームのPixio Monsterに所属しており、カラマリやGGBoyZといった強豪チームが争った「プレミアリーグ」では見事に優勝を達成。いまもっとも注目すべきプレーヤーのひとりだ。
ガチマッチの好き・嫌いなルールは?
――るす選手は、ガチマッチの中でとくに好きなルールはありますか?
るす:ヤグラが一番好きですね。
――ヤグラが好きというのは、単純に勝率がいいとかそういうことですか?
るす:そうですね。
あとばる:ジェットスイーパーを使えると、ヤグラは楽しいですよね。
るす:そうですね。延長戦のときに、相手が必死にヤグラに乗っているところにめっちゃニコニコしながらハイパープレッサーを撃っています(笑)。
――逆に苦手だったり、嫌いなルールはありますか?
るす:ガチアサリですね。一番難しいです。
――ガチアサリだとどのブキを持っていくんですか?
るす:なにを持ったら勝てるのかが全然わからないので、とりあえずN-ZAP85とかデュアルスイーパーカスタムとかスプラスピナーとかけっこういろいろ持ちますね。
――自分の中で「こうすれば勝てる」というポイントが捉え切れていない感じ?
るす:そうですね。リスキルしなきゃ勝てないというイメージしかないです。
――あとばる選手は好きなルールはありますか。
あとばる:アサリが一番好きですね。そもそもルールとして競技性があるのが面白いなと思っていて。安定して勝つのが難しいルールなんですけど、お互いの編成とかスペシャル状況とかを見て、「こうしたら勝てるな」というのを組み立てていくのが楽しいですし、味方とうまく連携がとれたときがすごく気持ちいいので好きですね。
逆にエリアが一番苦手なんだなって最近気付きました。
――エリアは最近あまり調子がよくない?
あとばる:いまいち勝ち方がよくわかっていないというか、一番脳筋ルールな気がしていて。戦略うんぬん以前に、その戦略を組み立てるための前提となるキルが必要みたいな。そのキルをどう取るのといったら、もうゴリ押ししかないみたいなイメージしかなくて。
日本だとエリアが一番人気があって、自分も一番エリアを多くやっているんですけど、最近はどうにも勝てないので、たぶん自分はエリアが苦手なんだなと思ってます(笑)。
――たぶん、調子の波もありますよね。以前はこれが一番得意だと思っていたけど、最近は全然ダメみたいな。
るす:ありますね。
あとばる:もしかすると、半年後とかには「エリアが一番好きです」って言っているかもしれない。
るす:アサリが一番好きになるかも(笑)。
――ただ、そうした好不調がありつつも、自分の中の総合的なスキルはどんどん積み上がっているといった実感はふたりともありますか?
るす:ありますね。
あとばる:ガチマッチをやってマイナスになることはないですね。やればやるほどうまくなりますね。『スプラトゥーン』というゲームは。
――そういえば、るすさんがYotubeにアップしている動画の中で、「ムツゴ楼のエアリで相手が3落ちしたらとりあえずリスポーンに帰るのが大事」というお話をされていたんですけど、これは1度リスポーンに帰ることで、相手のリスタートを迎え撃ちやすくなるということですか?
るす:そうですね。やっぱり上の方が有利なので。上から下の味方と一緒に敵を挟んであげることを意識して帰るようにしていますね。
ガチマッチでイライラしないためのメンタルコントロール
――ガチマッチをやっていると、つい味方にイライラしてしまうこともあると思います。そういう場合、どうやって冷静さを取り戻していますか?
るす:イライラするときは、自分の太ももを叩いたりしてます(笑)。
――自分に当たるんですね(笑)。
るす:そうやって、自分に「抑えろ」って言い聞かせてます(笑)。やっぱり、イライラするとプレーも雑になって負けやすいじゃないですか。でも、「負けるのは嫌だ」というのを頭で考えていたら勝手にイライラも収まっていますね。
あとばる:イライラする試合って、結局は自分が動けていないことが多いんですよ。自分がやりたい動きができていないから、ついイライラしてしまう。逆に負けたけど、自分ではしっかりやり切った試合ってそんなにイライラしないんですよ。
だから、イライラしているなと思ったときは、「いや、自分が動けていないのを味方に当たっているんだぞ」って言い聞かせるようにしています。
――『スプラトゥーン2』も発売から3年以上経ってますし、たとえ味方が「うーん」というプレーをしても「まあ、そういうこともあるか」とけっこう割り切れるようになってきたりはしています?
あとばる:いや、どっちかというと発売した頃のほうがイライラはなかったですね。
るす:最初の頃は「なんて楽しいんだ、このゲームは」ってなっていたのに、いまは「いや、マジか」みたいに思うことが多くなった(笑)。
あとばる:そっちの方が強いですね。たまに「ちゃんとルール理解してる?」みたいなプレーヤーさんもいて……。まあ、たまたま調子が悪かっただけだとは思うんですけどね。その人が相手に来たらめちゃくちゃ活躍したりするので(笑)。
――味方とどうにもうまく噛み合わないことってありますもんね。では、最後にチームとしての今後の目標などあれば教えてください。
るす:僕らがチームとして大会などで楽しんでいるところを通じて、見ていただいた方に「3年経ってもこのゲームまだまだ面白いな」とか「自分もやってみよう」と思ってもらえるようなチームを目指していきたいです。
あとばる:公式大会があればもちろんそちらにフォーカスを持っていくんですけど、最近はそういうのがないので、自分たちで大会を開けたらいいなって話をしています。プレー面でもそうですけど、大会運営という面でも『スプラトゥーン』というゲームをもっと盛り上げていけたらなとは考えています。
・ガチマッチはやればやるほど上手くなる!
・試合中にイライラするのは味方のせいではなく、自分が動けていないだけだと自覚すべし!
次回は世界で初めてXパワー3000を達成したあのプレーヤーが対談に初登場! 次回もお楽しみに!