でんでん虫の思い出
『地球防衛軍』シリーズの魅力は、なんといっても巨大昆虫の大群にある!!
ってことで、『デジボク地球防衛軍』にも登場するおなじみのアリんこやスズメバチを解説する記事を前回書いた。
男ってのは総じて、人生で一度くらいは、
「虫って、かっちょいいいい!!!>< カブトムシもカマキリもバッタも、全部捕まえたいよぉぉおおお!!!><」
と、“虫愛”が暴走して悶絶する瞬間が必ずある(断言)。当然、俺もその例に漏れず子どものころから“虫LOVE”な男で、実家にいたころはさんざん母親を困らせたものだ。
たとえば、小学校1年生のとき。
当時の少年角満は“カタツムリ”という物体に異様なほど魅せられていて、梅雨どきになると大きなノリの空き瓶を小脇に抱えての“採集活動”に忙しかった。
俺が生まれ育った土地は群馬のド田舎の下仁田町というところなので、カタツムリはおろか、カブトムシもクワガタも、ムカデもザトウムシも便所コオロギも無限にいるというこの世の終わりのような“虫天国”。よって、小一時間も採集活動をすれば大きなビンにびっしりと、でんでん虫が蠢くこと130匹……なんてことになっていたのである。こいつを、
「ママー! でんでん虫、たくさん獲れた~!^^」
と天使の笑顔で嬉々として持ち帰る息子を見て、母親は、
「ぃやぁぁあああああ!!!! こここ、このバカ!!! 早く逃がしてきいよ!!!(怒) そそそ、そんなもん、家に入れんなバカ!!!(激怒)」
と、阿修羅のような顔で怒っていた。こんな、でんでん虫の大群程度でビビッていたのでは……ウチのオフクロは、『地球防衛軍』シリーズはどうがんばっても無理だろうなw
リアルな虫との比較
俺の虫好きは基本的に、大人になっても変わっていないように思う。
群馬を出てからは、都内やさいたま市といった大都市で生活しているので、なかなか虫と接する機会はないんだけど、だからこそ、たまに、
「お!」
という“虫な風景”に出くわすと必ず写真に収めちゃうからなー。
たとえば、クマバチ。
『デジボク地球防衛軍』には“ツキサスピアン”という巨大スズメバチが出てくるけど、
次回作ではぜひ、モコモコでかわいいクマバチも敵キャラとして入れてほしいと思ったねw
あと、セミ!
まるで絵のように美しい、ミンミンゼミの写真。これは以前、長野県にツーリングに行ったときに見つけて写したものだな。あまりにも立派で堂々としたミンミンゼミだったので、
この、ツキサスピアンの女王のような、特別な存在だったのかもしれん。
そしてカマキリも、見かけたら絶対に撮影する昆虫だ。
カマキリに関しては、その姿を模した敵が『デジボク地球防衛軍』でも猛威を振るっている。“デストロイ・マンティス”という名前で、頻繁に侵略してくるのだ。
巨大な衝撃波を飛ばしてくる遠隔攻撃が厄介なことに加え、耐久力も高いなかなかの強敵。大量に現れたら、手こずることは間違いない相手だ。
また、虫そのものではなく、その“巣”も見かけたら写真に残すことにしている。
代表的なのは、やっぱり蜂の巣だな。
これは、数年前に自宅の軒先に作られてしまったスズメバチの巣だ。まだ中に戦闘兵いたんだけど、ハチ用の殺虫剤を買ってきて自分で処理してやった。
ちなみに『デジボク地球防衛軍』には、コレとソックリな蜂の巣が登場する。
うっは……!w ウチの軒先かと思ったわwww
この、無遠慮にデカい蜂の巣からは、無数のツキサスピアンが生まれてくるんだけど……!
次回は、そのときの激闘の様子を記事にするかな!
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』公式サイト:
https://www.d3p.co.jp/edfwb/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』のものです。
© 2020 Nintendo
角満の『デジボク地球防衛軍』プレイ日記のバックナンバーは次のページへ!!