虫の大群最高!!w
じつはちょっと前にノーマルモードのミッションを全クリし、なかなか抒情的なエンディングも見たので、現在は、
「もっとだ!!! もっと厳しい戦いと、もっとヤバい虫プリーズ!!!」
ということで、“ハードモード”に打って出ている。
……まあ、もっと厳しい戦いがいいなら、ノーマルモードのコンプリートによりアンロックされた地獄の“ハーデストモード”に行きゃいいんだろうけど……そこは、礼儀正しく秩序に従順な日本人代表の大塚角満。せっかく、イージー、ノーマル、ハード、ハーデスト……と序列が組まれているんだから……そこはやはり順番を守って、ハードモードからやるしかないよねえ!^^ ホラ、横入りとか割込みとか(同じか)、無理な追い越しとか大嫌いなのでわし!^^ ここは素直に、ハードを片してから進まないとねえ!^^^
……まあ、もっと素直に、
「ハーデストとか、おっかなくて行けるわけねえだろ(((( ;゚Д゚))) アリにひと噛みされただけで全滅するわ(((( ;゚Д゚)))」
と言えないところが、見栄っ張りな昭和生まれの悲しい性なのである(苦笑)。
巨大昆虫を解説する!
とりあえず最後までプレイしてみて、改めて、
「『デジボク地球防衛軍』、楽しいなぁ……」
とシミジミ思ったわけだが、個人的にその拠り所となっているのは“虫の大群”なんだと再認識したわw
そもそも『地球防衛軍』シリーズ自体が、迫りくる巨大昆虫の大群を相手に奮闘する終末感、世紀末感が最大のウリになっていたと思うけど、これがボクセル(立方体)だけで描かれた『デジボク地球防衛軍』でもしっかりと再現されていることに感銘を受けずにはいられないのである。
だって、文字通り四角四面になりそうなボクセルアートにありながら、しっかりとアリやらハチやらクモやらの大群が描き切れているんですよ??
子どものころから、『アラクノフォビア』や『黒い絨毯』、『スクワーム』といった昆虫パニック映画が大好きだった俺にとって、この設定は大好物以外のナニモノでもなかったわ(昔は深夜番組とかテレビ東京で、この手のパニックものの映画をよく放映していたのだw)。改めて、
「『地球防衛軍』シリーズ、イチからやっときゃよかったぁぁあああ!!!」
と後悔の念を禁じ得ないほどである。
……ちなみに、前述の昆虫パニック映画に興味を持たれた場合は、それなりの覚悟をしてから見たほうがいい。まさに『地球防衛軍』シリーズのそれのような、問答無用の虫の大群が出てくるからな。
そんな、愛すべき巨大生物にはいくつかの種類がある。
『地球防衛軍』シリーズの愛好家にとっては釈迦に説法だろうが、俺のような『デジボク』からこの世界に入ってきた人のために、キモい大群スクショとともに紹介させていただくw
■突撃型甲殻生物“ギサンダー”
おそらく、『地球防衛軍』シリーズを象徴する甲殻巨大ザコ。“強きこと”よりも“多きこと”に生きるすべを見いだし、圧倒的な数の論理で攻め込んでくるアリんこの大群である。
ときにビチャビチャと汚らしく、オレンジ色の体液(名前の由来にもなっている“ギ酸”と思われる)を噴射。序盤から出てくるザコ中のザコなのでコイツにやられることはまずないと思うが、
守らなければいけない建物にビッシリと取りつかれると攻撃のしようがなく、一気にピンチに陥ってしまうことも……。
■赤色甲殻生物“ガブリット”
ギサンダーが赤くなった個体で、単純に“亜種”と呼ばれるらしい。公式サイトにそう書いてあるので間違いない。
強烈なのは……そのアゴの力!!
ギサンダーのように酸を放つという飛び道具はないものの、噛みつきに捕まるとしばしのあいだ動けなくなるので、ガブリットのほうが圧倒的に厄介である。
ちなみに、アリ軍団にはさらに、
緑色の個体や、
めちゃくちゃ堅い(と思った)金色の個体がいるような気がするんだけど……当局に情報がないので、詳しいことは調査中である。
■巨大鋏角生物“デカランチュラ”
いわゆる“巨大クモ”だが、ギサンダーと並んで『地球防衛軍』シリーズではおなじみの敵らしい。もう、見るからにタランチュラで、動きも行動もクモそのもの。射程の長い酸を含んだ糸の攻撃がイヤらしく、対峙しただけで暗い気持ちにさせられる。
とはいえ、序盤から出てくるザコってことはギサンダーと変わらず、数の論理で強引にまとめようとしてくるのも同様と言っていい。つまり、100匹出てこようが1万匹あふれようが慌てる必要はないってこと。
ただ……!!
後半のミッションになると、デカランチュラを10倍くらい堅くしたメタリックな大グモも登場する。これがまた異常に強く、角満アーミーズの切り込み隊長、スパルタブラザーβの鉄の剣でも一撃では倒すことができなくて、初めてこいつが現れたミッションはめちゃくちゃに苦労させられた思い出……。機会があったら、その詳細も記事にしたいと思う。
■飛行甲殻生物“ツキサスピアン”
いわゆるスズメバチ。どっからどう見てもスズメバチ。
公式サイトによると、初登場は『地球防衛軍4』とのことで、それまで空の王者として君臨していたのは羽アリだったとのこと。まあ羽アリも大量発生するとめちゃくちゃストレスだけど、見た目のインパクトも攻撃力も、スズメバチが巨大化したツキサスピアンの敵ではなかろう。
ツキサスピアンは、“空を飛んでいる”という時点で、ザコの中では頭抜けた存在だと思う。だって、前述のスパルタブラザーβのような近接主体の兵科ではどうあがいても攻撃が届かないので、ヘタしたら1匹も倒せずに撤退せざるを得なくなるかもしれないのである。
この、圧倒的アドバンテージ。まるで、強者として生まれ落ちてしまった範馬勇次郎のような昆虫……と言ったら、さすがに言い過ぎかもしれない。
■超巨大生物“クイーンギサンダー”
ほかのザコ昆虫と違いボス的な位置づけなので、滅多にお目に掛かれない巨大アリ。まあ“滅多に会えない”と書きつつ、クイーンギサンダーが出てくるミッションに行けば毎回出会えるんだけどな。
最初に見たとき、
「うわ!! でっけえギンバエまでいるのかこのゲーム!!!(((( ;゚Д゚))) ギンバエは、さすがにキモォォォオオオ!!!(((( ;゚Д゚)))」
と震えていたんだけど、女王アリだったんだなコレ(苦笑)。
ちなみに、クイーンギサンダーと同様に、クモやハチもマザー系のデカい個体がいたような気がするが……それらについては、調査ができ次第ご報告したいと思う。
……こういう、勝手な敵分析って楽しいなあwww
ホクホクと満足しつつ、次回に続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』公式サイト:
https://www.d3p.co.jp/edfwb/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』のものです。
© 2020 Nintendo
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