『バイオハザード ヴィレッジ』や『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』、『アサシン クリード ヴァルハラ』、『ファイナルファンタジー16』など、人気シリーズの最新作が続々と発売を迎え、もしくは控えている昨今。
上記で挙げたのは一部の例だが、共通して言えるのはいずれも長年愛されてきた歴史あるシリーズだということ。
それぞれのファン心理としてはたくさんの人にオススメしたくなるものだが、これから興味を持つ人からは、
「たくさん作品がありすぎて迷ってしまう!」という、うれしい悲鳴があがるのはよくあること。
「映画のアベンジャーズってどれから観ればいいんだろう?」みたいにゲームというジャンルに限らず起きうるハナシで、歴史が積み重なるほどシリーズ作品に手を出す際には「何から手を付けたらいいのかわからない!」と迷いがち。
この記事では、魅力ある人気シリーズの沼にハメるための一助となるべく、人気シリーズはどこからプレイする? を主題にしてお送りする。
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▲前回までの記事はこちら!
第5回となる今回は、男の熱い生き様が描かれる「龍が如く」シリーズを紹介!
「龍が如く」シリーズは、実在の歓楽街を再現したリアルな架空の街を舞台に、裏社会で生きる熱き男たちの生き様をドラマティックに描いた作品。
2005年に第一作『龍が如く』が登場してから、15年以上に渡ってリアルな街の遊び・ド派手な喧嘩バトル・壮大な人間ドラマなど数々の要素がたくさんのファンに支持されている。
最新作『龍が如く7』が新主人公への交代を機に大きくシステムを一新したことでも話題を集めた本シリーズに、興味を持っている人は多いハズ。
そこで、シリーズのファンでもあるライター・松葉の独断と偏見のもと、今からシリーズに手を出すならコレ! というタイトルをオススメしていく。
リアルな歓楽街を表現!
龍が如くシリーズ
「龍が如く」シリーズは、実在の歓楽街をもとに細部までこだわり抜かれた街が舞台となっているのが特徴。
シリーズを通して登場する東京の街・神室町を筆頭に、作品を重ねるごとに大阪・横浜などさまざまな街が舞台となる。
その街のリアルさは、まるで実際に繁華街に入り込んでしまったような気さえ覚えるほど。
ゲーム中には実在の店舗も数多くコラボして登場し、現実同様に利用できる。数々のプレイスポットが寄り道要素として存在し、本筋以外の楽しみが豊富なのはシリーズ共通項だ。
そんなリアルな街の中で巻き起こる壮大な人間ドラマと、「龍が如く」ならではの迫力ある喧嘩アクションがシリーズの大きな魅力。
素手だけでなく、周りに落ちている物を利用した戦闘方法や、“ヒートアクション”システムをはじめとしたド派手な演出が爽快感バツグン。
主なシリーズ作品
『龍が如く』(2005年)
『龍が如く2』(2006年)
『龍が如く3 』(2009年)
『龍が如く4 伝説を継ぐもの』(2010年)
『龍が如く5 夢、叶えし者』(2012年)
『龍が如く0 誓いの場所』(2015年)
『龍が如く 極』(2016年)※1
『龍が如く6 命の詩。』(2016年)
『龍が如く 極2』(2017年)※2
『龍が如く7 光と闇の行方』(2020年)
※1『龍が如く』のリメイク作品。
※2『龍が如く2』のリメイク作品。
今から始めるなら
まずは『龍が如く 極』!
『龍が如く』~『龍が如く6 命の詩。』までのタイトルで長らく主人公を務めてきた桐生一馬の生き様はやはり必見。
まずは第一作『龍が如く』のリメイク作品『龍が如く 極』がシリーズを始めるうえでオススメだ。
“堂島の龍”と呼ばれた男・桐生一馬が謎を秘めた少女・遥と共に裏社会の抗争の渦中に巻き込まれていく。消えた100億円と巨大な極道組織の跡目争いを巡って展開する、愛と欲望、人情、そして裏切りのすべてが詰まったドラマからは目が離せない。
重厚な人間ドラマが人気を博した「龍が如く」シリーズの原点が、PS4でのリメイクによって今でも遊びやすいゲームシステムで楽しめる。
桐生一馬の生き様をイチから……いやゼロから!
そして、同時に『龍が如く』の前日譚『龍が如く0 誓いの場所』も非常にオススメ。
“堂島の龍”と呼ばれるようになる前の桐生一馬と『龍が如く 極』でも強烈な存在感を見せたであろう男・真島吾朗の過去が明かされる。
極道としてまだ未熟な二人が成長していく過程や、『龍が如く』へ繋がるストーリーが描かれていて、その完成度は圧巻。
『龍が如く 極』をプレイした後に遊べば、とても感じ入る展開が用意されているので、ぜひ一緒にプレイしてみてほしい。
そしてなんと、ストーリーの時間軸に合わせ、1988年、バブル期の東京・大阪が徹底的に再現されているのが『龍が如く0 誓いの場所』の特徴。
ネオンと人がギラギラした熱狂の街の様子に圧倒されること間違いナシ。「龍が如く」シリーズらしい豊富なサブストーリーでこれでもかというほどバブル時代の繁華街を堪能できる。
余談だが、筆者はバブル期の日本を知らない世代なので、本作で初めて“バブル”というものを体感した。こんなスゴイ時代があったのか……!
『龍が如く 極』、『龍が如く0 誓いの場所』をプレイして気に入ったのなら、その後は『龍が如く2』→『龍が如く3』~『6』と順番にプレイしていこう。3以降のナンバリングタイトルもPS4でリマスター版が発売されているので、すべてのタイトルがPS4以降の機種で遊ぶことができる。
PS5版も発売決定!
『龍が如く7 光と闇の行方』
新主人公が登場するシリーズ最新作『龍が如く7 光と闇の行方』は、従来のアクションから、コマンド式のRPGにジャンルを変更!
ド派手は喧嘩アクションとコマンド式RPGが融合した「ライブコマンドRPGバトル」によって、プレイ体験が今までのシリーズにはない、新しいものになっている。迫力ある演出はまさに「龍が如く」といった感じで、RPG作品のファンにも、従来のファンどちらにもオススメできる!
2021年3月2日には、フレームレートや解像度の向上、ロード時間の短縮などを実現し、更に快適になったPS5用ソフト『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』も発売予定なので要チェック!