ベイ熱中改造塾!!  第17回「世界大会盛り上がり!! 自分なら、この改造ベイで戦う!!」

超改造で日々のベイライフをよりアツく! ベイ界の第一人者による熱血解説記事でGoシュート!

第17回「世界大会盛り上がり!! 自分なら、この改造ベイで戦う!!」

こんにちは! マスターブレーダーホリカワです。ついに11月3日、世界大会「ベイブレードバースト ワールドチャンピオンシップ」が開催されました!! フランスはパリにて世界24の国と地域の代表が激突するベイブレードバースト初の世界大会、結果は公式サイトhttps://www.beyblade.jp/worldchampionship/
をチェック!!

さて今回は、そんな世界中の最高傑作改造ベイが集まる世界大会。もし自分が出場するならこんな改造ベイを使う!!という、プロから見た対世界大会改造を紹介します!!
ちなみに、この記事は大会開催前に書いています。もしかしたら同じ改造ベイが優勝しているかも……!?

■まずは大会レギュレーション!
世界中で販売されている『ベイブレードバースト』ですが、じつは国や地域によって発売されている機種に差があります。世界大会ではその差によって不公平が生まれないよう、下記の通り特別なレギュレーションを採用しました。

・使用可能ベイ=海外版のゴッドシリーズのみ。
※<ゴッドヴァルキリー>から<ビートククルカン>まで
※<マキシマムガルーダ>、<ガーディアンケルベロス>、<ギャラクシーゼウス>、<撃ゴッドヴァルキリー>は除く

・使用可能ランチャー=海外版ランチャーのみ。
※海外版の<ライトランチャーLR>、<ソードランチャーLR>、<ベイランチャーLR>の3機種

・スタジアムは海外版のものを使用。
※日本仕様と違い、オーバーフィニッシュが発生しにくくなっている形状

・3ON3バトルで予選は2ポイント先取、決勝トーナメントからは3ポイント先取になります。

世界中の選手がもっとも入手しやすいアイテムで考えたところ、上記のようになりました。(逆にラインナップが進みすぎている日本では入手が困難なので、出場選手の皆さんにはレギュレーションに含まれる全アイテムをお送りしています)

■ゴッドシリーズで流行った守りのベイ有利!?
大会のスタジアムが四方を高い壁で囲まれ、オーバーフィニッシュしにくいということを考えると……中央で回り続ける持久・防御型が強いと考えられます。
一方で、日本版とロックの機構が異なりますが、強烈な攻撃を受けた場合、あっさりバースト負けしてしまう可能性も否めません。
しかし海外版のベイは全タイプに、そもそもロックがありません。日本版での持久型のデメリットが存在しないのです!

そんなポイントから自分が考える、対世界大会改造ベイはこちら!!

【予想改造1】スプリガンレクイエム.2B.Br

▲左からレイヤー:スプリガンレクイエム、ディスク:ツー、フレーム:バンプ、ドライバー:ベアリング

※画像は日本版のものです。

相手の情報がまったくわからない大会では、相手がどんなベイを使ってきても対応できる万能性が求められます。その点、レイヤー<スプリガンレクイエム>ならば両回転で、多くの相手に対応できるでしょう。
ディスク<ツー>で回転の安定さを上げて。
フレーム<バンプ>は、16連打の守りとやはりトップクラスの重さに期待して。
そしてドライバー<ベアリング>はベアリングによる回転力はもちろん、軸先のお皿による終盤の粘りを見込んで採用です。

日本で旋風を巻き起こした人気持久改造。世界大会でも好成績が残せるでしょう!!

【予想改造2】ドレインファブニル.0.At

▲左からレイヤー:ドレインファブニル、ディスク:ゼロ、フレーム:フロー、ドライバー:アトミック

※画像は日本版のものです。

レイヤー<ドレインファブニル>を使った左回転吸収持久&防御ベイ! 重さと丸さを重視してディスクは<ゼロ>を採用。フレームは<フローフレーム>でアッパーフォースを生みだします。
そしてドライバー<アトミック>のフリー回転する球で小さく動いて逃げる!!
逃げ回りつつ、ぶつかっても回転を吸収するのでトコトン粘れる持久を兼ねた防御型です。

【予想改造3】アルタークロノス.7.Zt

▲左からレイヤー:アルタークロノス、ディスク:セブン、フレーム:メテオフレーム、ドライバー:ゼータ

※画像は日本版のものです。

レイヤーもドライバーもモードチェンジができるバランス型! 合計6パターンもの戦法が可能なので、未知な相手と戦うときに最高の対応力を見せます。

さらにディスクとフレームは攻撃力・防御力の高い<セブンディスク>と<メテオフレーム>を装着します。

イチかバチか思いっきり攻めたいときは、レイヤー<アルタークロノス>とドライバー<ゼータ>の攻撃モード。海外版ベイはロックの機構が異なるので、強力な一撃で十分バーストフィニッシュが狙えます。
手堅く持久勝ちを狙いたいときは上下ともに持久モードにすれば、持久型専門ベイを凌駕する持久力を発揮します!!

どうでしょうか? この3機であればほとんどの相手、戦況に対応できるので、相手の情報が少ない世界大会でも有利に戦えると予想します。

実際の大会結果は次回更新にて大分析しますので、お楽しみに!!

それではまた次回まで3、2、1、ゴーシュート!!

堀川亮(ほりかわ あきら)
マスターブレーダー。2008年、タカラトミー入社。ベイブレードバーストの開発からマーケティングまで、全般を担当。

 

次回は11/12(月)更新!!