トップレーヤー直伝! ブキを上手に使うための心得とは?
――あとばるさんはH3リールガンD使いとしても有名ですが、このブキを使うときのコツやポイントを教えてください。
あとばる:特徴としてワントリガーの3発を当ててしまえば倒せるのと、ジャンプしてもほとんど弾がブレないというのがあります。ほかのブキってジャンプすると弾がブレちゃうんですけど、H3リールガンDはブレないので、ジャンプで相手の弾を避けながら、できるだけトリガーの試行回数を稼ぐことが大事です。たとえば、相手が先手を取ってきてもジャンプで避けて、そこからワントリガーぶち込んじゃえば勝てちゃうので、そこは強みですね。立ち回りとしては、どちらかというとH3リールガンDは近距離に持ち込ませないように動くのがポイントで、射撃後に硬直があるのでできるだけスキも見せたくないんですよ。そうなったときに、お互いに姿を見せ合いながら撃ち合いになると相当エイムが良くないと当たらないので、基本的には決め撃ち……ここから出てきそうとか、ここから来られたら面倒臭いぞ、というところにエイムを置いておくんですよ。その絡みにキューバンボムを使ったりするんですけど、たとえば物陰の裏に敵がいるのがわかったら、裏にキューバンボムを投げて、出てきたところを狙うためにあらかじめエイムを置いておくとか。そのために僕はインク効率アップ(サブ)を積んでいたりするので。エイムでゴリ押しできちゃえば一番いいんですけど、ある程度相手を誘導しつつ、かつ予測して撃っていくのが基本で、もし接近線になってしまった場合はキューバンボムを絡めつつジャンプ撃ちで避けながら戦うというのがいいと思いますね。
▲ジャンプ撃ちでも弾がブレないのがH3リールガンDの特徴だ。
――けっこうマップ理解度とエイム力がないと使いこなすのが難しいブキ?
あとばる:そうですね。マップ理解度がやっぱり大事かなと。なので僕も『2』が出た当初はマップ理解度もなくて、かつそのときはジャンプでけっこう弾がブレたんですよ。なので、「いまはこれを使うのは無理だな」と思って、最初のころは使ってなかったんですけど、最近になってマップ理解度が上がったのと、あとはちゃんとリールガンを持つ余裕ができた感じなんですかね。けっこういい感じに扱えるようになったというか。あと、射撃時にかっこいい効果音も追加されたので、これはもうという感じで最近はH3リールガンDを愛用していますね。
――あとばるさん的にはH3リールガンが一番使っていて楽しい?
あとばる:そうですね。楽しいですね。3点バーストで一気にポーンと倒せるのと、テクニカルなブキだからこそ使いこなせたらかっこいいってのが一番ですかね、個人的に。
――かよたそさんのメインブキである、クアッドホッパーホワイトを使うときのコツやポイントを教えてください。
かよたそ:スライドしたときに確実にエイムを合わせるってのが大切なんですけど、それ以上にスライドで前に出るところと、退くところをちゃんと見極めることが重要だと思います。ほかのマニューバーに比べて硬直時間が圧倒的に長くて、硬直を見せた瞬間やられてしまうことが多いので、できるだけ硬直を相手に見せないことがポイントですね。具体的にいうと、相手の射程が届くところでスライドを終わらせないようにする。退く用のスライドも残しておいて、行けると思ったときは中途半端にしないで敵のすぐ近くまで行ってスライドでちゃんと敵を倒す。
▲スライド後にしっかりエイムを合わせられるように練習することも大事だ。
――なるほど。攻め時を逃さず、しっかりスライドで接近戦に持ち込むようにすると。
かよたそ:はい。あとは4回もスライドできるのでステルスジャンプからの合わせ技が非常に強烈で。相手が着地を見ていたとしてもやれない場合の方が多いので、それを利用して前線復帰までの時間を省きつつ、かつ相手も倒すみたいな立ち回りをして行くのがいいかなと思っています。
――続いて、もうひとつのメインブキであるキャンピングシェルターについても教えてください。
かよたそ:傘をパージしたあと、その前後に隠れながらうまく敵を攻撃していくことが大事ですね。相手にボム持ちがいると全力で裏にボムを当てようとして狙ってくるので、それに引っかからないように傘の表と裏の行き来をスムーズにできるようにした方がいいと思います。
――かよたそさんは元々はマニューバーがメインだったと思うのですが、キャンピングシェルターを使い始めたのはどういうきっかけだったんですか?
かよたそ:自分は動くシールドを持ちながら一方的に攻撃していけるってのが、普通に結構ずるいじゃないですか。それで、これは使いこなしたら強いんじゃないかなと思って使い始めて、これは面白いとなって、そのままずっと使っている感じですね。
――シェルターの中でもキャンピングシェルターを選んだ理由ってなんでしょう?
かよたそ:パラシェルターはパージまでにけっこう時間がかかるのと、耐久値が低いのですぐに破壊されてしまうデメリットがあるんです。その点、キャンピングシェルターは2人以上に攻撃されない限り、壊れることはほとんどないので、安心してパージに乗っかることができるのが大きいかなと思います。
――キャンピングシェルターの場合は、傘を開いて攻撃を防ぐというよりは、パージしてそれをうまく使いながら立ち回るのが基本なのでしょうか?
かよたそ:そうですね。その方が、傘がでかいので相手の注目を浴びて、自分が注目を浴びている間に味方が動きやすくなったりとかするので。あと、塗りも強いので、盤面を整えたりとかもできますし、そのほうがいいと思いますね。
▲キャンピングシェルターのパージは塗り範囲も広く、盤面を整えるのにも役立つ。
・クリアリングをしっかりと行う意識を持つことで勝率も安定する!
・負けた試合だけでなく、勝った試合も「なぜ勝てたのか」を考えるべし!
・うまいプレーヤーのギアをマネすることもウデマエアップの近道!
次回は『スプラトゥーン甲子園2019』で全国大会出場を決めた、あのトップレーヤーが対談に参戦! どんな話が飛び出すのか乞うご期待!<次回に続く>