コレクションホビーの新たな地平を切り拓いた第1弾~3弾。そして今回から、成長期をむかえる第4弾・第5弾の制作秘話をビックリマンの父・反後さんに語っていただきます! 懐かしいキャラ超いっぱい!!
ビックリマン第17回
「第4弾・第5弾秘話その4!最終回! 反後さんの印象に残るキャラ大発表!!」
——第4弾と第5弾はストーリーの始まりもヘッドも強烈ですが、その他のキャラクターについてもお聞きかせください!
反後:
第4弾は、これまでと同じように、子供が興味のあるものに重点を置いて構成しましたね。
——聖フェニックスが登場して、そのままストーリーに沿ったキャラがそろうかと思ったら……。
反後:
天使や悪魔までストーリーに沿わせるのは急かと思いましたからね。まだまだ、子供たちに寄り添った構成にしました。
——子供の興味のあるものはどのように調べたんですか?
反後:
第3弾までと同じように、子供たちに実際に会って話を聞きましたし、雑誌でも扱ってもらうようになってましたからそのアンケート結果も参考にしましたね。あと、子供について調査している『こども研究所』の方にもお話を聞かせてもらいましたね。そこで生まれたのが、『やめ妖怪』ですね。
——80年代に“しらけ世代”や“無気力世代”なんて言葉がありましたね。
反後:
子供がそれではいけない!…ということで、悪魔にしましたね。その他にも時代を映すキャラクターがあたくさんあります。
——第5弾の構成についても教えてください!
反後:
全12種類の天使のうち、6人は若神子(くわしくは第16回)。残りの6体は老天使にしました。
——老天使って、どんな天使?
反後:
若神子は聖フェニックスと一緒に旅をしているのに対して、老天使は天聖界に残っている天使ですね。ストーリーが始まっているとはいえ、すべてのキャラを新たな物語で活躍するものにしてしまうと、ついてこれない子供が出てきてしまう。そこで、考えつきました。さらに、手に持っている球『聖球』がサタンマリアに奪われる…という事件を起こし、ストーリーとのつながりを少しだけもたせました。
——とことんまで子供に寄り添い、考え抜かれた構成。本当に見習いたい!!
(第18回「第6弾! ブラックゼウス誕生で、天聖界崩壊!?」につづく!)
反後 四郎(たんご しろう)プロフィール
1949年、熊本出身。早稲田大学法学部卒業後、株式会社ロッテに入社。85年にメインスタッフとして参加した「悪魔VS天使シリーズ」をヒットさせる。当時はコロコロの誌面に「反後博士」として登場した。
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(C)LOTTE/ビックリマンプロジェクト