By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック1月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、最新の情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
11月に発売した「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」。そこに収録された様々な新規の強力カードたちの中で、これまでの常識を塗り替えたカードがあったのをご存知だろうか。
そう、《チャラ・ルピア》だ。
《コッコ・ルピア》をほぼそのまま2マナにしたかのような性能のこのカードの登場によって、デュエル・マスターズにおいてただでさえ強力な「ドラゴン」のポテンシャルは、さらにもう一段階引き上げられることとなった。
だがだとしても、具体的に《チャラ・ルピア》からどんなドラゴンを召喚するべきなのだろうか。
それを知るためには、実際の動きを想像してみればいい。2ターン目に《チャラ・ルピア》を召喚できたと仮定すると、3ターン目には最大で5マナまでのドラゴンを召喚できるようになる。つまり、5マナのドラゴンを使った最強の動きを想定すればいいということになる。
では、5マナのドラゴンを使った最強の動きとは何か。
3ターン目に《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》から《バジュラ・ザ・スター》を走らせたら最強では???🤔🤔🤔
vol.29-2でも使用した《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》なら、3ターン目までドラゴンだけをチャージしておけばアンタップしたマナから《バジュラ・ザ・スター》までそのままつなげられる。
3ターン目からマナを壊されながらT・ブレイカーに殴られるとなれば、対戦相手はひとたまりもないだろう。
だが、この動きには一つ問題があった。《チャラ・ルピア》を引かないと5マナのカードが手札に溜まってウンチッチになってしまう (?) という問題だ。
さすがに何のマナ加速もなしで初動が5マナというのはガバガバすぎる。私のケツからスマッシュ・バーストが放たれるのを防ぐためには、2種類目の《チャラ・ルピア》が必要なのだ。
とはいえ、「これまでの常識を塗り替えた」はずのカードの2種類目を探すというのは矛盾しているのではないか?と思われるかもしれない。確かにそのとおり、3ターン目に5マナのドラゴンを出せるカードがそう簡単に存在するはずもなく、2種類目は「これまでの常識」こと《コッコ・ルピア》で妥協するというのも選択肢として考えられた。
しかし、実は既に存在していたのだ。3ターン目に5マナのドラゴンを出せるカードが。
《メンデルスゾーン》。モルトNEXTなどにおいて初動として重宝されていたこのカードも、《チャラ・ルピア》と同様に3ターン目に5マナのドラゴンを出せるポテンシャルを有していた。
なぜなら、どうせ《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》のためにデッキの中は可能な限り多くのドラゴンで埋めるのだから、《メンデルスゾーン》の成功率も必然的に高くなるに決まっているからだ。
とはいえ、2ターン目の《チャラ・ルピア》と《メンデルスゾーン》を両方受けるためには、マナベースにかなりの負担がかかることは避けられない。
しかしそこで《トップ・オブ・ロマネスク》と《龍仙ロマネスク》をフル搭載することで、《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》と《メンデルスゾーン》のためのドラゴン要求を満たしつつ、2ターン目の光と自然の両面要求を満たすことが可能となるのだ。
だとしても、このコンセプトにはさらなる問題が残っていた。それは、「《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》も《バジュラ・ザ・スター》も4枚しか積めない」というものだ。
確かに初動は8枚積めたが、肝心の3ターン目の5マナドラゴンが一種類ずつしか存在しないのでは、動きが安定しなくなってしまう。
そこで私が目を付けたのが《闘龍鬼ジャック・ライドウ》で、このカードから「アーマード・ドラゴン」つながりで《バジュラ・ザ・スター》や《凰翔竜機バルキリー・ルピア》をデッキからサーチしてくることで、《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》からのルートほどの爆発力はないものの、単体で進化元と進化先を両方用意できる安定した動きをとることが可能となったのだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「チャラ・メンデルス」だ!
『チャラ・メンデルス』
《チャラ・ルピア》 | |
4 | 《メンデルスゾーン》 |
《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》 | |
4 | 《闘龍鬼ジャック・ライドウ》 |
《バジュラ・ザ・スター》 | |
3 | 《凰翔竜機バルキリー・ルピア》 |
4 | 《鳳翔竜騎ソウルピアレイジ/高貴なる魂炎》 |
4 | 《トップ・オブ・ロマネスク》 |
4 | 《龍仙ロマネスク》 |
2 | 《ボルシャック・ドギラゴン》 |
1 | 《時の法皇 ミラダンテXII》 |
1 | 《蒼き守護神 ドギラゴン閃》 |
1 | 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 |
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。