【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第243回 さすらいの釣り人、現る


 

釣りの使命

 
 『あつ森』の生き物図鑑を埋めるため、昆虫採集と漁業と素潜り漁に注力しなければいけなくなった。
 
 究極的に牧歌的なゲームにありながら労働を強要するあたり、時間や季節だけでなく、巧妙にリアル社会の過酷な現実を反映させていると考えてよさそうである。
 
 “働かざる者、食うべからず”
 
 『あつ森』はときに、ふだん忘れがちなシンプルで奥深い先人の教えをクリティカルに思い出させてくれるのである。
 
 ……のっけから深刻に考えすぎな、いかにもアラフィフ親父の暗い思考をさらけ出してしまいましたがね。たぶん『あつ森』制作陣は、そんなこと1ミクロンたりとも考慮していないと思うけどな(苦笑)。
 
 とはいえ、俺が使命感に燃えて釣りにくり出しているのは厳然たる事実。
 
 しかし、
 
 「絶~~~ッ対に、デメニギスとカジキを釣って帰るぞ! じゃないと、サザエたちに顔向けできんからな!
 
 と、波平さん的気合で釣り糸を垂らしても、釣れるのはことごとく、
 

 
 アナゴさん……じゃなかった、スズキさんばかり。ついつい、
 
 「バッカも~~~ん!!! オマエはもういいんじゃ!!!>< 早く図鑑を埋めさせてくれよ~~~!!><」
 
 泣き言も言いたくなるというものである。
 
 それでもあきらめきれないので、俺は数日前から『あつ森』では釣りしかしていない。ぼちぼち、投資した時間の分くらい見返りが欲しいんだけど……。
 

深刻な汚染

 
 しかし釣りと言うものはリアル世界でもそうだけど、著しく“バイオリズム”というか“波”(同じかw)があるレジャーなんだと思う。
 
 釣れる日は、
 
 「え……? こんなに釣れて大丈夫……? 俺、前世でそんなに善行を積んでたの……??
 
 と思うくらい爆釣するものだが、ダメな日はとことんダメである。
 
 『あつ森』でもその傾向は強く、この日(昨日だな)はどこで釣り糸を垂らしても……↓こんなモンばっか釣れやがったわ……((゚Д゚;))
 

 
 「おおおおおし!!ww フィ~~~ッシュ!!www」
 
 キザに叫びながら竿を上げると……。
 

 
 ゴミ~~~ん……w
 

 
 ゴミミ~~~ん……ww
 

 
 ゴミミミ~~~ん……www
 

 
 ゴミミミミ~~~ん……wwww
 
 って、どんだけ汚染されてるんだこの島は!!!(怒)
 
 期せずして判明した、不法投棄による自然破壊……((゚Д゚;)) この日釣れたゴミは、
 
・あきかん:8個
・古タイヤ:5個
 
 と、海洋汚染が深刻なレベルにまで達しつつあることを世界に打電したのである(何言ってんだ)。
 

気合を入れ直す!

 
 さあ困った。
 
 このまま惰性で続けていてもゴミの山ができるばかりで、図鑑を埋めるなんて夢のまた夢の偉業になってしまうぞ。
 
 そこで俺は一計を案じ、↓この奥の手を使うことにした。
 

 
 やっぱり釣りにはまきエサだよなーーー!!w
 
 こういう日もあろうかと、浜辺でコツコツとアサリを拾っていたのだ。その努力が、ようやく日の目を見ることになるぞ。
 
 さらに、
 
 「こんなときは、形から入るべきだ」
 
 ってことで、いそいそとお着換え。
 
 釣り用ルックに……ということで、↓このような格好にしてみた。
 

 
 魚紳~~~ん……www
 
 さあ、これですべての準備は整った。
 
 何かしらの新種を釣り上げるまで、俺は『あつ森』内での活動をすべて休止する!!w 話はそれからだ!!
 
 次回、“釣り編”完結!w
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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